王都内王都内
毎日必死に書いてます。
ーどっかの偉い人ー
「到着したようじゃな」
目の前の獣が呟く、不快な声音だ……
「どうした、王よ」
「いや……何も」
護衛の騎士共の緊張も頂点か……ふん、忌々しい。
「ふふふ……王よ、顔に出ているぞ?」
「……」
その手には乗らん、貴様らのやり口は知っておる。
「流石は聖王よの~」
目の前の獣の尻尾がパタパタと動く、目障りだ。
「まぁ、王女様が居る所以、問題あるまいて」
『はっはっは』『ふっふっふ』『くっくっく』と三つの笑い声が玉座に響く、まったくもって不快だ。
「さてさて、新しき同胞とご対面じゃな」
三つ首の獣め、さっさと去れ!!
ーシロガネー
「見知らぬ天井……いや天丼?」
「てめぇは何言いだすんだよ?!」
いえ、今の僕の心境です。だって……
「お帰りなさいエイミー様」
「エイミー様、旅はどうでしたか?」
「エイミー様~」
街中の人々が『変態テイマー』さん大歓迎って……
「……」
目の前の光景に驚くリーンさん、新鮮です。
「てめぇもアイツと同類かよ」
失礼な、『鋼鉄ジー』……じゃなくて、『鋼鉄の微笑女(笑)リーン』さんの貴重な産卵……驚愕シーンですよ?新鮮以外の何があるのかと
「色々とツッコミてぇが……まぁいい」
諦めるんですか?諦めちゃうんですか?諦めんなYO~♪
「その『熱血元テニスプレイヤー』の真似は止めろ!!」
もっと暑くなれよ~暑苦しくなれよ~♪
「うるせぇ!!」
気合だ~
『スパーン』
おぉう、フェン君の決まり手?張り手?押し出し?
「……」
「ダメですよ、ツッコミをしないなんて」
ーフェンリルー
疲れた……結局、逃げ出す事も出来なかった。
「オマケに折角の同類がコレかよ」
「何だか分かりませんが失礼な~」
せめて『使えるヤツ』だったら……
「何を言ってるんですか~使えるじゃないですか~ボケとツッコミに」
「そっちじゃねぇよ!!」
俺が言ってんのは『呪縛』からの解放なんだよ!!
「血の呪縛からは抗えないんだよ」
「リ○ィー少尉は帰れ!!」
「ここから居なくなれ~」
「てめぇがな!!」
疲れた……本当に疲れた……
ー神官リーンー
えっと……これはどういう意味?
「どうしましたお姉様?」
「え?あっ……いや……」
「クスクス、変なお姉様」
いやいやいや、変なのは貴女でしょ?何々です、さっきまでと違いますよ?誰なんですか?えっと……
「中身入れ替わった?」
「そう、それ」
シロガネ君の言う通り、中身が代わったらとしか
「ふふふ……こちらの私もさっきまでの私も同じ私ですわ」
『ぞわっ』
な……なんですか今の?背筋にこう……何かが
「ざわざわざわ」
シロガネ君五月蝿いです。
読んでくれた方々に感謝




