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青春学校  作者: むにょこ
小学校編
80/124

小学校編 80時間目

※みおん視点

「よぉーし!いきますかぁ!」

『せーの!』


『うわぁぁぁぁ!』


ひ、ひやっとしたぁ……


「あっぶな!みおちごめん!」

「ごめんね!」

「難しいね……」

「みおんこそごめん!うまくバランス取れなくて!」

「もう1回やりますかぁ!」

『せーの!』


『うわぁぁぁぁ!』


ど、どきっとしたぁ……


「みおちごめん!ひかっちとまいちも大丈夫!?」

「ひかりん、まいたん、大丈夫!?」

「いたたたた……このくらいなら大丈夫!転ぶことなんてよくあるから!」

「うん!私たち普段からよく転ぶことあるし!心配しなくても大丈夫だよ。」

「そんなことない!慣れてても痛いものは痛いんだから!」


そうだそうだ!!


「一旦休憩しよ?」

「ええ!?大丈夫だよ……休憩なんて時間がもったいないし……」

「じゃあさ、休憩しながら作戦考えない?まだ騎馬も組めないけどさ……!」

「それ、いいねぇ!やろやろ!」

『う、うん……!』


2人とも、お稽古だの練習だので忙しいからなぁ。

普段から休憩する時間も惜しんでやってるんだろなぁ。まじ尊敬する。



―――休憩中―――



「私たちの騎馬って、ほかの騎馬に比べると異質な動きをする騎馬だと思うんだよね。」

「ふむふむ。」

「さなちゃん達は大将騎だから、ズシッと構えてその周りをあおいちゃんとあるはちゃんの騎馬が守るって感じだと思うの。で、あやねちゃんの騎馬が攻めに行く感じになると思う。で、多分私たちはみんなの補助的な役割になると思うんだ。」

「なるほどぉ……。となると、安定性が大事になってくるってことだね!?」

「そうなの!だから、私たちは動けるようにもなった方がいいし、守れるようにもなった方がいいと思うの!」

「2人とも、流石の分析力だねぇ!」

『へへっ!』

「じゃあ次は騎馬を組む時の作戦だねぇ……」

「えっと……」



―――――――――――――――――――――――――――



「改めて、いきますかぁ!」

『せーの!』


お、おおおおお!!やったぁ!!


「上手くできた!」

「やったー!!」

「よし、動いてみよー!!」


おおおおおお!!作戦立てたかいがあったねぇ!



―――――――――――――――――――――――――――



「めめち達の騎馬、めっちゃ動けるようになったんだけど!」

「うんうん!みおん達急に上手くなっちゃったよね!」

「うん!この調子で練習頑張ろうね!」

「うん!」

〈花緒みずき〉

落ち着いていて小学生にしては話の上手な女の子。

今しか出来ないことをやりたいと常に思っていて、その決断力はとてつもない。普段からあまり迷うことがなく、ササッと決めてしまうが、決めたことが、今しか出来ないことをやりたいという根底からぶれたことは無い。

別邸で暮らすまでは親戚の家に預けられていた。

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