作者の自己満的登場人物紹介(ネタバレ有)
*『悪の王国やってます』のシリーズ含め、ネタバレ注意な設定集。嫌いな方は、バックお願いします。
女王 (ブリジッド)
先王を弑逆し王位についた女。
その振る舞いから、『残虐王』と呼ばれる。
濃い目の茶色の瞳に同色の腰まで届く長い髪 (ちなみにストレート)。
常に深紅の衣装を身に纏う。作者的には、DODの赤フリさんの衣装イメージ。
魅惑の谷間と膝枕に最適な太腿を持つらしい(臣下談)。さらに言えば、胸は凶器になりそうなぐらい豊か(某ちびっこ談)。要するに、凸凹体型。
一個人としては、他者と隔絶した圧倒的な殲滅能力を有す。血統的に魔法の適性は無能に毛が生えた程度であるが、滅びの焔を司る炎剣に魅入られたため、火炎系の攻撃魔法の威力が極悪になった。
が、体術は護身術程度にしか修めていないため、剣が武器なのに完全に後衛タイプ。
百年ほど前の内乱にて入れ替わった現在の王家に対し、初代国王の血を引くため、血統的には正統である。
ただし、彼女の国には『王足り得る者が王となる』という決まり事があるので、本来血統により王位が継承されることはない。
が、彼女の先祖が代々王位についていたのは、彼女と同じ特異な人間を輩出しやすかったため。
目を離すといろいろとやらかす王鞘と情人のせいで、気が抜けない。
大凶星である『殺戮の覇王』の星の下に生まれた故に、当たり前の幸せをつかむことが叶わなかった。
王鞘(コーディリア)
『残虐王』第一の忠臣にして、初代国王の時代から歴代の王に仕え続けてきた血族の末裔。一応、伯爵位を有する。
赤銅色の瞳と髪。髪型はちびうさ的に、くりくりに巻かれた長髪を、左右の耳の上あたりで括っている。
つるぺた体型で、主君と違って女性的な曲線とは無縁。
主君・自分・その他・敵(+背景)で世界が完結している。
主君がいれば毎日幸せ。主君に膝枕をしてもらうときが、至福の時間。
ちなみに、主君の情人である男は、お邪魔虫認定。主君の役には立っているものの、死ねばいいのにとか思っている。
倫理観がほぼ皆無で、人を害することに全く忌避感がない。どころか、闘争と命を奪うことに充足を覚える狂人。歯止め役たる主君がいなければ、完全なる危険物。
『主君殺し』の役目を負い、ヒトガタとして異常な戦闘能力を有する。
武器は鋼糸。中距離での戦闘が得意だが、近距離での戦闘が苦手なわけでもない。非力そうな見た目に反し、怪力。怪力だが、鈍重どころか、その俊敏性は他の追随を許さない。
その力の代償は、彼女の『時間』。
外見年齢は十代半ばで固定されているが、実年齢は主従三人組の中で一番上。年をとることも無ければ、睡眠も食事も必要ない。というか、眠ることができないし、食事をとっても味がしない。傷を負っても毒をあおっても、即死しない限り正常な状態に巻き戻り、涙を流すこともできない。主君の傍らにある時以外、生きている実感というものが極めて希薄になっている。闘争と他者の死が、主君以外で辛うじて彼女が生を実感できるもの。
主君に対して甘えん坊に振るまうが、他人に対しては冷徹な表情を見せる。
男 (アルフィー)
『残虐王』の情人。
元々、『残虐王』は彼の妾だった。
赤銅色の瞳と髪。逆立ちがちな髪をオールバックにしている。
銀縁の片眼鏡と手に持つ杖がトレードマークの伊達男。
呪術と権謀術数を得意とする後方支援型の人間だが、意外と鍛えていて脱ぐとすごいとか。
困窮のあまりに縋ってきた十才の女の子を、自分好みに育ててみようと考える時点(当時彼は二十歳)で、彼の人間性が伺える。
王鞘の分家にあたる貴族の当主。因みに、爵位は公爵。主君至上主義な本家から、面倒事を丸投げされる家。
女王・自分・その他・獲物(+背景)で世界が完結している。
女王と18禁的なあれこれをしていれば満足。倦怠期?何それ美味しいの?状態。彼の粘着の証拠が酷いので、女王は肌を露出させる衣服を着たくないらしい。
ちなみに、王鞘の少女は、お邪魔虫認定。女王の支えになっているものの、死ねばいいのにとか思っている。
倫理観が皆無で、人を害することに全く忌避感がない。どころか、人を陥れたり、惨たらしい死に追いやったりして良い汗をかく変態。女王が絡むと余計に暴走する、完全なる危険物。最強(凶)のお邪魔虫要員である王鞘がいなかったら、国が滅亡+女王は拉致監禁コースだったかもしれない。
呪術を用いて、非業の死を遂げた者達を元にした人形を作った際、たまたま『リオン』という統合人格が形成されたのだが、彼に協力的な『リオン』にラッキーと思って、それだけだった。
女王を縛るための我が子を欲していたが、女王の命を奪う役目が、王鞘ではなく自分に回ってきたことに、心の底では喜んでいたヤンデレ男。
子供 (リチャード)
主にこっそり活躍中の、見た目は子供、頭脳は老人の見た目だけ十歳児。
女王と同じく、濃い目の茶色の瞳と短い髪。古風な衣装を身に着けている。
代々の王族が葬られてきた大霊廟の主。
守護を司る聖鎧に魅入られ、限りなく神器と同化しているため、半ば不老不死と化している。
世界最高峰の防御力を有するが、壊滅的な運動音痴・非力・神器を顕現させると動けないの三重苦で、呪具がないと戦闘が出来ない。
初代国王の末子で、数百年の生涯をほぼ引き籠りで過ごしている。
紅姫
地神。
疵物の神域の主。
本性は紅の地竜であるが、仮初の姿として少女の形をとる。
代々の王族の末路を子供と共に見守ってきた。




