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青春学校  作者: むにょこ
小学校編
92/124

小学校編 92時間目

※れん視点

「次は玉入れか!」

「頑張ろ〜!」


玉入れ、色々あったね〜。



―――――――――――――――――――――――――――



「よーい、はじめ!!」


「……痛っ……。」

「おいおい誰だよ?こうきに当てたやつ。」

「素直に言ったら許してあげる〜」

「ひぃっ……」

「あすかちゃんか。当てたの。」

「こうき、痛いって言ってるんだけど?」

「まずは謝ってもらわないとね。」

「ちょっとみんな!当たっちゃっただけなんだからそんなに言わないの!」

「はじまっちゃった……。」


たいよう!そんな呆れた目で見ないでよ〜!


「おい、当たったって言ってもこれだぞ?そんなに痛くないだろ。それに、見てたけどかすってただけじゃん。」

「り、りくと……」


こうき!!頼む〜!!


(……分かった……。)


「……痛い……。……痛い……。……痛くて玉入れ続けられなさそう……。」

「ほらほら〜!こうきこんなに痛がってるんだよ〜?」

「誰のせいかな?」

「まずはしっかり謝ってもらわないとな。」

「あすかちゃん、さっさと謝りなよ!」

「謝るのは当たり前のことだろ。」

「そんなに威圧的に言わなくてもいいでしょ!みんなごめんね……!」

「あ、あの……その……ご、ごめ……」

「あすか、こんなやつらに謝らなくていい。」

「ちょっとりくと……!」

「あれあれ〜?なんで出てくるのかな〜?これはりくとには関係ないよね〜?」

「毎回毎回。いちいち過保護だよな。」

「りくとは関係ないんだから出てこないで!」

「それにこんなやつらって酷くない?」

「謝るのは誰に限らずするべきだと思うけど」

「まあまあみんな落ち着いて。ちょっとたいようも何か言ってよ!」

「こうなったら手、付けられないだろ?諦め諦め。」

「なっ……たいよう!!」

「じゃあ言わせてもらうけど、お前らだって関係ないんじゃないの?しゃしゃり出てきて事を大きくして。」

「あわわわ!みんな落ち着いて!」

『とうりは黙ってて。』

「ご、ごめん……。」

「まあさ、こうきとあすかちゃんの問題ってことでいいんじゃないかな?」


なっ、たいよ〜!!


「それにあすかちゃん、謝りたがってるよ?りくとは邪魔ばっかりしてるけど。」

「っっ……。」


そうだそうだ〜!!


「あ、あの……ごめんなさい……。すごい痛いみたいだけど……ほんとにごめんなさい!」

「……もう治った……。……大丈夫……。」

「よかった……!」

「仲直り出来て良かった!ほら、みんな仲良く!」

「るる、悪いけどそれはほんとにもう諦めた方がいいと思うよ。」


たいようの言う通り。るるはあっちの人にも優しいんだから〜!!


「そっか……。せ、せめて運動会の間だけでも……。」

「無理っ!!絶対に無理っ!!」

「たいしの言う通り。俺も無理。もしりひとさんに頼まれたとしても無理だな。」

「ごめんるる。仲良くはできないな。」

「うん。出来ないね。」

「できな〜い。」

「……だな……。」

「分かった……。」


るる……。か、悲しそう……。


「ま、まあでも……。少しくらいなら……。」

「るるの頼みならね。」

「ああ。やってみないことも無い。」

「まあ確かに。運動会の間だけならな。」

「競技中だけってことね〜」

「……だな……。」

「みんな……!!」

「盛り上がってるとこ悪いけど、俺らが無理だわ。」

「はぁっ!!??りくとに決定権なんてありませ〜ん」

「まあまありくと!俺らも仲良くできた方が嬉しいし……ね?」

『う、うん……!』

「わかった。みんながそう言うなら。」


さすがとうりく〜ん!話が早いね〜!


「じゃあさ。よろしく。」

「ああ。よろしくな。」


あ、握手……。運動会の間だけだからな〜!!!



―――――――――――――――――――――――――――



「……痛っ……。」

「またぶつかったんだけど〜??」

「まさかわざと!?」

「わざとは駄目だよな。」

「ああ。駄目だな。」

「謝ってもらわないとね。」

「ちょっとみんな!!」

「まあ、謝ってもらうくらいならいいんじゃないの?」

「あ、あの……その……」

「ま〜たあすかちゃんか〜。」

「わざとじゃんっ!!!」

「わざとだな。」

「あすかちゃんそんなことする人だなんて思わなかったよ。」

「謝ってもらおうか。」

「わ……わざとじゃなくて……その……」

「言い訳するの〜?」

「い、言い訳じゃなくて……ほんとに……その……」

「わざとじゃないなんてことありえないよね。」

「まあ、そうだな。」

「ああ。ありえないな。」

「そうだね。」

「みんなっ!!そんなにつめないで!!!運動会の間は仲良くするって……!ほんとにわざとじゃなかったんだから!あすかちゃんだって謝ろうとしてるのに、なんで聞いてあげないの!?」

『る、るる……。』

「ほら、あすかちゃん。」

「あ、その……ごめんなさい!」

「……治った……。」

「良かった!ほんとに何度もごめんなさい!」

「……大丈夫……。」


こうきも甘いんだよな〜。まあ、るるにあんなに怒らせちゃったし……。やっちゃったな〜。


「まあ改めて、仲良く……とまでは難しそうだけど。普通によろしく。」

「わかった。よろしく。」


2度目の握手……。まあ俺らも程々にしないとまたるるに怒られるからな〜。



「……痛っ……。」

『はぁっ!???』

「おいおい……。嘘だろ……。」



―――――――――――――――――――――――――――



正直俺、多分1回はわざとだと思うな〜。


「……古傷が……。」

「あ、こうきも思い出してた〜?」

「いや、まじでこうき災難だったよな。」

「おいお前ら、行くぞ!」

「は〜い!」

「OK!」

「……よし……。」

「頑張るぞー!」

「ああ。頑張ろう。」

「準備万端。」

「みんなで頑張ろうね!」



―――――――――――――――――――――――――――



「くやし〜!!」

「あと少しだったな。」

「……だな……。」

「でも、俺たち頑張った!!」

「そうだね。」

「結構入ったからいけたと思ったんだけどな。」

「でも惜しかったよ!」

「大丈夫。次、綱引きだから。絶対勝てるよ。」


そういえばそうだった〜!


「綱引きで負ける訳にはいかないからな。」

「それに今日、すみれさんにはなさんも来てるんだから!頑張らないと!」

「うんうん!」


綱引き、気を引き締めて頑張るか〜!

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