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波濤揺蕩う神殺し  作者: 韋駄天
名も無き島と神喰らい編
20/100

報告書の一部

秘宝識別番号78(神殺しの酒器)


(取り扱い方法)

78は直射日光を避けた冷暗所に保管してください、また乱用を防ぐため華珊瑚以上の位を含む神官3人以上での申請のみ178の取り扱いを許可します。


(概要)

78は朱色の紐が付属している純金で造られたひょうたん型の食器であり、中には金色の液体で満たされています。

摂取する個体の最も好む味のアルコール飲料に成分が変化する特性をもち、変化する前の成分を調査するあらゆる試みは失敗に終わりました。


実験結果78-1

神官Aが内容物を約90ml摂取、味は上等なエールの味がしたとの報告、アルコール度数は8度。


実験結果78-2

神官Bが内容物を約120ml摂取、味はスモーキーなウィスキーの味がしたとの報告、アルコール度数は40度、Bがロックでおかわりを申請、却下。


実験結果78-3

神官Cが内容物を約200ml摂取、味は白海葡萄アブサンの当たり年の味がしたとの報告、アルコール度数は66度、Cは他の神官2名の静止を振り切り、さらに内容物をコップ2杯分摂取した後取り押さえられた。


○厳重注意○

バッカニアでのアルコール飲料の価格価値低下、神官のアルコール依存症及び急性アルコール中毒を未然に防ぐため、華珊瑚以上の位を含む神官3人未満での取り扱いを禁ずる。

また、申請理由が冠婚葬祭であってはならない、これはザダ様の蔵に収められている秘宝である事を各員肝に銘じておくように。


秘宝管理部長 トライントン

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