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成功しただ


ふぅ〜

取り敢えず音魔法を込めた石は完成した。しかし実際使ってみないと成功かどうか、まだ解らない

まぁーメイドちゃんと試してみないとな。


聞こえた《言葉》を《理解》するなら、

石は出来れば耳に付けたい。

イヤリングかピアスみたいに加工出来れば良いんだけど、、、

まぁ先ずは性能の確認が出来てからで良いだろう、取り敢えず耳栓みたいにハメておくかぁ〜


一仕事終えたオレは横穴を出て身体を伸ばす


「あぁ〜疲れたぁー」

数十回試行錯誤し集中して魔法を付与し続けたのでかなり疲労していた。


? あれ? いぁ気のせいか?


「メイドちゃんまだかなぁー腹も減ったしそろそろ帰ってきても、、、、おっ!帰ってきた!」


「おーーいっ!おかえりーっ!」

まだ距離のあるメイドちゃんに声をかけ手を振る


大きなカバンをパンパンにしたメイドちゃんが帰ってきた。


「ただ今帰りました。」


ーーーーーーーーーーーー


一瞬呆けてしまう、、、わかる、、わかるゾ!


「おっしゃーーーっ!!!」


いきなり叫んだオレに若干引きぎみなメイドちゃんに、赤い小さな石を差し出す。

「えっ?なんですかコレ?綺麗…」

オレには伝わらないと思い小さな声で呟きながら石を受けとるメイドに、耳に付けて欲しいと、自分の耳を見せるとメイドちゃんは石を耳に付けた。


◇ ◇ ◇


「えっ、、と、わかる?、、」

恐る恐る尋ねると


「……….!え!?うそ!?はい分かります。」


「あー良かったーっ!えっと今更だけどオレの名前は志波志恩、さっきの石は音魔法で作ってみたけど上手くいって良かったよぉ!で。君の名前は?」


「ラ……ラナ・ウォンです。お…音魔法ですか?」


「うん!いゃー苦労したけど何とかなって良かった」


「あのー…貴方様は賢者様なのでしょうか?…」



「へっ!?」





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