地下水道攻略
「CP効率のリングレイアにあげる」
「それでは宝を分けた意味がありません」
「なら街に戻ってからプレゼントする」
「それなら受け取ります」
笑顔で答えてくれた。
もう夜中の3時だ結構狩りながら進んでいたので、二人ともLV50を過ぎていた。
このゲームにLV制限はない。
無限に上げれるのだ。
「F5まで来ましたね」
「まだいけるか?」
「大丈夫です」
F5からはコボルトが出て来る。
攻撃速度が速いらしい。
俺は運を上げているため、5回に1回当たるかぐらいだった。
経験値も良くレイアが魔法で倒してくれるから俺は回避に専念すればよかった。
ボス部屋までたどり着いた。
「このままいきますか?」
「少しだけ休憩してからいこう」
「はい」
10分程休憩した。
その間にスキルパレットのスキルを整理した。
「よし、いくか」
「はい」
扉を開けた。
コボルトの2まわりぐらい大きいコボルトリーダーがいた。
「コボルトリーダーは攻撃速度がコボルトよりさらに速いです」
「俺が引きつけるから魔法頼んだぞ」
「はい」
レイアはポーションを飲みながら魔法を使いまくったが倒せなかった。
「相手の魔法抵抗が高すぎて倒せません」
「分かった。俺が戦うから回復に専念してくれ」
「はい」
俺は分身を使った。俺の後ろに4人現れた。
そのまま逃げながらダブルスローを使った。
今のダブルススローは7本投げれる。
回避しながら投げ続けた。
分身は攻撃が当たると身代わりで消える仕組みだ。
つまり4回までは攻撃を受けても無傷だ。
戦う事25分ようやく倒せた。
「やっとだな」
「惚れました」
「兄にそれは禁句だぞ」
「ゲームじゃ兄ではないのでいいのです」
「はいはい」
「ボスからのドロップは全員のアイテムリストに直接入ります」
アイテムリストを見た。
「何が出た?」
「ゴブリンリーダーの目です」
「魔法抵抗上がる素材じゃん」
「欲しかったので良かったです。これも零様の運のおかげかも」
「俺はゴブリンリーダーの核だ」
「攻撃速度の素材ですね」
「速度は大事だからな」
「確かにそうですね」
「街に帰るか」
「はい」
トルサに帰りログアウトした。