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青春学校  作者: むにょこ
小学校編
71/124

小学校編 71時間目

※もも視点

「ももちゃん!!」


ええ!?みんなどうしたの!?


『楽器、教えてくださいっ!!!!』


えええええええ!?



―――――――――――――――――――――――――――



「なるほど、みんな毎日練習してるけど、中々上手くならない......って、当たり前ですよ!!!」

『えええ!?』

「逆になんですぐに出来るようになるって思ったんですか!?」

『ううっ......』


楽器なんてすぐに出来るようになるもんじゃないんだから!それに、出来るようになったから、上手くなるのも大変なんだから!


「ごめんももちゃん......LET'S GO!!だとみんなすぐに出来るようになってたから......」

「うんうん......だから私達も出来るようになるかなって思ってたんだけど......」

「甘いっ!それはアニメの世界!!!!ほんとはもっともっとかかるんだからね!」

『ううっ......』


「でも!私たち毎日朝練してるし、放課後練も毎日してるし、土日も練習してるんだよ!」

「めめち発明の時間無くなるくらい頑張ってる......!」

「そんなの当たり前!他のみんなだって、同じくらい練習してるでしょ?」

『確かに......』


「はいはいはい!俺なんて音すら上手く出せないんだけど!」

「俺も......音出ないんだよね」

「金管なんだからしょうがないですよ!木管でも初心者さんが音出すの大変ですけど、金管なんてもっとですよ!!自分で選んだんだからそれくらい我慢して少しずつ練習してください!」

『は、はい......』


「と・に・か・く!!みなさんできないできないって言ってますけど、それくらい当たり前なことです!皆さんが出来損ないとかでは決してありません!みんなが通る道です!ピアノみたいに押せばなるわけではありません!」

『......』


「まあでも、皆さんの向上心が凄いことは分かりました。教えるのは、別にいいですよ。」

『ええっ!?』

「別に断る理由もありませんし。私も練習するきっかけになると思うので。」

『いいんですか......!!!』

「も、もちろん......。みんなで一緒に頑張りましょ?」

『はい!!!!!』




それから、朝練、放課後練、土日練に加えて、もも練が始まったのだった。

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