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フーマオと使用人
使用人がノックをする。重厚な鍵を開け、扉を引く。
「フーマオ様。お食事をお持ちしました。本日は〜でございます。」
その言葉にぷくっと頬を膨らませる。桔梗色のくせ毛のロングヘアを両手で掴んで使用人を凝視している。日の目を知らない血管が透けて見えそうなほどの白い肌はきめ細やかくふくりと丸い。アーモンド型の目とすっと鼻筋が通ったパーツがその白い顔に散らされる。そして、瓜二つな顔の男に言う。
「お兄様、その話し方辞めて下さい」
憂い紅い唇がワナワナと動く。
使用人は困った顔で答えた。
「仕方ないじゃないか、貴方は生き神様になるお方ですよ」
ホカホカに温められたコップにお茶を注ぐ。もくもくと湯気が立ちこめ、虚空で消えた、。
いつも通り従事する様子に可愛らしい顔が不機嫌に歪む。
「……お兄様といる時だけはただのフーマオでいたいのに」
クッションを抱き潰し、餅のようなほっぺをぷくーっと膨らまし、駄々をこねた。




