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415話 容疑者 藤川 幸太

ちょっと突飛な所から行きます。

 街頭のディスプレイやスマホに緊急速報が流れ、皆がそれを見て驚愕している。



 今日の夕方頃に、何者かが警視庁に襲撃、警察官8名が死亡、5人が重軽傷を負うという事件が発生しました。

 犯人はその後逃走し、未だ行方は分かっていません。


 警察は犯人の犯行動機などを含め、捜査を行っております。

 容疑者は未だ捕まっておらず、警察は厳戒態勢の中、今もの捜査を続けております。

 なお、警察は犯人の映像を公開し、広く情報提供を呼びかけています、お心当たりの方は〇〇〇ーXXー△△△までお電話頂くか、QRコードから専用サイトにて情報提供をお願いします。


「スタジオには警察関係の事件に詳しい、ジャーナリストの船越ふなこしさんにお越し頂いています。どうぞよろしくお願いします。」


「よろしくお願いします。」


 司会者の挨拶に、やたらカメラ目線のおじさんが応える。


「船越さん、警察は今回異例の速さで情報公開に踏み切りましたね。」


「そうですね!もともと警察は身内に被害が出た時に限って動きが早い傾向にありますが、今回のこれは、まさに異例の速さでしたね!!」


「その事について、どんな理由があるとお考えですか?」


「そうですね〜。まるで、あらかじめ準備してあったかの様な速度ですからね〜、な〜んかキナ臭い感じですね〜この事件。」


「事件が発生してからの初動が捜査の成否を左右すると言われてますから、その為なのでしょうか?」


 コメンテーターの質問の意図を理解していないかの様な返事に、司会者はなんとか進行を試みる。


「それにしたって、まだ事件発生から1日も経っていない!異例中の異例ですよ、前代未聞とはこの事ですね!!」


「それだけ初動が大事だという事ではありませんか?」


「それにしたって速過ぎる!!僕ぁこの事に、なんらかの思惑がある気がしてなりませんね!」


「なんらかの思惑ですか?」


「ええ!!」


 司会者は修正するのを諦め、コメンテーターに自由に喋らせる事にした様だ。


「それは何ですか?」


「そうですね〜・・・、ずばり!!警察は何かを隠している!これでしょう!!あ、今の使ってね。」


 おじさんがキメ顔で、カメラに向けて人差し指を向けていた。


「現地に中継が繋がっています!現地の小久保こくぼさ〜ん!」


 即座に画面が切り替わり、リポーターの女性と、その背後に警視庁が写し出された。


「・・・ぇ、もう?はいぃ!!現場では、なおも緊張した雰囲気に包まれており、激しく警察官の出入りが繰り返されています!誰もが、鬼気迫る表情で動いており、この事件にかける意気込みが感じられるようです!!

 間もなく、警察からなんらかの発表がなされるものと思われ、辺りには、おびただしい数の報道陣が駆けつけています!

 また、先に公開された映像から、人相や服装が探索者の〝藤川幸太〟氏に似ていると、あちらこちらで言われており、各メディアは真偽の確認を急いでいます。

 今回の犯行はどういった動機であるのか、また狙いは何なのか、注目を集めています。

 会見はもう間もなく、もう間もなく行われる予定です!!以上、現場からでした!」




 会見の場には、高官と思われる警察官が3人出て来た。

 すぐさまフラッシュが焚かれ、光が辺りを白く染める。


『痛ましい事件でした。多くの同僚が命を落とし、私の心は張り裂けそうです!犯人のその動きから、警察は犯人を探索者であると断定しています、どうぞ情報提供にご協力ください。』


 演技掛かったオーバーな動作とともに代表者は語る。

 だが、場の雰囲気がおかしい・・・、代表者が得意満面なその表情の所為だ。


「思い込みによる捜査は危険ではないですか?動きだけなら、それこそ警察官や自衛隊員にも可能だと思われますが?」


「犯人の動機について、警察はどうお考えなのですか?」


『犯人の動機については未だ不明であります。』


「何の意味もなく警視庁を襲撃するなんて考えられません、犯行声明は届いていないのですか?」


「犯行予告や、予兆は事前になかったのですか!?」


「警察の対応不備に対する不満や、冤罪による怨恨の線はないのですか!?」


『一般人に、探索者のような力を与えるのは危険なのです!!ましてや国家権力に楯突こうなんて言語道断です!彼らのような輩は、シッカリと管理されなくてはならないのです!!今回の事件でそれは明白となった事でしょう!』



 スタジオに映像が戻った。


「代表者の方もかなり興奮しているようですね。」


「興奮していると言うよりも、冷静さを欠いていますよ。現場の記者は良い質問をしてますね、昨今ストーカートラブルでまずい対応が問題視されていますからね。そぉれにしたって青木警視総監の、探索者を狙い撃ちにしたようなあの発言・・・。」


 コメンテーターの自由過ぎる発言に、司会者が慌てて取り繕う。

 続けて、警察の公開した映像が流される。



 そこには・・・、頭に半透明な幼女を乗せた青年の姿が映し出されていた。

苦戦しております・・・。

今しばらくお待ちください(T ^ T)

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― 新着の感想 ―
続き期待して待ってます
無理をしないで身体を労って下さい
えぇ~!? 幸太が? 警察の自作自演とか? モンスターと戦うのが忙しいのに余計な足の引っ張り合いに巻き込まれたん? 続きが気になって夜しか眠れん。
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