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唯一青春物語  作者: クラブ34
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磨けば光る原石はまだ

川原を遠くの陸橋の明かりとクラウンの車のライトで照らしながら練習は夜遅くまで続く。



潤平キャプテン「一年ちゃんと2人一組でバッグを持ってろ!!」


先輩達「オーバーーーーーー」


ラックと呼ばれるものでボールを持って倒れたものを後ろからきた味方選手が相手を押し退けてボールを自軍のプレイヤーに繋げるというもの。オーバーは押し退けるときの掛け声。



慶次達一年は倒れた選手のボールを奪いにくる相手役を衝撃吸収のバックを持ってずっと代わりばんこに2人一組でこなしていた。






昌利(まさとし)「潤平先輩の当たりが重くて衝撃がすごかばい」


昌明(まさき)「潤平先輩だけじゃなかばい。副キャプテンの糸渕先輩も細いけど当たりが鋭かよ」


慶次「フォワード最重量の池本先輩の当たりを受ける俺の気持ちば考えて交替してよ」


※ラグビーには大きく分けて二つのポジションがあります。それぞれフォワードとバックスと呼ばれる。


昌利「亮一くん、いつも俺を支えるポジションばっかりでいつも俺が当たられるけん、前後ろ変わってばい」


亮一「昌利くんは長身やけん、最高の盾たい、くくく」


仲川監督「一年なんばつべこべ言いよっとかぁ!!ラグビーばしよるとだけん痛いのは当たり前たい!痛い痛い言うんじゃなか!!!」




次の日


先輩達「オーーーバーー!!」


昌利・昌明・慶次・亮一「アウチ!!アウチ!!」


正人「痛いって言えないからって、、

、」



潤平先輩「呆れた。こいつら。真面目なのかふざけているのか分からん。糸渕や黒地はこいつらをどう評価する?」


糸渕先輩「意外にこいつら根性あるぜ。いまの一年の筆頭は鳴や正人だけれどいずれこいつらもチームに欠かせない選手になるかもな」


黒地先輩「もう入って2ヶ月か。何だかんだで練習にこいつらついてきている。ひょっとすると、、いや、なんでもない。。」




いつのまにか季節は11月。新チームになって初めての試合、県新人戦まで一ヶ月をきっていた。


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