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7/9

ネタに走りました。 ギャグ回です。頭を空っぽにして読んでください。

 ※妖精のいたずらによる一時的な洗脳IFです。

 ※キャラクターは終盤で元に戻ります。



 俺の名前は神無蓮。

 今年から高校一年生になる。なぜ急に自己紹介をしたかというと…。


「蓮くん、はいあーん」

「あ、こら!朝梨ちゃん私が先だよ!」

「るんちゃんこそ蓮くんの膝の上に乗っちゃってさぁ、ずるーい」


 現実逃避をしているからです。


 右足に朝梨、左足にるん、背中に桃梛が張り付いているこの現状を世の中の皆さんはきっと羨ましいと言うでしょう。

 俺は違います。怖いです。

 かわいいマドンナ朝梨が上目遣いで笑顔を向けてくる。

 かわいい。それは認める、とてもかわいい。ウッ…好きだ……。


「蓮くん、これ食べて♡」


 持ってるものが全く可愛くないことを除けばだ。

 スプーンに乗せられたなんらかの薬が乗せられたご飯。

 なんだろう。そのご飯の上にある薬…。


「…?あ、これはねぇ、惚れ薬!」

「うわぁぁぁあとんでもないもん飲ませようとしないで!?なに!?俺をどうしたいの!?」

「屈服させたい…」

「怖い!!!!!」


 桃梛が後ろから抱きついてくる。柔らかなものが二つ背中に当たる。勘弁してください、俺も健全な男の子なんです。

 喜んじゃうんです体。


「れーんくん、これつけて♡」


 持ってるものが首輪とリードなのは何?ハードモードプレイ?何を求められてんの俺。

 天使の微笑みとみんなが言ってる笑顔で俺に笑いかけながら赤い首輪を手にしている桃梛のなんとも言えない図。


「…なんでか、だけ聞いてもいい?」

「蓮くん、ワンちゃんみたいでかわいいから」

「理由になってない言葉の暴力!!怖すぎる!」


 するするとネクタイを外そうとする。


「…うわぁ!るん!やめなさい!」


 高校生とは思えない、妖艶な笑みを浮かべたるんは外したネクタイをぽいっと放り投げ、そのままワイシャツの中へ手を入れてきた。


「うわうわ、ちょ、」


 ガッとるんの腕を掴む。きょとんとした顔をする、るんに、そんな無垢な目で見られても困る。やってることは無垢じゃないからな。


「な、なんでシャツに手を入れるの」

「早急にことを進めたいからかな」

「ダメだろ!高校生がそんなことしたら!というか三人とも早く降りろ!離れろ!」


 るんを下ろして、朝梨を下ろして、首に回してくる桃梛の手を取る。


「ほら、俺保健室行きたいから桃梛俺が立つと怪我するよ」

「おんぶしてくれるの?」

「話聞いて?離れようねって言ってんの」

「でも蓮くん手荒なことしないもんね」

「しないけどね!?しないから、離れようね」

 桃梛の手をするりと外す。本人たちも抵抗なく離してくれるのが唯一の救いか。

 ため息をついて立ち上がると三人もついてくる。


「ふふ、そういう甘いところが私たちに付け入られるんだよー」


 朝梨が笑いながら腕を組んでくる。

 動かすと柔らかいものに当たりそうで動けなくなる。

「…いや、ほんと…いいから、行くよ」


「保健室でナニするの?」

「やめて、しないから世間だとそれ逆セクハラだからなるん」


 むぎゅっと反対の腕に抱きついてくるるんにもう呆れてしまう。俺は確かに男の子だしこんなの大喜び案件だけどそれよりも怖いが勝ってしまった。

 いや、怖いだろ。なんか薬飲ませようとしてくる友達と首輪とリードを持ってる友人。

 積極的な女の子が好きな人たちにとってはご褒美かもしれないが、普段の三人を知っていると、どうにも動けなくなる。



 保健室についてすぐにマリアンヌ先生に三人を渡す。


「洗脳されてます」

「あ、あらあら…」

「?」


 3人全員が首を傾げた。


 洗脳。

 知っての通りだ。任務を終えて学校で昼休み食事をしている時に突如やってきた妖精のイタズラによって洗脳された三人は、目の前の人を好きになって、何してもいいという洗脳のもと、好き勝手し始めた。


 桃梛と朝梨のとんでもない突飛な行動には驚いたし、るんが意外にもことを進めようとするところにも恐怖を感じた。

 この三人と付き合う人将来大変だな…と他人事になる。


「助けてください、俺はこの三人に疲れました!!!」


「ふふ、わかりました。じゃあ三人ともこちらにきてくださいな」


 マリアンヌ先生には逆らわない真面目な三人はマリアンヌ先生の言うことを素直に聞き俺から離れていく。

 無駄な緊張がようやく抜けて、ため息をつく。


 ふと、自分の息子は大丈夫か気になったが恐怖が勝ったらしい。

 そうか、お前も怖かったか…。


 普段人と関わらなさすぎて、距離感がわからないな。


 人って怖いな〜〜。


 保健室のお菓子をいただきながらそう思うしかなかった。


 この後しっかりと正気に戻った三人に真っ赤になりながら謝られた。

はい。テンプレで遊んでみよう!まずは学園ラブコメだな!

そう書き始めたら違う方向に走ってました。作者です!


ちなみに、「蓮くんモテモテだなぁ、てことは本編でもそうなるんだなぁ」そう思いますよね?先に言っておきますね。

桃梛は絶対にありません。るんと朝梨は……さあ、どうでしょう。

そもそも蓮ハーレムなんてものは本編ではないんですよねえ悲しいですね。

あと投稿した理由は「これ最後どうなんだろう……」と思いつつも、勢いでここまで書いたし、せっかくだから出すか、もったいないし!の精神でした。

今回の話は色々とおかしなことが多かったと思います。

なので、皆さんに魔法の言葉を作者が教えますね。

『妖精の悪戯』『魔女の遊び』『神様の手違い』

またの名を『ご都合主義』です。

よろしくお願いします!作者です!

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