呼ばれたぜ 【ヲタク1視点】
今回はシル曰くオタク1の視点です
名前はちゃんとあります
俺の名前は渡嘉敷海人
どこにでもいる極々平凡な学生だ、何か得意なものがあるわけでもないしどこにでもいる普通の学生生活を送っている
てな感じにいつも頭の中で1人で言ってたんだよね、よくさ、アニメとか見るといるじゃん、異世界とか超能力に目覚めてなんかバトルに巻き込まれていく、て き な やつを期待してね。
そしたらさ、びっくりしちゃったよ、突然光に包まれたと思ったら変な場所にいてさ、よくわかんないやつに連れられて変なだだっ広い場所に入った。奥の階段の上に豪華な装飾の施された椅子に座っているおっさん――もとい王様にお前達は勇者だーとか、魔王を倒せーだとか言われてさ、正直ワクワクしたけど言い方がちょっとイラっとしたのでやだって言っちゃった、どうしよう
てかさっきの銀髪の幼女、可愛かったなあ、思わず仲間ですとか言っちゃったよ。銀の髪はサラサラしていて、あの紫の瞳に見られたら大抵の男は言うことを聞いてしまうだろう、現実世界では色々なアイドルとか好きでよく見ていたんだけどどのアイドルよりも可愛かった、もうめちゃくちゃ可愛かった。
よくよく考えてみればこの世界のことまったくしらないし今後のことを考えるとやはり戻るしかないと皆で話した、王様は快く迎えてくれた、その時にはあの銀髪幼女はいなくなっていた、残念だなあ
「よくぞ戻られた勇者たちよ、それではまずはこの世界の戦い方から説明しよう、そなたらの世界ではどのように戦っていた」
元の大きな部屋に戻ってきた俺たちは王様の説明を受けていた
「銃とか?」
クラスの代表格の1人の綾が王様の問いに答える
「銃?よくわからんがこちらでは少なくともその銃という物は使わん」
やはりここはファンタジー特有のあれか
「サンドルフ、おぬしの精霊を見せてやれ」
「ハッ!」
サンドルフと呼ばれた男性が前に出てきた、髭をはやしており体はローブで覆われている、いかにもな格好だなこりゃ
「【|主の呼び声《サモンマスター】」
サンドルフの前に水が現れた、その水は姿を変えていった、少しすると女性の上半身だけが水溜りから出ているような形になった、顔などは形だけでパーツなどはないが間違いなく人間の形をしている
「これはウンディーネと呼ばれる精霊だ」
「精霊?」
思わず気になって聞いてしまった
「そうじゃ、精霊とは魔導師や魔術師と共に戦う存在だ、その者の潜在的な能力の体現といってもいい。
それぞれの精霊にはランクが付けられている。F~SまであるがこのサンドルフのウンディーネはランクA、国内でも有数の精霊だ」
精霊……くぅ~、待ってた待ってた、待ってたんだよこの展開。精霊?いいじゃん、超かっこいいじゃん
「そ、その精霊っていうのは誰でもだせるのか?」
ここは平然を装わなければいけない、もしここで子供みたいにはしゃげばお笑いものだ
「出せる、それはそなたらも例外ではない。まずはその精霊を出すところから初めてもらいたいのだ。サンドルフ、勇者たちを演習場へ」
「はい、それでは勇者様方、こちらへ」
サンドルフに連れられやってきたのはこれまただだっ広い平地だ
「それでは勇者様方、早速精霊を召喚していただきたいのですが1つ、ご注意してください。精霊は1体しか使役することが出来ません、嫉妬深いのですよ、精霊は」
中々可愛いものなんだな精霊って、嫉妬深いとかヤンデレか
「それを従順承知の上、召喚してくださいね」
みんながはーいと手を挙げる、小学生か
「それではみなさん、手を前に出してください」
言われたとおりに手を前に出す
「基本的に魔法には詠唱などというものは必要ありません、たまにかっこつけて言う人もおりますが。最初の召喚には必要なので私が言った言葉を復唱してください。我は求む」
「「「我は求む」」」
「そなたの力を求む」
「「「そなたの力を求む」」」
「求むるは力、欲するは汝なり」
「「「求むるは力、欲するは汝なり」」」
「我は主、そなたを支配するものなり」
「「「我は主、そなたを支配するものなり」」」
「【主の呼び声】
「「「【主の呼び声】」」」
体から何かが流れ出ていくのがわかる、力のような何かが体から外部へ飛び出し形を作り出していった
魔方陣のような円系の光が地面に現れその上に俺の精霊が姿を現した
炎で出来た体に黄色い炎のくちばし、真っ赤な炎の羽、それはまさしく炎の鳥だ
バサバサと羽を羽ばたかせたかと思うと俺の肩に乗った
「みなさん無事使役できたようですね」
サンドルフが拍手をして喜んでいる
これが俺の精霊、炎の鳥かあ……めっちゃかっこいい!
「みなさんはそれぞれ自分の精霊に愛称を付けるとよろしいかもしれませんね、精霊にも感情がありますから」
そうなのか、てっきりゲームとかみたいな感じに言うことを聞いてくれるのかと思ってた
「この紙を精霊に貼りつけてください」
サンドルフから紙を受け取り自分の精霊に貼り付けてみる、紙の色が青に変化した
「この紙は精霊の強さ、つまりランクが紙の状態でわかるのです。変化がなければF、灰色がE、緑がD、黄色がC、赤がB、青がA、が白がSです」
僕の精霊は紙が青になったからAランク、サンドルフのウンディーネ?もAランクだったから同レベルか
強いのか弱いのかわからないけど国内でも有数のサンドルフと同じなら相当強いのかもしれない
「みるとみなさんの中にはAランクの精霊を持っている方もおられるみたいですね」
周りを見るとBランクが1番多い、CランクとAランクは同じぐらいだ
「精霊は自分の意思でしまえますので必要が無い時はしまっておくといいですよ、召喚するときは【主の呼び声】で召喚できます。今はしまっておいてください」
自分の意思でっていっても……どうすればいいんだよ、とりあえず念じてみるか。戻れ!
おおう、本当に消えた。
俺が念じた途端俺の精霊が光の粒子になって消えた
「それでは次に御自分のステータスを確認してください」
言われたとおりにステータスを開いた
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名前……渡嘉敷海人
職業……剣士
称号……呼ばれた勇者
Lv20
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剣士、魔法が使えないわけではないだろうけど接近系の職だろう
「魔法職の方は右に、武道系は左に分かれてください、自分がどっちなのかわからない方は私に聞いてください」
俺は武道系だから左か
見ると武道系には男子女子の向き不向きがないみたいだ、約半々になっている
「それでは魔法職系は私のところに、武道系はこちらのガゼフ団長の元へお集まりください」
見るとサンドルフの隣には銀に光る鎧に身を包んだ男が立っていた
「私はこのオルガ王国の騎士団長を務めている、ガゼフという者です、以後よろしく」
ガゼフ団長は背筋をピシッと伸ばしながら張りのある声で自己紹介を軽くした
髭はちゃんとそっているらしい、髪も短く切られており清潔感が漂ってくる
その後魔法職と武道職に分けられた後それぞれの説明を受けた
「いいですか、魔法職は基本は後ろで火力的、および支援的な後方支援がメインです。ならわれわれのような騎士団、つまり武道職は前衛で剣や槍、盾などを振るうのが役割です」
そりゃそうだ、ここで武道職が魔法で後方支援をしますとか言われたらびっくりする
「魔法職には魔法という武器があるように武道職にも武器があります」
そういうとガゼフ団長は誰もいない方向を向いた、そして腰を低くした
「【虎の爪】!」
ガぜフ団長の手が振るわれた、轟音と共に地面がえぐれた、見ると地面には4つの引っ掻き傷のようなものができていた
「これは武技というもので、いうなれば武道職が使う魔法といったところでしょうか」
「すげえ……」
隣のやつが小さく呟いた、だがその言葉には同感だ、あんなものを俺たちも出せるようになるのだろうか
「これは格闘家の武技です、比較的簡単な部類に入ります、勇者様なら一ヶ月あれば使えるようになるでしょう」
剣士には剣士特有の技がやはりあるのだろう、これはやばい、わくわくが止まらないぞ。今日の夜は眠れそうにないなこりゃ
「これから勇者様たちには戦闘訓練と技の訓練、さらに簡単にこの世界のことを学んでいってもらいます」
まあそりゃそうだよな、ここは俺たちがいた地球、ましてや日本などとは全く違う世界だ、ある程度の知識はひつようになるだろうし。勉強はきらいだがこうゆう勉強なら大歓迎だ、正直魔王とかはよくわからないが楽しくなりそうだ
読んでいただきありがとうございました
意見やご要望などがありましたら言ってください⊂((・⊥・))⊃




