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犠牲者③

椎名達は森の中へと大急ぎで入って行く


デコイに行かせたことを少しずつ後悔し始める

デコイには自分自身の能力を100%コピーし作成することができる



デコイにはあらかじめ何をされても反撃をしないように設定をしていた


ある程度の制限をかけていたとはいえ、自身の身に迫る危険を回避するなと命じていたわけではない。


となると

襲撃による攻撃を回避する余地すら与えられずに殺された可能性が高い

一撃で葬られたとなると相手は本当に手練の可能性がある



実際に対面してみたいと思ったが

面倒ごとになることを想像してしまい

気持ちを押し殺す


このまま素知らぬ顔で生徒達と合流した方がいいだろう

俺は彼らと合流すべく森の中へと足を踏み込む


森は静寂に包まれており、人が襲撃され命を奪われたとは思えない静けさだった


あまりの静けさに足元に落ちている

木の枝を一本でも踏もうものなら音が広範囲で響き渡ってしまう

そんなことを思わされるくらいに静かなのだ



森の中に襲撃者がいることも警戒し

枝を踏まないよう最新の注意を図る



『グルグル』


と大きな音を立てながら腹の中が揺れ動くのを感じる


そういえば朝から何も口にしていなかったことを思い出す


携帯食を持ってくるべきだったと後悔する

そんな時、手前の方から気配を感じる


『ったくひでぇ仕事だぜ

教官達がわんさかいる蟻の巣に潜入させて生徒を殺せなんてよ〜』


『俺じゃなきゃ1人も命を掻っ攫えないだろうな』


俺は気配を殺し木の陰から相手の様子を見る

仮面を被っており、正確な年代まではわからない


奴は訳の分からない独り言を呟やきながら

辺りをウロウロ徘徊している

そんなところにもう1人やってくるのが見える


「お前だな?今回、生徒達を襲撃した犯人とやらは?」



「はぁーーー?」

奴は顔だけを後ろに振り向かせる



「お前はここで終わりだ。お前を始末した者に褒賞を与えると上からのお達しが出た。

悪いが手加減するつもりはない」

そう言い放つのは昨日の夜点呼をとった


成宮教官だ



「そうかいそうかい」

そう言い放つと奴は胸元からナイフを取り出す



初手に動きを見せたのは成宮だった

成宮が得意とするのは火の魔法のようで火炎魔法を奴に向かって放つ



それを華麗に交わす

交わされた炎球は奴を横切り辺りに生えている木へと衝突した


衝突の威力が辺りへと散乱し火柱が立ち始める

火に囲まれてしまう恐れがあるが、これは幸いだったかもしれない


この火災により他の教官達がこちらへと向かってくることだろう



成宮教官の火炎魔法の威力は素晴らしいもので、奴は防戦一方だ

しかし、引っ掛かることが一つだけある


奴は先ほどまで所持していたはずのナイフを既に手放している


反撃をしてこないと判断し、大業を繰り出そうとする

しかし、その隙が仇となった

奴の手に握られていたと思われるナイフが成宮の腹を抉っていた


本人でも気づくことのできない


攻撃


「一体、、、、いつ、、、、」

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