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59話 シロとの会話

(ふぅ・・・今日は疲れたな、さすがに鍛錬は出来そうにない。)

流歌はミナとの戦いで力を消耗していた。


(ただ・・・あの力を使わずに済んで良かった。)

そんな事を思い出しつつ、流歌はいつも寝ている場所まで行こうとしたが・・・


「ルカ様ぁ!!なんで一人で帰っちゃうんですかぁ!!?」


ゆっくりと寝かしてくれない奴が帰ってきた。

リルンだ。


「・・・お前か・・・悪いが俺は疲れているんだ、寝かせてくれ。」


「ええぇ!?ちょ、ちょっと私の部屋に来てくださいって言ったじゃないですかぁ!!」


「なんで部屋に行かないといけないんだ・・?何か話があるならここでもいいだろ?」


「は、話というか覚悟というかそのあの・・・」


ゴニョゴニョとしているリルンについ溜息を吐く。


「ハァ・・・じゃぁ今から行くか。」


「い、今ですか!?でも私その汗臭いですしさっきちゃんと水を浴びたのですがやっぱりもう一度ちゃんと身を清めて・・・。」


「なら明日にしよう、俺はもう寝るぞ。」


「ってええ!?ル、ルカ様朝方なんてその恥ずかしいです!!」


何が恥ずかしいか流歌には理解出来なかったが、とりあえずもう今日は寝る事にした。

まだ騒いでいるリルンは放置だ。


流歌はすぐに深い眠りについた。


「・・・ここは・・・。」


目を覚ますと、前に一度来た白い部屋にいた。

シロと出会った場所だ。


「やぁ。」

そしてもちろん、その部屋にいるのは・・・シロだ。


「お前、消えたんじゃなかったのか?」


「消えたよ、でもまだ流歌の中に僕がいる。」


「俺の中に・・"白器"としてか。」


「そう、でもまさかここまで早く使いこなすとは思ってもいなかったよ。さすが僕がこの世界を救う為に呼んだ存在だ。」


「世界を救う・・・お前の言う、大陸を1つにって奴か?」


「その通りだよ。」


「何の為に?」


「もちろんこの世界を救う為さ。というか、元々はそうだったんだけどね・・・。」


「よく意味がわからないな。」


「まだ分からなくても良い。だけど気を付けて、本格的に"黒の種族"がルカを襲ってくる。」


「あいつらか・・・。」


「この世界を滅ぼす、邪悪な存在・・・でもルカだったら大丈夫、絶対に勝てる。」


「・・・自信は無いな。それと質問だが・・・お前は神なのか?」


「そう、僕はこの世界の創造神。この世界を生み出した者。」


「だったらお前がやればいいんじゃないのか?」


「最初に言ったと思うけど、"黒の種族"のせいで力が弱まってるんだ。多分、この世界【オールフラン】を乱しているからね。」


「・・・つまり、この世界はお前自身って事か?」


「鋭いね、さすが。そういう事だよ、だからルカに僕が持っている力を託した。この世界の大陸を一つにしてもらう為に。」


「大陸が元に戻れば、お前の力も戻ってなんとか出来るって事か。」


「そう、創造神としての力は現状もう無いに等しい。こうやってルカをこの部屋に呼ぶ事もやっとなんだ。そして、もう時間が無い・・・。」

シロは苦い顔をして、流歌にはっきりと言った。


「こうやって話すの最後かもしれない、だからお願い・・・この【オールフラン】を救って、ルカ!」

その言葉と共に、流歌の視界はグニャリと曲がっていった。



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