表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旗本・大名の家臣で残った戦国大名家(歴史雑談)  作者: 伊丹 美鈴


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/6

第4話は六角家です。

第4話は六角家です。近江国に本拠があり、佐々木氏の嫡流に当たります。戦国時代は近江国南部を支配していましたが、織田信長が率いる上洛軍に攻められて、戦国大名としては滅亡してしまいましたが、その後どうなったのかというお話です。

六角家の祖は 近江国の佐々木氏です。宇田天皇の第8皇子である敦実親王の流れをくむので、宇田源氏と言われています。宇田天皇の玄孫にあたる源成頼が近江国に下向し、その孫にあたる経方が近江国佐々木荘に住み、佐々木氏を名乗ったとされています。 平安時代末期に佐々木秀義が源義朝に属して戦ったのですが、保元の乱では勝者でしたが、平治の乱 では敗者となります。 奥州へ落ち延びる途中、相模国の渋谷氏の庇護を受けることになります。 佐々木秀義の4人の子供は源頼朝の家人として仕えます。源頼朝が挙兵すると4兄弟は鎌倉幕府創設の功臣として頼朝に重用され、本領であった近江国をはじめとして各地の守護へと補せられます。

承久3年に後鳥羽上皇と幕府が争った承久の乱が起きると、近江国にいた佐々木広綱をはじめとして一門の大半は上皇方へ属して戦います。その一方で、広綱の弟の佐々木信綱は北条義時の娘を正室に迎えていたこともあり、幕府方に属して戦いました。幕府方の勝利により、乱が収まると上皇方の広綱は弟の信綱に斬首されます。そして信綱が佐々木氏の総領となります。 佐々木信綱の死後、近江国は4人の息子に分けて継がれます。母親が北条氏であった三男と四男が優遇され、三男の泰綱が佐々木六角氏の祖となります。また、四男の氏信が京極氏の祖となります。 六角氏は代々近江国の守護を務めます。六角の由来は、京都六角東洞院に佐々木泰綱が屋敷を得たからと言われています。

鎌倉幕府の滅亡時は、六角時信が六波羅探題に味方し、敗れ、その後建武新政軍に降伏しています。 また、足利尊氏が建武新政から離反した際は足利方に付きます。室町幕府が成立すると京極高氏(佐々木道誉)が近江守護に任じられたのですが、後に六角氏頼が近江国守護に任じられています。

話を戦国時代まで飛ばします。六角定頼は、観音寺城を本拠として勢力を築き、さらに伊賀国や伊勢国の一部にまで影響力を及ぼし最盛期となります。しかし、六角義賢の代で永禄3年(1560年 )に野良田の戦いで浅井長政と戦って敗れます。さらに、六角義治の時永禄6年(1563年)に重臣の後藤賢豊父子を殺害し、家中で内紛が起きます。(観音寺騒動) さらに永禄11年(1568年 )に織田信長率いる上洛軍と戦い敗れます。(観音寺城の戦い)。その後永禄13年(1570年)に金ケ崎の戦いで織田信長が朝倉義景に敗れたという状況で挙兵しますが、柴田勝家率いる織田軍に敗れます。(野洲河原の戦い)。また、元亀元年(1570年)に朝倉軍が近江に侵攻すると(志賀の陣)、再び挙兵しますが敗れ、織田信長と和睦します。観音寺城を取り返したわけではないので、このあたりで戦国大名としての六角家は滅亡されたと言われています。

 豊臣家の時代になると、六角義治は豊臣秀次、その後豊臣秀頼に仕えます。弓道の師範を務めていたようです。

 六角義治が亡くなると、弟の六角義定が跡目を継ぎます。義定には長男の高賢と次男の高和がいました。長男が病弱ということで、次男の高和が跡継ぎとなります。徳川時代に旗本で残りますが、後に無嗣断絶となります。高賢の長男の定治は義治の婿養子となります。そして、加賀前田家に仕えます。氏も佐々木に復し、加賀藩士佐々木家として幕末まで残ります。

佐々木家及びそこから分かれた六角家は平安時代末から続く名門の家でした。源平合戦で源氏側で敗れたり、鎌倉時代の最後も六波羅探題側で敗れたりしています。さらに戦国時代に織田信長軍に敗れた際も、あまり語られることはないように思いました。で、その後粘り強く加賀藩士として残ってたんだと感心しました。これで、第4話は終わりです。また、第5話でお会いしましょう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ