表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パンクジャズ  作者: 林広正
20/102

3


 この前俺は、孫を連れて小さな音楽フェスに顔を出したんだ。そこで嬉しい光景を目にしたよ。俺たちがやってきたことは、確実に未来に繋がっている。そう感じたな。言っておくが俺は、孫の付き添いで顔を出しただけで、演奏はしていないよ。そのフェスは、保育園で行われていたんだ。メインホールは普段は給食やお遊戯会にも使うそうだよ。大きな保育園でさ、音楽室やらアトリエやら、実験室とかおままごと室とかもあったな。中庭を囲む建物はぐるっと一周できるようにもなっていた。庭なんてまるで森だよ。自然が溢れる保育園ってのがコンセプトのようだ。俺がそこに行ったのは初めてだが、孫は毎日通っている。一緒に来て欲しいってうるさくてね、俺はお忍びで出向いたってわけだ。

 大した変装なんてしなくても、帽子をかぶれば誰にも気づかれない。俺なんてそんなもんだ。まぁ、気づいていたとしても、ああいう場で無闇に話しかけてくる奴は少ない。俺は孫との時間を楽しんでいるんだ。邪魔する奴は、普通じゃないね。実際にその日、俺を見つめる奴はいても、誰も話しかけてはこなかった。俺が嫌味な雰囲気を出していたわけじゃない。俺はいたって普通の日常を楽しんでいただけだからな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ