#20 予想外の強敵
それからは、とにかくキツイ戦いだった。
優作は色々な武器を駆使して向かってくるため、常にどう対処すれば良いか、頭をフル回転させなければならないからだ。
それに加えて、距離が離れると、懐に隠していたクナイを投げるなどして、休む暇を与えてくれない、そんな激しい戦いを続けていた。
それから十数分後
2人の距離が離れたタイミングで優作が武器を納め、話しかけてきた。
「ちょっと休憩にしよう」
「え?まだぁ降参って、言ってねぇぞ…俺は」そういうシルバーは少し息が上がっていた。
「じゃー降参でいい、休憩だ」そう言うと優作はそそくさと体育館を後にした。
その姿を見てシルバーは思う(あー腹でも壊したんか)
体育館に1人残されたので、とりあえず腰を下ろしたが想像以上に疲れていたのか、そのまま仰向けで横になった。
改めて思い知らされた、優作を倒すには、今の生半可な俺ではほぼ無理だということ、ましてや、全盛期の俺ですら勝てるか怪しいかったんだから、その答えに行きつくのは必然というものだ。
だが勝てない悔しいよりも、やはり、目の前に強者がいるという現実に胸が高鳴っている自分がいる。
そんな事を考えていると、緊張の糸が切れた影響か、シルバーは急に睡魔に襲われ始めてしまった。
(あ…ダメだ…瞼が…おめぇ……)
すると突然【ドンッ、ダンッ】と体育館に響き渡った。だが、睡魔でうとうとしていたシルバーには、何の影響も与えなかった。
~~数分後~~
優作が体育館に戻ってきた。
「すまん、待たせたな」
「……」
返事がない為、優作は、仰向けになっているシルバーに駆け足で近寄る。
「おい、なんだ…寝てるだけか、心配して損したわ」
「zzz」
シルバーは、近づいてきた優作が呆れる程に、ぐっすり眠ってしまっていたのだった。
「zzz」
至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで今後も読んでいただければ幸いです。




