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序章・第2話

こんな小説でも読んでくださる方がいました。

感激です。

そのまま自由落下を続けた俺はその速度のまま、町の上空にまで来た。

「やばっ」と思ったが自由落下を止めるすべはなく、町の中央公園らしき場所の

噴水近くへと落下、激突した。当然あんな速度の衝撃を殺しきれるわけもなく、

レンガの敷き詰められた地面に直径10m程のクレーターをつくってしまった。

近くにいた住民らしき人たちは


「##"&')()(=I`PJB?+>」


とわけのわからない言葉をしゃべりながら逃げていった。


しかし、そんなことよりも俺はあの高さからクレーターをつくるほどの速度で

突っ込んだにもかかわらず無傷な自分に驚いた。いくら[身体能力最強化]を

使っているといってもここまでとは思わなかった。


(俺ばけもんじゃね?)


とか内心でつぶやいていたら、

いつの間にか剣やら槍やらいろんな物を突きつけられていた。

どうやら考えすぎて接近に気づけなかった様だ。


一瞬、ここで無双するかとか物騒な考えが浮かんだがソレを消し。

取り合えず穏便に済ませる為に話をしようと

[能力自体を創造する力]を使い、新たに[翻訳]の能力を創造した。


この[翻訳]の能力はどんな言語も理解することができ、

喋れるし書けるようになる能力だ。


ちなみに[能力自体を創造する力]は創造したい能力を

思い浮かべるだけで創れるしそれと同時に創った能力

の使い方が直感的に分かる優れものだ。


(何で俺は今能力の説明をしたんだ?)


まあいいや、と気を取り直した時、騎士団らしき

人たちの隊長っぽい人物が話しかけてきた。


「貴様何者だ?これだけの被害を出しながらも無傷とは。

貴様、もしやモンスターか?」


このままでは攻撃されかねなので誤解を解こうと喋ろうとした時、

何かキザな男が


「隊長、この男は危険です。早く処分してしまいましょう。」


とか言いやがった。

すると隊長さんは


「まあ待て。この男からは事情聴取をせねばならん。だが、

私1人ではこの男の処分を決められん、国王様に判断していただく。」

「そういうことでしたら、お前らさっさと拘束しろ。」


さっきのキザ男が命令し他の団員が俺を拘束しに掛かった。

ここで逃げることもできるがいろいろと面倒なことになりそうなのでやめておいた。

素直に拘束されて馬車に乗せられた。


正直、乗り心地が良いとはいえない窮屈な馬車に揺られて数十分、

ようやく城に着いたらしい。


「降りろ。」と言われて降りたら、そこは何処の魔法学校だよ、

と突っ込みたくなる城門の前だった。「さっさと歩け。」とか

「妙なまねはするなよ。」とか言われながらも歩くこと更に数分。

ようやく玉座の間に来た。


来る途中面白そうなところを見つけたが、そこは我慢した。

例えば食堂みたいなところや、コロッセオのようなところ、

一番目立っていたのは巨大な時計塔だった。


すでに王は玉座に座っていてその周りには大臣や貴族のような身なりをした人たち

とたくさんの兵士がいた。


(やっぱり異世界っちゅうのはこんなんなのかね~。はぁ先が思いやられる)


入った瞬間に品定めをするような視線と見下し蔑む様な視線をいくつも感じたが、

それらを全て無視し、堂々と王の前まで歩みを進めた。


まぁ、拘束されてたけど。


俺を連行してきた兵士と隊長はさすがに緊張しているらしく、

少し動きがおかしかった。


「静粛に。」


髭を蓄えた大臣らしき1人が言った。

いかにも金持ちって感じだ。


「こちらはテミストス王国、国王であらせられる。」


そしてすぐに隣のがっしりした体つきの男が国王の紹介をした。

国王というよりも武人、といった方がしっくり来る。そんな感じだった。


(へぇー、ここテミストス王国っていうんだ。)


「早速だが、お主何者じゃ?

聞くところによれば、かなり頑丈なようじゃが?」


王は歴戦の武芸者を思わせる雰囲気をまとっており、

それなりの実力者である事が分かった。


「何者?と言われてもねぇ。俺は俺だ。

名前はコウジ キサラギ。この名乗り方であっているよな?」


俺が自己紹介をしたときの言葉遣いが気に入らなかったのか、

周りの視線が鋭いものへと変わる。


だがそんなものは気にしない。


「フォッ、フォッ、フォッ、わしにそんな言葉ずかいをしたのは

あの男以来初めてじゃ。お主、わしに雇われぬか?それなりに給料を出すぞ。」


「いや、今はやめておくよ。気が向いたらな。」

「そうか。残念じゃのう。」


国王が心底残念そうにしているところに大臣らしき人が国王に

「国王様、話がずれすぎです」と耳打ちされていた。

[身体能力最強化]のおかげで聞き取れたが、なんともまあ突っ込みどころ満載だな。


「おっほん。はなしがずれたがおぬしの処分は法に則ると、

まずは王国騎士団の隊長と戦ってもらう。

負ければそのまま死刑、勝てば実力者としてそれなりに褒美が出る。」


(おい!法律どんだけ適当なんだよ!

それって強ければ何でもいいみたいじゃねえか!)


この国の法律は適当すぎる。


「お主だけの話じゃがのう。本来は違う処分が下されるが今回はだけは特別じゃ。」

「そうか。なら早速やろう。」


(それはありがたいな。だが、何故だ?怪しすぎる。)


「話が早いのう。レイ、ここへ!」


「はっ。」さっきの隊長さんがきびきびとした動きで来た。

レイというらしい。


「お主が彼を闘技場まで連れて行ってやれ。」

「分かりました。では、付いて来い。」


数人の兵士とレイにつれられて闘技場(さっきのコロッセオの事らしい。)へ。

さーて、どうすっかねぇー。





基本的に木、金の更新になりそうです。


追記 

  (今は違いますよー。)


追記

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