奪われた幸せ
三歳になる息子を持つ母親はいつものように保育園に迎えに行った。今日の出来事を話しながらスーパーに向かっていくと息子が横断歩道にいる父親を見つける。息子は母親の手を振り切って父親の元へ駆け寄ろうとする。が、車に轢かれてしまう。運転手は高齢者で裁判の結果、故意はないとして罰金だけで終わってしまった。
息子を失った母親は我が子がいない事が信じられず、まるでまだ生きているかのように振る舞うようになった。
息子を失った母親は我が子がいない事が信じられず、まるでまだ生きているかのように振る舞うようになった。