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81話 いざ、リンベルの元へ

「アイツ等、順調に進んでいっている様だな・・。」

戦闘が終わったリレイズは、流歌達の元へ走っていた。

その最中に、何人も倒れている兵士を見ているので二人は無事に進んでいると安心していた。


「・・・ここは凄いな、床や壁一面壊されてる・・・。」

リレイズは1階の広間までたどり着き、その状態を見て驚いた。


(ここまでこの頑丈な牢獄が破壊されているとは・・・相当強い奴と戦ったのか?)

そんな事を思っていると、中央で倒れている人物を発見した。

キリカだ。


「あれはっ・・・キリカ!!おい、大丈夫か!?」

声をかけても反応をしないキリカ。

体には目立った外傷は無いが、所々皮膚に蛇の鱗の様なものがみてとれた。


(この鱗の様なもの・・・まさか、自分で?)

何度かキリカとは一緒に戦った事があった。

強大な相手に対してのみ使うキリカの魔法の1つ・・・"呪蛇"

この魔法は対象を捕らえるというものなのだが、莫大な魔力を消費してしまう為使用する事自体を避けていた。


「・・・なるほどな、アイツ等の邪魔をしないように自分自身を対象として魔法を使ったっていう事か・・・。」


リレイズは迷っていた。

まず一つが今、ここでキリカが目覚めたとしたら自分に襲ってくるのではないか。

そしてもう一つが、この魔法の解除の仕方が分からないということ。


「くそっ・・・、仕方ないな。少し待っててくれよ。キリカ!」

リレイズは一先ずキリカを安全な場所まで運ぶことにした。


―その頃、流歌はリンベルという人物がいる牢屋の前まで来ていた。

早速キリカから受け取った鍵を使い、一つ目の扉を開ける。


「っち、さすがに1つだけじゃ無いってことか。」

そう、扉は一つだけではなかった。

中に入ってみると3つの扉が他にある。


(どの扉にも鍵穴が無いな・・・、壊すか。)

流歌は今一人である。

その為"白器"を使った所で誰にもバレずに済む。


「数は3つでいいか・・・"爆"」

3つの扉を前に白器を作っていき一斉に爆破した。

すると、2つの扉から重そうな黒い鎧を着た戦士が現れる。


「お前らは誰だ?」

流歌のその問いにその鎧戦士達は答えもせず、いきなり襲ってきた。


「答える気は無いって事か・・。」

この鎧戦士は動きが遅く、どこかぎこちなかった。

そして気になった事が一つ。


(こいつらから生気を感じないな・・・まるで人形だ。)


そして、流歌がとった行動は・・・


「悪いが少し倒れててもらおうか、俺にはやる事があるんでな。」


部屋の中央に少し大きめの球体を出す。

「"封"!!」

そう言い放った瞬間、鎧戦士達の動きが止まった。




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