表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
162/410

4話

「で?何でまた急に?」


豪快に笑う女性の好意に甘えて、ご飯のおかわりを貰ったむつは漬け物を噛みながら、うーん?と唸っていた。


「仕事で近くまで来てたっていうのと、話し相手になって貰おうかとね」


「仕事いくつも来てるのか?」


「ううん、沼井の件で。とりあえず、手掛かりがなさすぎるから…手当たり次第に沼井の行った所に行ってみてるの」


先にご飯のおかわりを貰っていた西原の茶碗は、すでに半分ほどなくなっている。


「ふーん?何か俺らと似てるよな」


「似てる?」


「そ、事件が起きて犯人の残した手掛かりを元に調べていくっていうのがな。で、何か進展は?」


「なんにもない。っていうか、昨日から調べ始めたばっかりだしね…まぁ、まさかの社長まで見ちゃったけどね」


漬け物と味噌汁で、ご飯を食べながらむつは、ふんっと鼻で笑った。


「…やっぱり、あれか?不倫を…?」


「妙齢の女性と居たよ。今日の朝、メッセンジャーが来たから忘れてた写真を頼んだ所」


「メッセンジャー?」


「しろーちゃん」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ