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別件

昨日の午後はトリスタでやった事と同じ事を繰り返した、洗って、着せて、

創った。

ここで買った15歳の少女はイネッサ支店長の下で案内役見習いで扱いて貰

う事にした。

昨日落とした3人娘は城外で昨日に引き続き、朝から剣の鍛練をしている。

今は支店長室を立ち入り禁止にしてセリアは銀髪乙女とソファーで紅茶を飲

みながら対峙している。

「美味しいですね、この紅茶」

「ええ、ブレンドだけどね」

私はこの女を見た時、何とも言えない既視感を覚えた、少しグレーの入った

銀髪にあのプロポーション、顔は少し細面だが確信めいたものがあった。

「そのミニスカメイド服、私より似合うわね」

「お褒めに預かり光栄です」

「・・・15歳は嘘よね?」

「120歳よりマシでは?」

「私のコピーの人族なら20歳でしょ?サバ読み過ぎじゃない?」

「貴女だって肉体年齢は人族なら19歳で止まってるじゃないですか

私は貴女より老けるのが速いので5つのサバなんて5年で帳消しですよ」

「口が減らないわね、何故捕まったの?」

「顕現してから定着するまで動けません、たまたま顕現した傍に盗賊が居り

ました定着するまで私に傷を付ける事は出来ませんのでやれる様になる前に

売り飛ばされた訳です」

「姉様は何故あなたを寄越したの?」

「遠隔顕現なので一切聞けませんが?」

「はぁ~まあ姉様の考えは判らないけど無思慮で寄越す訳が無いか」

「遠隔顕現にした理由御存知なのですよね?」

「ああ、私のステータスを考慮したんでしょ、顔だけ弄って、ステータスは

?」

「6割程です、貴女よりバランスが良いですよ、高い所が下がっただけなん

で」

「口の悪さは姉様に似たわね、名前は?」

「付けてください」

「ティア」

「理由は?」

「私より宝石みたいに綺麗だから」

「有り難う御座います」

コイツはレプリカント、向こう世界で有れば”アダムとイブ”と言った存在

だ、この世界の人型族の”原種”に当たる存在に成る訳だが、私に似ている

事から”核”となる素材は私の頭髪を使った事は確かだろう事は予測が付い

た。

今はもう私達姉妹の中に誰が入っているのかは理解している、でなければ

こんな存在をいとも簡単に創れる訳が無いのだから。


姉が大使館を出た事も、何処に居るのかも、今は静かに眠っている事も、少

し前から存在を認識出来る様になった。私の存在が認識出来たからこそ姉は

静かに眠る事が出来るのだろう。

姉が無事なら今はそれで良い、私にはやる事が山積みだ。


午後になり支店長室のソファーで奴隷売買に関する資料に目を通す。

ティアには3人娘の指導を御願いした、現段階でティアが最強だろうから。

そうしていると行政手続きに行っている筈のイネッサ女史がお客様を連れて

やって来た。

イネッサ女史が紅茶を出し終わるのを見計らい男が口を開く。

「お初にお目に掛かります、イラリオ領主のセシリオ・バルデスと申します」

「セリア商会代表セリア・トラーシュですお見知り置きを」

互いに握手をし本題に入った。


「本日政務院に久し振りにイネッサ女史がお出でになって奴隷市場がセリア

商会の傘下に入りイネッサ女史が支店長になられたと報告が有りました際、

代表のセリア様も滞在されていると聞き及び出来ますれば助力を御願いした

く参上した次第です」

「そうですか、それで何を助力すれば良いのでしょうか?」

「ライカ盗賊の討伐です」

「またですか」




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