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白黒生活  作者: 香鈴
2/4

規則

「涼ーーーー!!!!!!」



朝から私の名前が寮中に響き渡る。

私は眠い目をこすりながら部屋を出た。



「……なによーもう。」



戸の閉まる音を聞きながら、長い廊下を歩く。

夏……ということもあってかちょっと蒸し暑い。


その時廊下の向こうから誰かが走ってきた。

私は人目で気づいた。

それが誰なのかということに。



「涼!今日はSTの会議あるって言ったのに!」

「あーホントだ~。」



私のその一言に愕然としてる。


金髪をなびかせて。



「もう彰吾はきてるんだよ?」

「あーじゃあ今から行く。」

「早く来てね。男子寮の1……」

「知ってる。100号室でしょ?」

「うん、じゃあ早く来てね。」



早く来てねって何回言うんだお前は。


そうツッコミそうになったが抑えた。

これ以上耳元でギャーギャー言われたくない。




ルイ・A・メイリア


これがあいつの名前だ。

名前からも分かるようにこいつは生粋の外国人……というかイギリス人。

日本語を学ぶついでにこの学校に入学したらしい。

しかしもうルイの日本語は完璧だ。


そして、ルイは数少ないSTのひとりでもある。

頭脳明晰な1人……ということで学年トップの天才。



自称、15ヶ国語を話せる……らしいのだが、本当かどうかは分からない。

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