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トップになるのはラクじゃない  作者: ぎんろろ
22/65

#21 動き出した者達

少し場所が変わって三戸進介が居る高校での出来事


休憩時間に進介のスマホに通知が入る。


【シルバー修業の果て、永眠~~】のメッセージと、横たわっているシルバーとカメラ目線で笑顔のピースしている優作の画像が送られてきた。


【なんかアニメで見たことある光景だな、それでどうなんだ?】

そう返信すると、既読が付いた。しかし、返答に悩んでいるのか、直ぐに返信は来なかった。そのため、進介はマナーモードを解除して、スマホを机に置いて返信を待つことにした。

そこにクラスメイトで剣武の選手でもある【光晴】が話し掛けてきた。


「おいおい、今大丈夫か?」


「返信を待っている状況だ、片手間なら対応できる」

そんな会話をしていると、【ピロン♪】 優作から返信がきて通知音が鳴った。


【想定内だが、想定外って感じかな】


「あ、返信きた」

返信がきたのに対し、声を出した進介につられて、光晴もスマホの画面に目を向けた。そして光晴がメッセージのやり取りに反応する。


「あれ?この人…優作か?」


「え!?」

予想外の発言に進介は声を出して驚いた。


「あ!悪い悪い、見るつもりはなかったんだけどよ、通知につられちまってよ」

進介の驚き具合に光晴は透かさず謝った。


「いや、別に画面を見たことはどうでもいいんだが、お前、こいつを知ってんのか?」

進介は画像を選択して、スマホを光晴に向けた


「おお知ってるよ、松永優作だろ?」少しばかりの不安を感じる話し方で光晴は喋る。


「ああそうだ、でもなんで知ってるんだ?」


「友人の稽古相手だからな、俺もその縁で、数回手合わせしたことあるんだが…完敗したわ…優作は今まで戦った相手で1、2を争う強さだったよ」

光晴は両手を軽く上げて諦め顔で話したのだった。


そんな会話をしていると、これまた剣武の選手である【土方】がこちらに近づいてきた。


「あのー聞き耳を立ててた訳ではないんだけど、優作って言ってませんでしたか?」


「ええ…話していましたよ、もしかして土方さんもこいつを知っているんですか?」

進介は優作が映っている画像を彼女に見せた。

土方は画像に写っている人物の顔を確認すると直ぐに答えた

「あ!やっぱり!私の知ってる優作君だ!」


それに光晴が反応する

「マジか!土方さんも優作を知っているのか!もしかして戦った事があるのか?」


「ええ昔に一度だけね、勝てなかったけど、もしかしてあなたも?」



光晴と土方の会話を聴いている進介は考えていた。

(優作は龍司やシルバーにも勝った事があったはずだ、ということは必然的に剣武のランキング1~4位を倒した事になる…)


※土方が3位、光晴が4位(選手名:雷電)


そんな事を考えていると光晴からこの写真は何なのだと話しかけられた為、進介は優作がシルバーを鍛え直し始めた事を伝えた。ついでに進介自身も打倒シルバーを掲げ、予選にエントリーする事も伝えた。


「そうか進介も出るか、なら俺も本腰を入れた方がいいな、あいつに連絡入れるか、すまん一旦戻るわ」

光晴はスマホを触りながら進介の元を後にした。


「流石に私も大会向けて準備した方がいいわね、もしかしたら優作君も出場するかもしれないし、そしたら一筋縄ではいかないし…いい情報をありがとう!じゃーまたね」

そう言うと土方も自分の席に戻っていった。



(全く嵐のような奴らだったな、それにしても優作、お前の人脈は底知れないな)

自分の席に1人残された進介はそんな事を思ったのだった。


(あ!優作に返信するの忘れてた…)

至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで今後も読んでいただければ幸いです。

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