#52 研ぎ澄ませ ~下~
優作の手本が終わり、仁慈は軽食を取るため離脱したが、シルバーは修行を継続した。
目隠しをして、準備を終えると、試合が始まった。
<シ>(なにが簡単だろ、だ…馬鹿言ってんじゃね!!)
シルバーは怒りのまま、鈴が鳴った方へスポンジ剣を振るうと部下の一人にヒットし脱落させた。そこから一人また一人脱落させていった。すると4人の部下がシルバーを囲み、同時に攻撃を仕掛ける作戦をとってきた。
<シ>(あーうるさいな!)
そしてシルバーはその4人に対して回転斬りを繰り出し、脱落させたのだった。
<シ>(鈴有りに甘えてらんねぇーだよ!!)
それを観ていた興芝は驚きを隠せなかった。
<興>「ほーさっきとは打って変わって別人みたいじゃないか」
それにホットスナックをつまみながら仁慈が返す
<仁>「多分だが…彼は…感情がポテンシャルに…影響するんだろうな」
<興>「なるほどなーそういうタイプもいるもんな、後……食べながら喋るなよ」
そんな会話をしている最中にも、着実に部下達が脱落していった。
<シ>(あと少しだ!ここ!!)
シルバーは着々と音がする方へと攻撃していった。そしてこの試合を一撃も食らうことなく、部下達全員を倒しきったのだった。すると目隠しを外して優作の方を見た。
<シ>「やってやったぜ…さー次は鈴無しだろ?頼むぜ」
<優>「いや、今回はこれで終わりだ、皆さんも片付けの方をお願いします」
優作の掛け声で部下の方々が片付けを始めた。流石にこれにはシルバーも驚いた。
<シ>「え、なんで?!」
<優>「言ってなかったが、スタジオの返却時間がそろそろなんだ、だから終わりだ」
<シ>「言えよ!そういう大丈夫なこと!」
<優>「時間が迫ってくると考えると焦るだろ、そうするとミスが増えやすいからな」
<シ>「確かに!納得だわ」
優作の話に納得したシルバーも片付けを始めたのだった。
興芝と仁慈は興芝の運転で帰っていた。
<仁>「改めて思ったがあいつはヤバい奴だな」
<興>「そりゃそうだろ、俺らが敵わんかったやつをねじ伏せた男なんだからな、それであいつはどうだ?大会でやり合う可能性があるだろ」
<仁>「今のあいつなら、余裕で勝てる」
<興>「やっぱりか、まぁせっかく兄貴のおかげで堂々と生きれるようになったんだ、人生楽しんでいこうや、兄弟」
<仁>「そうだな」
至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで今後も読んでいただければ幸いです。
作者の一言
大会開始までもう少し修行の話があります。




