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053超モンブラン存在証明とおまちかねランチタイム/シェアミール

♪ ♯ ♪ ♭ ♪ ♯ ♪ ♭ ♪   



 ソファとシオが鳥獣戯画✳飢餓モードで叫んでるのを尻目にしつつも、ここは仮想空間なので美味しい料理はすぐに出てくるのです。


 実際に料理することもできますが、まだキッチン出来てない。『球体ホログラム』脳内料理で実際に料理が出てきたり創作もできますよ。 


 球体ホログラムから各々メニューで料理を選び始めました。おっと数人の口からよだれが見えますね。そのうち二人が誰かはもう言わずもがなかしら。


 料金はギルドネットワークス∞BANKsにより潤沢な資金から。うほほい。


 

 ソファが様々な脳回路ネットワークスを高速回転させながら料理を決めていきます。


「エビチリとごはんとコレとアレとソレとシェフのオススメとモンブランとモンブランと本日のオススメスウィーツ!」


 料理がまぁるいテーブルに出現します。配置も脳内イメージ通り。


 テーブルは中華テーブルのように中がくるくる廻るので、シェアミールがしやすい。


 しかも中の真ん中も廻るので三段テーブルなのでした。


(外側も廻ったらどうなるのかな?今度アレンジ創造してみよう)





「私、生姜焼きッ」


 とシェリー/ニック。


「私ジェノベーゼ」


 とシフォン。ライトグリーンな髪の色に似てますね。パスタ。


「鶏肉のアヒージョ」


 とアプル/フィオナ。


「魚介料理パエリア」


 とベルとアヤ。


「パエリアとガスパチョ」


 とオジュ。スパニッシュ続くね。


「やっぱりナシゴレンスペシャル!」


 とカナン。スペシャルてどんなだ。


「パッタイたい」


 とアミン。タイの焼いた米麺ね。九州弁まざってない?出身ちがうよね。


「鶏肉のグリーンカレーにしようかな」


 とココとマナ。何かオシャレ。


「生ハム」


 とアーネ。オンリー?足りる?


「ガイガパオ」


 とまたソファ。タイのバシル使った炒め物かな。


 料理はどんどんテーブルに出現していく。


「サムゲタン」


 とルーナとミーナとマリー。韓国の薬膳食。鶏肉、朝鮮人参、にんにく、ナツメとか。


「ククサブジ」


 とユリカ。イランのハーブオムレツ。


「オムライス」


 ど定番ふわっふわ。これはリーフとペキノ。


「ポキ丼」


 ハワイの漬け海鮮丼。これはミオンとマイル。


「ラウラウ」


 ハワイ語で包む意味。タロイモの葉で豚肉、鶏肉、魚を包んだ蒸し焼き。これはブルーとハピとモア。


「フレスケスタイ」


 デンマークのクリスマス料理。豚の背中のお肉丸焼き中ジューシー表面カリカリ。付け合わせジャガイモ、クランベリーソース。これはお肉好きなシェリー/ニックの選択。


「コッグ・トースク」


 デンマーク。タラに粒マスタード入りホワイトソース。これはきこ/みこさん


「ポテサラ」


 簡単すごく美味しい。


「ローストビーフ」


「ローストダック」


「スヴィチュコヴァー」


「ビーフシチュー」


「スモーブロー」


「グリュッグ」


「ボルシチ」


「ロコモコ」


「サイミン」


「ステーキ」


「フォー」 


「ビビンパ」


「冷麺」


「トッポギ」


「ザ・お寿司!」


「お刺し身」


「ガーリックシュリンプ」


「鶏ももベルギービール煮込み」


「ミートローフ」「ポモドーロ」


「カッスーラ」「ミネストローネ」


「チャパティ」「フムス」


「お蕎麦」「揚げ餅おうどん」


「チャプチェ」「チャナマサラ」


「なす田楽」「栗ご飯」


「焼き鮭定食」「銀鱈の粕漬け」


「揚げ出し豆腐」「牡蠣釜めし」


etc……。



「シェア用に各種サラダてんこもりと生春巻きとナンとピザと海鮮チヂミと鶏唐揚げとお味噌汁とスープも少しずつ頼んでおくね」


「「「「「「はーーい」」」」」」


 ソファは気配りもできるのだ。そして自身も食べたいのだ。じゅるり。


 クラリスタ/シカナティアは釜めしと揚げだし豆腐の和膳みたい。美味しそうに香りを味わってる。シカナティアのつくる料理美味しいんだよなぁ。


『あの方』は料理何が好きなんだろう……。少しうるっとした……。



 出来たて出来たてほっかほか!




「「「せえの」」」





「「「「「「「「いただきまーーーす」」」」」」」」






 もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ。


 ぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱく。


 もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ。


 ぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱく。


 

 もぐんもぐんもぐんもぐもぐ


 もぐんもぐぐんもぐぐんもぐん


 もぐもぐもっぐもっぐもぐーっふぅーんもぐもも


 もぐりんぱくっもーぐもっももっぱくんぱくん。

 

 じゅるりーじゅるりーじゅるりらりらりん


 じゅるーるじゅるーるじゅるりらハピハピ



 じゅきゅイーーーーン!


 誰だ音に合わせてギター弾き始めたやつ笑



 もーーぐもーーぐもーーぐもーーぐ


 もーーぐもぐん もーーぐもぐん


 もーーぐももん もぐもももももん


 もぐもももももん もぐもももももん



 あはーん!


 誰だ恍惚としてるやつ笑



 んまんまんまんまんまんまんまんま


 うまうまうまうまうまうまうまうま


 まいうまいうまいうまいうまいうまいうまいうまいう


 「「「「「「「「おいしいーー」」」」」」」」


 



 みんな食べるの夢中だけれど、少し落ち着いたら幾人かは各テーブルに移動。ワールドカフェ形式。


 半分くらいは立食スタイルになってきた模様。


 くんくんくんくんくんくんくんくん……


 素材が最大限に活かされる(ポテンシャル)のも重要だし、食べる瞬間の味覚を最大限にして(ポテンシャル)味わえるのも大事なのだ。


 古来から食べる瞑想という作法もあって、香りから口に入れる瞬間を最大意識するのだ。今その瞬間を大切にできる。歩く瞑想もある。私たちは踊る瞑想歌う瞑想、演奏瞑想なのだ。


 未来と過去に意識が向かうのはマインドワンダリングとも言う。決してわるいことではない。


 しかし、未来と過去には不安と後悔も起こる時もあるのだ。それもわるくはないが、なるべくここちよくいたい――。


 ページをめくるなら、そのページをめくることに意識がフォーカスされる。それ自身が目的になる。プロセスが何よりも大事にされる。


 その食べ物が口に入る動作そのもの。たべものの薫りが鼻腔に入り、たべものが舌に触れて味覚クオリアを純粋に感じる。純粋意識。


 「「「「「「「「なんて美味しいのーーー!」」」」」」」」


 こーなる。


 数倍から時には数十倍のおいしさをあじわえるのだ。美味しい料理、たべものなら尚更。


 十分味わえた者たちは話をし始めた。最近あったこと、気になっていること、興味があること。


 数分間で聴けることもある。


「今どんな仕事/課題に取り組んでる?」


「困っていること何かある?」


「意見やアドバイス誰か紹介して欲しい人や団体はある?」


 クランはもちろんギルドネットワークス、エクスファミリアの真骨頂だ。


 気の合いそうな初めて会った人にも聴くときっと喜ばれるかもしれない。




 さらに深く入り込めば――


「本当に望むことは何?」


「日々、大切にしていることは?」


 そんなフレーズが想い浮かぶ。



「本当に望むことは何?」


「日々、大切にしていることは?」



 さらには……




「あなたの存在証明は?存在している根拠は?意味は?」



 意味なんてないよ。ただ生きてるだけ。と言うこともできるし、それでもかまわない。


 かまわないのだけれど……


 私たちは、自分たちは元より、ゆかりのあった人たちと、その根拠をみつけあえたらいいなと感じている。つよめていくのも嬉しい。


 そうやって信頼と絆も深まり、繋がりは豊かになってゆく。そうして世界はうるおい始めるのかもしれない。



 私たちはせっかくだからと全員が座れる大きな円環テーブルに座ることにした


 円環テーブルは上空から見ると大きな輪っかに観える。向かいあって座ることができるのだ。


 内側に座る物は集まって、外側の物は少し離れて取り囲む。そしてシェリーが円環テーブルを出してくれた。


 円環テーブルを出現させる時は、中心点から半径を伸ばして、テーブルの大きさをその都度決められる。仮想空間システム自体に『格納』でき、人数が増えても場所さえあれば全員が座れるのだ。


 みなおしゃべりしながら、わらわらと座っていく。



 デザートタァァァイム!



「杏仁豆腐」「ティラミス」

「パンナコッタ」「ブランマンジェ」

「りんごとバナナのケーキ」

「チョコムース」「マンゴープリン」

「ムースショコラキャラメル」


「わらび餅」「ブルーベリームース」

「半熟カステラ」「サバラン」

「タピオカココナッツミルク」

「水まんじゅう」「フルーツタルト」

「あんみつ」「ぜんざい」


「豆花」「グラブジャムーン」

「かぼちゃプリン」「パッピンス」

「カノムモーゲン」「ハロハロ」

「アイスカチャン」「バルフィー」

「ダンプリン」「クリームロール」


「プティチエモロコ」「プラハ」

「ハニーケーキ」「ポリョト」

「ふわっふわのエンゼルケーキ」

「ミルヒライス」「ブルーボラー」

「リカリッシュ」「パンケーキ」


「ハウピア」「アサイーボウル」

「シュトルーデル」「スフレ」

「ショートケーキ」「ババロア」

「フラン」「レアチーズケーキ」



 くんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんか


 香ばしい。より味わうには香りも重要。鼻孔をつまんで食べると味覚が落ちちゃうみたい。



 私たちモンブランLabメンはもちろん。



「「「「「モンブラーーーーン!」」」」」



 噂によると新しいモンブランがメニュリング/インされた模様!我がLabにモンブラン情報ぬかりなし!



 高さは十数センチ。


 マロングラッセは頂上に輝いていない。


 黄色に近いうす茶色。それとも茶色に近いうすい黄色なのか。


 粉砂糖がまぶしてる。まさにモンブランの意味『白い山』


 なんたる荘厳な出で立ち。佇まい。


 モンブランLabの情報によると――


 上から

 洋栗ストリングス

 生クリーム

 和栗

 和栗ペースト

 メレンゲ


 和栗と洋栗の大いなるめぐり逢わせ。


 欧と和それぞれの地域で成長し、和栗と洋栗の大いなるめぐり逢わせによる、和洋折衷フュージョン!


 内側から気品と風格が溢れ出している。


 それらを支えるメレンゲの微笑ましさと器の大きさたるや――。




 ではでは実食……。



 ごくり……。



 ……パク。



 「美ぉぉお味しぃぃぃぃぃぃぃい」


 空気をたっぷり含んだ、ふわっと軽やかエアリー洋栗マロンペーストは、まるで今搾ったばかりの搾りたての様。


 ホイップクリームは舌触りなめらか、繊細な甘さで私がとろけそう。


 ホクホクする和栗は口の中舌の上でふわぁと広がる優しい甘み。


 薫り高いマロンペーストは圧倒的な和栗感。存・在・感。


 ボトムのメレンゲは香ばしいナッツが感じられる。栗の美味しさが溢れ出てくるモンブラン。


「美味しゅうございました」



 超・満・足。





 せえの――




「「「「「「「「ごちそうさまでしたーー!」」」」」」」」


 


 少し遅めのランチも終わりを迎えたのでした。



 




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