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DREAM life  作者: ゆぅ
3/11

【夢現】

「ん……」

温かな腕に抱かれながら目が覚めた。

確かめなくてもわかる。

松太朗が、自分を抱き枕よろしく抱いている。そして、知らずの内に、足までしっかりと織りの体に巻き付けていた。

織りが少し体をずらすと、それに合わせて、松太朗も織りのからだを追い、腕を絡ませる。


離すつもりはないらし。



(少し…暑いし、重いわね…)


目を閉じて、織は思う。

特に足は無意識の松太朗の体重が乗せてあるので、下になっている織りの左足は痺れそうだ。


織りが体をずらしたので、松太朗も夢の淵に立っているのであろう。

現へと気持ちが向かおうとしている。


そんな松太朗が、言葉にならない言葉を紡ぎながら、織りの頭をポンポンと撫でる。

まるで、小さい子供を寝かしつけるかのようなその仕草が、いたく心地よい。


(寝ておられるのだから…起こしてはいけないわね)


織はそう思いながら、ふぁぁっと、ちいさく欠伸をする。そして、そっと松太朗に、己の手を遠慮がちに回した。


「お休みなさいませ…」


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