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変わる時間

8月4日

 朝の6時に目が覚め、台所に向かうとおばあちゃんが朝ごはんの準備をしていた。

 マエダ「おはよう」

 おばあちゃん「おはよう、朝ごはん食べるかい?」

 マエダ「うん」

そう言うとおばあちゃんは「すぐできるから」と言って準備してくれた。味噌汁にごはん、焼き魚に卵焼きを食べながら考え事をしていると。おばあちゃんに「ヨシキくんのことかい?」と的確に聞いて来た。

 マエダ「ど、どうしてわかったの?」

 おばあちゃん「だって昨日楽しそうに話してたからその子のこと好きなのかなと思ってね」

一度おばあちゃんに話すか迷ったが箸を置き話すことにした。

 マエダ「うん、好きなんだ...でも、その、上手くいえないんだけど長く一緒にいられない気がして」

 おばあちゃん「そうなの?その子引越しするの」

 マエダ「えっと...そんな感じかな正確には違うんだけど。だから少しでも一緒に居たくて...」

そう言うとおばあちゃんは「なら会いに行ったほうがいいわよ」と笑顔で話した。

 マエダ「でも...」

 おばあちゃん「いいのよ何も気を遣わなくて。サエコがしたいようにしなさい」

そう言われ「わかった」と言い急いで朝ごはんを食べた。それからその日は10時に家を出て、江田神社に向かい、参拝した。その後、お母さんに頼んで早めに帰りたいと言うと「今日の夜だったら大丈夫よ」と言われその時間までに急いでいつも行っている水族館に行きお土産を買った。帰る前におばあちゃんに「ありがとう」と言ってからお母さんの車に乗り込んだ。おばあちゃんは「頑張ってね」と言い笑顔で手を振ってくれた。

 家に到着して車を降りるとお母さんから家の鍵を渡された。

 お母さん「それじゃあお母さんはおばあちゃんの家に戻るね。明日の夜に帰ってくるけど何かあったら連絡してね」

 マエダ「うん、ありがとう」

そう返し家に入り、お風呂に入ってからすぐに眠った。

1日でも早く明日ヨシキくんに会うために。


8月5日

 8時くらいならヨシキくんも起きているかなと思いヨシキくんに[おみあげ渡したいんだけど今から会えたりしないかな]と連絡した。少ししてから返信があり9時に望海駅に待ち合わせることになった。望海駅に向かい電車を降りると偶然ヨシキくんと鉢合わせた。

 ヨシキ「あ、」

 マエダ「あ、」

ヨシキくんの顔をみた瞬間、少し恥ずかしいくなってしまった。

 ヨシキ「おはよう」

 マエダ「おはよう」

 ヨシキ「一緒の電車に乗ってたんだね」

 マエダ「あはは、そうみたいだね」

 ヨシキ「いったん改札出ようか」

 マエダ「そうだね」

そんな話をしながらホームを出てシュタバに向かった。そこでヨシキくんと話して、お土産も渡し、料理の相談もした。やっぱりこうしてヨシキくんと直接会って話してるこの時間が楽しくてずっと続けばいいなと思いながら話していた。

 ヨシキ「それじゃあ何作るかも決まったしいつにしようか」

 マエダ「まだまだ教えて欲しいことあるしすぐに出来ればすぐにやりたい」

そう言うとヨシキくんはスマホで時間を確認してから「じゃあ明日にする?」と言ってくれた。私は「うん!じゃあ今から買い物行こう!」と元気よく答え、スーパーに向かった。シュタバを出る時一瞬寒気を感じたが気にせずヨシキくんについて行った。

話をしながら歩いていると雨が降ってきた。

 ヨシキ「雨降りそうだし一旦そこの屋根下に行こうか」

 マエダ「あ、確かに今、私の手に水が落ちてきた」

そう言いながら近くのバス停の屋根に避難した。

 マエダ「あちゃー傘持ってきてないや、どうしよう」

 ヨシキ「やむまで待ちますか」

 ヨシキ「あれ?」

 マエダ「どうしたの?」

 ヨシキ「家を出る前に確認したら通り雨だって書いてあったんだけど...あ、これ明日の予報だ、日にち見間違えてる。夜まで降るかも」

そう言われ早く行かないとと思う前に「うそ!どうしよう.....走って行こうかな...」と言い走ろうとすると、ヨシキくんが「傘あるから大丈夫だよ!」と言いバックから折り畳み傘を取り出してくれた。私は「おーさすがヨシキくん!これて安心だね。じゃあ行こっか」と言ってヨシキくんの傘の中に入るため近づいた。

 ヨシキ「はい...なぜこっちに」

 マエダ「え?だって近づかなきゃ折りたたみ傘ちっちゃいし2人だと入らなくない?」

と首を傾げながら言うと、「2本あるけど?」と返えされ、一気に恥ずかしくなってきた。そこからしばらく反射的に喋ってしまった。そんな私を察してくれたのかヨシキくんは少しずつ話を変えながら話しかけてくれ、お陰で少し正常に話せるようになった。そんな感じでスーパーに向かい、買い物をしていると、何か困ってる様子のタケシくんを見つけた。

 マエダ「あ!タケシくん」

 タケシ「ん..お!マエダちゃんか」

 ヨシキ「珍しいなこんなところで」

 タケシ「ヨシキも一緒か」

 ヨシキ「マエダさんに料理教えるための買い物」

そう言うとタケシくんは笑いながら「買い物デートだな」と冗談混じりに話した。それに対して、ため息を吐きながら「男女でいるからってデートとは限らないだろ」と話した。私は続けて「そうだよータケシくん。私は本気でヨシキくんに料理教えてもらってるから」と言いながらヨシキくんにバレないように手で小さくバツマークをしながら話した。しかし、タケシくんは気づかずにヨシキくんと話始めてしまった。

 タケシくんは私がヨシキくんのことが好きなのを知っているから協力してくれているとは思うけど、出来ればバレないようにしてほしい...そんな事を考えているとタケシくんが「よし、ヨシキ傘貸してくれ!」と言い出した。

 ヨシキ「なんでだよ」

 タケシ「えーっと...とにかく貸してくれ!」

タケシくん、全く隠せてないよ...これじゃあ私がヨシキくんのこと好きなのがバレてしまう、なんか頭がクラクラしてきた...

 ヨシキ「まさか俺とマエダさんで一つの傘使わせようとしてるのか」

と言いながらタケシくんを睨みながららデコピンをした。

 タケシ「いっってー!なんでだよー」

 ヨシキ「あのなぁ、身長差があってマエダさんが濡れやすいだろうが。大体同じ身長のお前と俺なら濡れにくいだろ」

 タケシ「お前ほんとそう言うところあるよなぁ...わかったよぅ」

そう言いながらタケシくんはヨシキくんのさした傘の中に入った。

 ヨシキ「ごめんねタケシが変なこと言って」

 マエダ「え!ああうん大丈夫、行こっか」

そう答え、傘をさして駅に向かった。

駅に着き、タケシくんとは別の路線だったので先に分かれて、ヨシキくんと一緒にホームに向かった。

 ヨシキ「さっきはごめんね」

 マエダ「ううん大丈夫、私たちも電車来ちゃうしホーム行こっか」

 ヨシキ「うん、そうだね」

 マエダ「あ、傘どうしよう」

 ヨシキ「明日返してくれればいいよ」

 マエダ「わかった」

そんな話をしながら電車を待っていると「顔赤いけど大丈夫?」と聞かれた私は「?全然元気だけど」と笑顔で返事をすると「ならいいけど」と少し心配した様子で言った。私の顔はそんなにあかくなってたのかな?そんな事を思いながら少しヨシキくんと話していると最寄駅についたので「また明日」と言いヨシキくんと分かれた。

家に帰ってから、頭がぼーっとするのでとりあえず自分の部屋に行き荷物を置いてからベットに横になった。

そしてそのまま眠ってしまった。

最後まで読んでいただきありがとうございます。面白いと思っていただけると嬉しいです。これからも頑張って行こうと思います。

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