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23.シナリオ強制力

いつもありがとうございますm(__)m

ショウ王子とテオ騎士団長があ然とした顔をしている。

そんなに驚く事だろうか?

俺は一礼するとアレクシス殿下たちの所へと戻った。

そのため、ショウ王子達が


「あんなにはっきりと牽制されるとは…」

「僕、ロイドさんは優しい人だと思ってたのに…、違ったんですね」


などと言っているとは、知る由もなかった。


―――――――――――――――――――――――――――


「ロイド、どうした?顔が怖いぞ」

「殿下。ショウ王子がレティと接触しました」

「何だって!!?」

「殿下たちの言う、シナリオというものが始まったのでしょうか?」

「そうだな…。ユリアと話して、なるべく接点を無くすように努めたんだが…。怖いな、強制力…」


殿下が考えこんでいる。


「殿下、『強制力』って何ッスか?」


クリストフが聞く。


「あぁ。とにかく強制的に物語を進めようとする、見えない力の事だよ」

「スピリチュアル的な?」

「あ〜…、うん。まぁ、そう思ってくれていいよ。抵抗できない運命って事だから」

「それだと、シルヴィ達がショウ王子の毒牙に必ずかかってしまうという事ですか!?」


ヨハンが必死に問い詰める。


「ヨハン、落ち着いて!それはショウ王子次第だから!」

「まだ大丈夫ですか?」

「大丈夫だと思うよ。強制力はあくまで出会いイベントとかにしか通用しないと思うから。相手の心を操ったりは出来ない筈だし」

「良かった…」

「でも、ショウ王子がシルヴィア嬢狙いだったら、強制的に色んなイベントが起こるかも…」

「大丈夫じゃないじゃないですか!そのイベントって何なんです?!」

「それはわからん!ユリアも言ってただろ?クリアしたのはスカーレット嬢のシナリオだけだって」

「そんな…」


ヨハンが泣きそうだ。


「でも、溺愛してお互いの仲を良好に保てればいいんだろ?」


イスタークがフォローする。


「ヨハンはシルヴィア嬢と上手くいってないのか?」

「上手くはいってると思いますよ。でも、不安の芽は少しでも摘んどきたいじゃないですか…」

「まぁ、そうだな…」


イスタークもヨハンも完璧主義者だな。まぁ、俺も人の事は言えないが…。


「そろそろ懇親会もお開きだな。執務室で一旦、作戦会議でもするか」

「そうした方が良さそうですね。殿下、ユリアはどうします?」

「う〜ん…。クロエ達がこの後、エイダ王女とアビゲイル嬢と顔合わせなんだよ。そちらに配備した方が良さそうだな」

「そうですね。万が一、お茶会にショウ王子が飛び込む可能性もありますし…」

「ロイド、怖いこと言うなよ…。それ、めっちゃフラグっぽいからやめて…」

「それも踏まえて会議しましょうか?」

「…だな」


そうして、俺達は執務室に向かった。



――――執務室


「いや〜、とりあえずみんなお疲れ」


アレクシス殿下がみんなを(ねぎら)う。

執務室にはヘイムダルもいた。


「まずはヘイムダルの報告を聞こうか」

「はい、殿下。ショウ王子とフェイロン皇子の接触の件ですが…」

「どんな感じだった?」

「フェイロン皇子が、ショウ王子に『ミストラル王国、邪魔だよね?』と言っていました」


ブーッッ!!

アレクシス殿下が思いっきりお茶を吹いた。


「な、何だって!?」

「殿下、汚いです」

「いや、今それどころじゃないでしょ!!で、ショウ王子は何て?」

「何も。びっくりした後、考え込んでいましたが、質問には騎士団長の横やりが入って回答していません。ただ…」

「ただ?」

「フェイロン皇子の側近の青髪の男…。かなりの実力者ですね。テオ騎士団長を退けていました」

「青髪の男?」

「きっとラン様ですね」

「ロイドの言っていた側近の男か?」

「はい。確かに実力はテオ騎士団長よりはありそうでしたよ」

「俺の側近と比べては?」

「底が知れないのでわかりませんが、クリストフくらいですかね。イスタークの敵では無いです」

「それはかなり強いな!」


イスタークは人間のカテゴリーに入らないので、人間レベルでいうとかなり強いという事だ。


「フェイロン皇子はそんな手練れを連れてきていたのか…。さすがは次期皇帝と言われている男だな」

「御身を考えると妥当かと…。まぁ、ラン様はフェイロン皇子の乳兄弟ですしね」

「フェイロン皇子は一番の側近を連れてきて、国の選挙陣営は大丈夫なのだろうか?」

「それは大丈夫かと。ラン様は実は双子です。知略に長けたラン様の弟が国に残っていますよ」

「えっ!そうなのか!!」

「はい。ラン様の正式な名前は、(セイ) 蔚藍(ウェイラン)、弟は淡藍(タンラン)と言います。双子を悟られたくなくて『ラン』と名乗ったのでしょう。まぁ、他の兄弟陣営も潜り込んでいるかもしれませんからね」

「相変わらずロイド様の情報収集能力はすごいですね」


ヘイムダルが感心する。


王家の影(ヘイムダル)もそれくらいは知っている事だろう?」

「まぁ、そうですが…」

「えっ?なら何で俺は教えて貰えて無かったの?!」


アレクシス殿下が問う。


「殿下はまだ即位していませんから」


ヘイムダルが平然と答える。


「そこ?そういう所、きっちりしてるよなぁ…」

「国の機密事項なので」


まぁ、そうだろう。王族だからと言って、ホイホイ教えるワケにはいかないからな…。


「俺は心底、ロイド(お前)が怖いよ…」

「俺も。王家の影と同等の情報収集能力とか…わけわからん」


ミレン兄弟がげんなりしている。

俺にとっては、普通の事なんだがな…。


「それより、ショウ王子は何を考え込んでいたんでしょう?」


ヨハンが話を元に戻す。


「そこは本人には確認するしか無いな。口実を作って、何とか考えを聞いてみよう」


アレクシス殿下がひと肌脱ぐようだ。


【総合強さランキング】

エドワード辺境伯、イスターク≫≫≫ロイド>蔚藍≧クリストフ>アレクシス、ヨハン、カイオム騎士団長≧テオ騎士団長>フェイロン


剣のみならエドワード辺境伯、イスタークの所にスカーレットがランクインします。


✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩


読んでみて面白かったなぁと思われた方は、よろしければブクマ評価もお願いしたいです!!

大変、励みになります(。>﹏<。)

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