ネオンテトラは勇躍す 設定
設定(第四部ネタバレ含むため読み飛ばしてもOK)
・法人
【株式会社ブラックエンゼル】
ベンチャーキャピタルと株式運用を事業の核とした会社。
岸谷が、前世の後悔を晴らすため声をかけた後輩たちに、笑顔で働いて欲しい、という思いで作った会社。
投資した会社間のシナジー効果を利用して、なるべく少数精鋭のスタッフで回すことを目指している。
岸谷がITバブルで荒稼ぎし、潤沢な運用資金を持っている。
キャッチフレーズは、
"21世紀の輝く貴女と共に"
所在地は、渋谷駅新南口近くのオフィスビル。
【ブラックエンゼルUS】
【ブラックエンゼル】の北米子会社。
主に副社長である妙子が経営しており、シリコンバレーに拠点を構える。
【JettMax】を始めとした米国のITベンチャーに投資する傍ら、経済投資界隈のネットワーク作りにも活用されている。
社員数は5名程度。
所在地はサンノゼ。
【株式会社シャインガレット】
女性専門の派遣会社。
現在社長は岸谷、副社長は青木。
1980年代はそこそこうまくやっていたが、バブル崩壊の煽りで経営が傾き、社長が遁走。後を引き継いだ青木が、ステファニーを通じて岸谷に助けを求めた。岸谷が初めて買収した会社。
スタッフは全て契約社員として雇用されており、派遣の仕事が無くても、最低限の賃金補償がある。
ただし、仕事のない期間が続くと契約を打ち切られる。
正社員雇用でないのは、若い女性のための派遣に業種を限っているからである。
雇うスタッフも、定時だけ働きたい割り切り女子に限っているため、契約関係は意外にドライである。
その分、社会保険は元より、研修制度から社宅制度など、福利厚生にかなり気を遣っている様子。
先を見たIT研修制度により、派遣先の評価は上々。
引き抜かれる者が多発していたが、ランクアップ制度により、ある程度の引き留めに成功している。
また、出戻り組も多い。
最近は、本社管理スタッフへの組み替えや、パート採用も始めており、マーケティング事業も開始した。
モットーは【社員が笑顔で働けること】。
そのため、派遣に従事するスタッフには、会社に入る利益をランクアップ報酬で返しており、それほど儲けには拘っていない。
【クラウンローチ】の子会社だったが、後に【ブラックエンゼル】の子会社になっている。
社員数は100人以上。
所在地は、渋谷明治通り沿いの立派なオフィスビル。
【花蓮峡】
関西での派遣ビジネスのために、岸谷が花明院家から買い取った会社。【シャインガレット】に吸収合併され、現在は【シャインガレット】の関西支社となっている。
【花蓮峡】は屋号である。
支社長は花明院楓。
主に旅館やホテルの接客スタッフを派遣しているが、来るべきインバウンドに向けて、英語研修に力を入れている。
京町家をリノベーションした、外国人向けの別荘ビジネスも開始。
【株式会社シクリッド】
メグの作った会社。
元々シャインガレットの一部門であったバー、【シクリッド】。スタイルに恵まれたマキとメグの過剰な露出サービスにより、一時は会社を支えるほどの収益を上げていたが、会社の成長と共にその役目を終えた。
今は独立し、メグの経営するバーとなっている。
会社には、後ろ盾として岸谷も出資。
所在地は、【シクリッド】のある、表参道方面に繋がる渋谷宮益坂から入った路地の雑居ビル。
【有限会社クラウンローチ】
岸谷の持つ個人会社。
【シャインガレット】の買収に一役買った他、法人名義での取引に便利に使われている。
運転資金は10億程度。
【株式会社バタフライアクセス】
小島悠華の作った会社。
ウェブ制作の会社だったが、職人気質、かつ可憐な容姿のためうまく仕事を回せず倒産の危機にあり、日々の暮らしにも困窮していた。
花明院楓を介して【ブラックエンゼル】に買収される。
営業を新垣に任せ、制作に集中できるようになり仕事が回り始める。系列会社のITインフラ管理を一手に引き受ける傍ら、岸谷の薦めでYYモードアプリを開発、莫大な利益を上げた。
世界中から女性プログラマーが集まっており、経営が安定した後は、専らAIプログラムの開発に取り組んでいる。
社員数は20名程度。
所在地は、渋谷駅新南口、【プラックエンゼル】の通りを挟んだ向かいのオフィスビル。
・人物
岸谷 順也
本作の主人公。
あまりのストレスで死んでしまったおじさんで、何故か幼児に逆行転生した。未来の知識で早期にFIREしてしまおうと企む。
前世で破局した曽良岡妙子と結婚し、今世ではうまく自制しながら過ごしている模様。
ITバブルで総資産を450億程度に増やし、ITバブル崩壊後、2002年の歴史的株安で大量に買い仕込みしている。
山野辺大学在学中に、投資研究サークル【ネオンテトラ】を設立、卒業以降も合宿費用の負担など、資金提供を惜しんでいない。
妙子たち一つ下の後輩をスカウトした後も、サークルからの新卒採用の道を残している。
【ブラックエンゼル】及び【ブラックエンゼルUS】、【シャインガレット】の社長。
(ただし役員報酬は税理士に怒られない程度に最小限)
自身の意図とは別に、政財界に【預言者】の二つ名で広く知られている。
【ブラックエンゼル】初期メンバー
皿橋 直美
岸谷の一つ下の後輩で、【ネオンテトラ】の初代部長。
面倒見の良い善人で、テンパりやすい性格のいじられキャラ。度胸が満点で(女性限定だが)誰からも好かれる妙なカリスマ性があり、司会の才能に恵まれている。
高校生時は生徒会長をしていた。
タレ目でショートソバージュ。
【ブラックエンゼル】では、本社管理を主に担当している。
地元千葉の幼馴染と結婚した。
東堂 有希
岸谷と同級生。
大学時代の彼女であり、【ブラックエンゼル】の最初のメンバー。
名古屋の洋食チェーン【ドードー亭】の社長令嬢であり、会社を継ぐ前の最後の自由を満喫する為、山野辺大学へ進学。
岸谷と交際後、自身の事情を隠して岸谷の仕事を手伝っていたが、家庭の都合で地元名古屋に戻らざるを得ず、後ろ髪を引かれる思いで岸谷と別れ、【ドードー亭】を継いだ。
【麦田珈琲販売】の跡取り息子が、親同士の決めた許嫁であり、その意向に従って結婚する。
その後会社同士は合併し、【ムギタ珈琲店】という洋食ファミレスチェーンを展開、世界に名を知られる社長となる。
岸谷の結婚式などで、時折上京して来るが、もはや岸谷に未練はない模様。
上品で優しい大人しい性格だったが、社長就任以降、切れ味の鋭い経営者に成長する。
新垣 翔子
岸谷の一つ下の後輩で、皿橋の親友。
彫りの深い顔立ちと、小麦色の大ぶりなナイスバディの持ち主。黒髪でストレートのショートカット。
岸谷いわく、水着でビールジャッキを持てば、立派なポスターになる美人。
明るく社交的で人当たりが良く、楽しいことが大好きな善人。やや強気で正義感の強いところがある。
沖縄の地主の一人娘。
【ブラックエンゼル】では、主に【バタフライアクセス】の経営や管理業務、【GOUCHI】との渉外担当。
曽良岡 妙子
岸谷の一つ下の後輩で、前世で破局した恋人。
瓜実顔にやや吊り目の、日本的な美人。
コロコロと笑うその笑顔は千変万化、万人(主に男性)を狂わせる魅力がある、魔性の女。
本人的には、いたって普通の性格の優等生。
肩までの黒髪を後ろで留めており、スタイル抜群。
賢く真面目で社交的、ウィットに富んで嫌みな所がなく、英語が堪能、空気も読めるスーパーウーマン。
前世では大学卒業後、早々に米国勤務となり、ITベンチャーへの投資事業の責任者となって莫大な利益を上げることになる。
岸谷は妙子に恐れを抱いており、恋仲になる気は無かったが、有希との破局後、妙子の方から告白し長年の片思いを成就させる。交際以後は、岸谷に色目を使う女たちを、笑顔で撃退することに忙しい。
【ブラックエンゼル】では、主に海外担当。
年の三分の一をUS支社で過ごし、米国のIT企業とのパイプ作りや、投資先の開拓に勤しんでいる。
魔性の女の面目躍如か、【GOUCHI】の先代社長、米国の大手IT企業などから、破格の条件での引き抜きの声がひっきりなしにかかってくる。
【二期生】※岸谷の二個下
二戸 沙苗。
スレンダーと言うには少々貧相というか、薄くて細い体型。
岸谷曰く、顔はまあ、可愛い方。腰まであるロングの黒髪。
ザ・秘書。アメコミとかに出てくる、噂好きでキンキンと口うるさい、ちょっとイジワルな。
性格にやや難がありつつも、細かいところによく気が付く細やかさがある。社交的で弁が立ち、面倒見が良い。
見るからに野心がないし、悪いことをしない善意で動く、オバチャンの井戸端会議では、口数の多さで主導権を握るタイプ。致命的に男運が無い。
【ブラックエンゼル】では、【シャインガレット】の本社管理から営業、人事総務まで幅広くサポートしていた。
メンバー内での投資対決に勝利してからは、【ブラックエンゼル】の新規の投資関連業務を一手に担っている。
大学在学中から、岸谷の2号さんになると公言しているが、実現の気配はない。
花明院 楓。
すらっとした長身で、肩までの黒髪を、後ろでくくっている。目が大きく、人を凝視してくるタイプ。
美人と言えなくも無い整った顔立ちだが、化粧っ気がなく、どちらかと言えばサバサバタイプというか、男っぽい。
誰にでもタメ口を聞ける強メンタル。
由緒正しい公家の出で、岸谷曰く、圧倒的な強者感というか、上流階級オーラを纏っており、優れた統率力を持つ。
庶民には計り知れない、エグいコネを持っている。
致命的に男の趣味が悪い。
大学在学時は、下級生の女子にファンが多かった。
【ブラックエンゼル】では、【シャインガレット】担当として、二戸と共に長く青木のサポートをしていたが、京都支社の設立と共に、支社長として関西勤務になる。
花明院家の悲願である【京都で一旗上げる】を実現するため、日々尽力している。
父からは冗談まじりに、岸谷の妾になれと嗾けられているが、本人にその気はない模様。
【三期生】※岸谷の三個下
真鍋 佳奈
黒髪のワンレンで、切長の目が涼やかなクールビューティ。
したたかに見えるが、意外に優等生で一本気なところがある。大学時代からの、花明院のお気に入りの部下。
世田谷のお嬢様らしい。
意外に結婚願望が強く、社会人になってからは合コンなどをこまめに行い、広告代理店の営業マンや銀行マンと付き合っていたが、束縛系の重い女と見られがちで、基本、逃げられている。
【ブラックエンゼル】では、花明院の後を引き継いで【シャインガレット】の主担当。青木の信任も厚い。
宮下 芳江
肩までの茶髪で丸眼鏡をかけた、人懐っこい子。
物腰が柔らかく、人の話を聞くのが上手い。
長野のキャベツ農家の出。
少々鈍臭い所もあるが、仕事はそつなくこなす。
【ブラックエンゼル】では、真鍋と共に【シャインガレット】担当だったが、現在は呼び戻され、皿橋の下で働いている。
【四期生】
採用者なし
【五期生】※岸谷の五個下
雪村 梢。
真鍋世代の二個下、最上と共に2001年に入社した。
親の仕事の都合で、3歳から13歳までシアトルに住んでいた。英語が堪能な帰国子女。
父方の実家が、古くから横浜で輸入業を営んでおり、山手に邸宅を構える、本物のお嬢様である。
山野辺大学を受けたのは、卒業生の中に、投資家として【預言者】の呼び声高い、岸谷 順也がいたことから、興味を持った事による。
快活で明るい性格だが、お嬢様らしい気高さもある。
肌が白く、ウェーブのかかった髪型と合わせて、何だかハーフみたいに見える。
【ブラックエンゼル】では、新垣の下で【バタフライアクセス】の営業見習い。
最上 さくら
エロい吐息の漏れ出す女。
真鍋の二個下の世代で、二年生から【ネオンテトラ】の部長だった。調査や統計に秀でていて、地頭も良くとても優秀。
新垣のような健康イメージガール系ではなく、なんかこう、団地妻みたいなエロさというか、艶めかしい子だ。
両親共に広告代理店勤務で、幼い頃から英才教育を受ける。
【ブラックエンゼル】では、【シャインガレット】出向組で、真鍋佳奈の指揮の元、マーケティング事業を手がけている。
大迫 舞
最上たちと同期。大阪出身。
小柄で細身、よく動く。
ウェーブのかかった茶髪を適当にポニーテールにしている。
関西弁で明朗闊達、調子の良い商売人。
ガサツでいい加減なところもあるが、人の懐に入るのが上手く、人たらしの気質がある。
舞自身は知らないことだが、大迫家のルーツは、堺の商人であり、商人の血が脈々と受け継がれている。
【ブラックエンゼル】では、楓の下で【花蓮峡】の発展に力を尽くしている。
【六期生】
二名存在するが、岸谷から認識されていない為割愛。
【シャインガレット】関係者
青木 佐里
倒産寸前の【シャインガレット】の立て直しを、ステファニー経由で岸谷に依頼して来た副社長。
買収後も副社長としてブラックな環境で働いている。
頭脳明晰で数字に強く、仕事に妥協しない鉄の女。
酒癖が非常に悪い。
会社を救ってもらった岸谷に強い恩義を抱いている。
背の高いすらっとした薄幸そうな美人で、眼鏡をかけ、ストレートヘアを引っ詰めているのが基本スタイル。
経営方針こそ岸谷と相談しつつ決めているが、人事、総務、法務、経理を管轄する会社の大動脈。
特に採用面で人を見る目が鋭く、会社に合った人材を獲得する才能に秀でている。
岸谷らより一回り年上で、よく【ブラックエンゼル】のメンバーの相談相手になっている。
一時は岸谷に惹かれていたようだが、税理士の長谷川と意気投合して結婚、30代後半にして一児にも恵まれている。
小山田 真希
通称マキ。【シャインガレット】の古参社員。
倒産寸前の会社を、メグと共に現【シクリッド】の稼ぎで支えていた。
健康的な渋谷系黒ギャルで、スタイル抜群。特に胸が大きい。楽天的で前向きな性格で、ノリが良く姉御肌。
かなり性に奔放。
仕事熱心で、機転が効くので意外にも有能。
派遣業務の傍ら、若い子の悩み相談なども聞いており、色々と社員たちの面倒を見ている。
メグのために、【シクリッド】でもちょくちょく稼働している。
小沢 恵
通称メグ。【シャインガレット)の古参社員。
きめ細かな肌が自慢の渋谷系白ギャルで、やや細身ながら締まったウエストと美しいヒップラインが自慢。
アンニュイな雰囲気を漂わせ、生粋の夜の女然としているが、実は真面目で愛情深い。
人をよく見ており、細やかな気配りが出来る。
マキと同様、かなり性のハードルが低いが、【シクリッド】を任されてからは、それなりに自制している様子。
政財界のおじさま連中にファンが多い。
茂木さん
【シクリッド】のバーテンダー。
70を過ぎて矍鑠としている常識人。
有希と別れて自暴自棄になっていた岸谷を嗜めるなど、とても頼りになる老人。
【シクリッド】の独立後は、寄る年波に勝てず、勤務を減らしている。
長谷川 信彦
目黒に事務所を構える敏腕税理士。
バブルで個人資産を増やして以降の、岸谷の税金対策をしている。【クラウンローチ】や【ブラックエンゼル】の顧問税理士でもある。
鋭い眼差しで近寄り難いが、意外と良い人。
【シャインガレット】の買収案件にも関わっており、それ以来青木との関係性が深まって、結婚することになる。
【花蓮峡】関係者
奏蔵 道晴
目元の涼やかな京イケメン。
やや吊り目で、さらりとしたストレートヘア。
薄く茶の入った瞳が、ミステリアス。
山歩きで鍛えた身体は、細いながらも引き締まっている。
兄妹揃って、常に微笑みを絶やさず、腹の中を読ませない。
妖怪のような人物が跳梁跋扈する京都にあって、腹芸も器用にこなす多才な青年。
花明院家から分家した奏蔵家は、古くから花明院家の荘園管理をしていた。その家柄もあり、妹の小梅と共に花明院家の土地管理をしており、プライベートカンパニーである【花蓮峡】の経営もしていた。
岸谷に買収された後、部長職として楓にこき使われている。
奏蔵 小梅
道晴の妹。
やや吊り目で黒髪ボブショート。
純和風な趣の中に、薄く茶色い瞳がミステリアスである。
花明院家の子女の手本となるよう、厳しく礼儀作法を躾けられており、立ち振る舞いは美しい。
要領が良く、面倒な仕事は兄に押し付けている。
兄に比べて、やや茶目っ気のある所があり、猫のような印象を持つ。
道晴が営業だとすると、小梅は本社管理である。
花明院 実久
花明院家当主であり、楓の父親。
一族を束ねるだけあって、底の知れない老獪さを持っている。京都の別宅に妾を囲っており、年の半分は京都で過ごしている。
岸谷を気に入り、京都でのビジネスに噛ませてもらうことを条件に、【花蓮峡】を売却した。
【バタフライアクセス】関係者
小島 悠華
ホームページ制作会社【バタフライアクセス】の社長。
岡山の名家の出身で、赤松明恵、黒田弥生というお付きの者がいる。小柄で黒髪ロングの、まさにお姫様の容姿を持っているが、ジャージ主体の下北ファッションを好む。天才的なプログラマーであり、PCパーツに囲まれて暮らすのが夢。
楓と小さい頃からの友達。
営業がうまく出来ず倒産寸前だったが、岸谷に助けられる。
事業が軌道に乗ってからは、念願のPCパーツ三昧の生活を送るが、さらに携帯電話の分解や、ドローンなどのハイテクメカにも手を出している。
愛車は【ヨンダ】の小型バイク【スーパージャガ】。
ソフィ
金髪で蒼い瞳の快活で奔放な女性。
カリフォルニアの大学で、悠華の後輩だった関係で、【バタフライアクセス】でプログラマーとして働くことになる。
シリコンバレー勤務時はステラと共に、空を飛べる自立型ロボットを開発するベンチャー企業で、運動制御のプログラム開発と、ナビゲーションAIの研究をしていた、と言う事らしい。
ステラ
黒髪で褐色の、理知的な女性。
カリフォルニアの大学で、悠華の後輩だった関係で、【バタフライアクセス】でプログラマーとして働くことになる。
が、【ブラックエンゼルUS】の常駐スタッフとしてシリコンバレーに舞い戻り、妙子のサポートをしている。
【高校の後輩】
岩城 凛
丸くて大きなメガネをかけた、小柄なちんちくり……
いや、文系女子である。
感性が豊かでよく喋る良い子。
何が良いのか、何故か岸谷によく懐く。
教育大に進んだ後、美術教師になって、地元で堅実に教育活動に勤しむことになる。
海原 籐子
痩せていて、平安顔と言ったら良いのか、多分秋田美人とはこういうことを言うのか?どうなんだ?という印象の女の子。
十二単を着れば、きっとよく似合う。
心優しく、控えめな大人しい性格。
あまり表情には出ないのだが、この子も岸谷に懐いていた。
東京の短大に進学した後、ミュージシャン志望のろくでもない男に捕まることになり、灰色の人生を送る。
50代で再び消息を聞いた時は、地元に帰っていた。
上京後、ブラックが環境で働いていたが、会社が倒産して岸谷に連絡をとった。現在、【バタフライアクセス】でデザイナーとして働いている。
【その他の登場人物】
島田さん
【村乃野証券】の証券マン。
人懐っこい、仔犬のような印象。
岸谷とは幼少期からの付き合いで、1994年にはそこそこのポジションになっていた。
バブル崩壊後、岸谷のことを「預言者」と喧伝した張本人。
【村乃野証券】に検察の手が入った時に、岸谷から取引を引き上げられるが、数年後には取引を再開している。
半田さん
【タミタミット法律事務所】の弁護士。
60がらみのストレス溜めてそうなナイスミドル。
【シャインガレット】の案件で岸谷の顧問弁護士となる。
滝川さん
【タミタミット法律事務所】の弁護士。
半田さんの相棒。
30代の血気盛んな年頃。
蒲田さん
目がぎょろっとした感じの、人当たりの良さそうな30代くらいのビジネススーツの男。
元通産省の大臣秘書官で、後にハゲタカファンドと悪名を馳せることになる【蒲田ファンド】を立ち上げる。
2002年頃から活発に大手メディアの株を買い集めている。
結城さん
渋めのおじさま然とした、中年の男性。
投資ファンド【チャコフ】の代表。
後に日本でも有数の投資ファンドに成長。
岸谷に興味を持っており、何彼となく相談に乗っている良き協力者。
松永さん
【輪台証券】の証券マン。
短髪で髪がツンツンしており、ガタイがいい。
金融不安が発生した1990年代後期、一時的に岸谷の取引を一手に担った。以後は【村乃野証券】と取引の枠を競い合っている。
河内 豪太郎
山野辺大学での岸谷の同級生。
テニスサークル【ゴールドスワン】の部長だった。
サラサラの茶髪、切長の瞳に、長身で整った容姿。
中学から始めたテニスは、高校で県大会上位に入ったほどの実力。
【河内葉通信機器】の御曹司だったが、なんやかんやあって跡を継ぎ、社名を【GOUCHI】と改名する。
グループ企業の再編、汚職の一掃などに取り組み、黒字化を達成するが、買った恨みも多く、四六時中警備が張り付く。
岸谷に何くれとなく相談を持ちかけ、今では事業パートナーとなっている。
狂信的な妙子信者だったが、妙子の姉、夏子にあっさり乗り換え、今では良い雰囲気になっている。
河内 葉太郎
豪太郎の父。
【河内葉通信機器】を一代で大企業にまで成長させた敏腕経営者。電話交換機事業を手堅くやっていたが、PQ3ダイヤルに手を出して大儲けし、人が変わってしまう。
スキャンダルの余波で与党の政治家筋から潰されそうになるが、豪太郎、妙子と共に難局を乗り切り、今は会社を離れ悠々自適の生活を送っている。
狂信的な妙子信者で、隠す事なく妙子を引き抜こうとしている。




