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1話 社畜脱出!

haruzです

異世界転生系書いてみました

主人公田中蓮たなかれん


「あー……今日も終電、逃した……」


誰もいない駅前ロータリーで、俺は深くため息をついた。


「家まで歩いたら、4時間はかかるな……」

タクシー代なんて出せるはずもない。

連日の睡眠不足のせいで、頭はガンガンと痛む

重い足取りでトボトボと歩き始めて、約30分後——。


「ダメだ……限界……」

猛烈なめまいに襲われ、視界がぐにゃりと歪んだ。

アスファルトの冷たい感触を感じた瞬間、俺の意識はそのままプツンと途絶えた。


「……おい。おい、若者よ。起きなさい」

どこからかやたらと神々しくて優しい声が聞こえてくる。

ゆっくりと目を開けると、そこは真っ白な光に包まれた謎の空間だった。

そして俺を見下ろしていたのは——黄金の光を背に負い、神々しいオーラを放つ『神様』だった。


「……うーん、ここ……天国? 俺、田中蓮たなか れんっていうんですけど、ついに過労死しちゃいました……?」

「過労死ではないが、まあ似たようなものじゃな。お主のあまりの社畜ぶりに、見かねて命をこちらへ救い上げたのじゃ」


神様はそう言うと、どこからか取り出した羊羹ようかんをモグモグと食べながら、ニッと笑った。

「安心するがよい! 死ぬほど働かされたお主に、ご褒美として『超快適な異世界』と『全自動スキル』を授けてやるぞ!」


「ぜ、全自動スキル……? ご褒美……!?」

『超快適』という、前世の俺には一番縁のなかった魅惑的なワードに、俺の社畜脳がビンビンに反応する。

「うむ! お主が前世で『全部自動で終わればいいのに』『ボタン一発で解決すればいいのに』と念じ続けていたからの。その願い、この神が叶えてやろう!」


「そういえば...会社でそんなことを思っていたような気がする」

神様がパチンと指を鳴らすと、俺の目の前に青く光る謎の画面――ステータスウインドウが現れた。


【固有スキル:全自動フルオート

※あらゆる作業・戦闘・建築を思考ひとつで最適かつ全自動で行います。


「マジかよ……! 掃除も、洗濯も、飯の準備も……果ては魔物との戦いまで、全部オートでいけるってことか!?」


「その通りじゃ! しかも転生先の世界は、労働の義務すらない超ホワイトな国。毎日好きなだけ寝て、好きなだけゴロゴロしておればよい!」

「神様……あんた最高かよ……!」


前世のブラック企業では、1日16時間労働・サービス残業当たり前・休日出勤は友情出演レベルだった俺だ。


そんなパラダイスな世界に行けるなんて、夢じゃないだろうか。


「ただし! ひとつだけ注意点がある」

神様が少し真面目な顔をして、俺に指を突きつける。

「あまりにも楽すぎて、廃人にならんようにな!」

「大丈夫です! むしろ全力で廃人になりにいきます!!」

「かっかっか! 頼もしいのう! では行ってまいらむ、第二の人生を楽しんでくるがよい!」


神様の言葉が終わると同時に、足元が眩しい光に包まれた。

視界が真っ白になり、体がふわっと宙に浮くような感覚に襲われる。

次に目を覚ました時、俺の「超ホワイト&全自動」な異世界生活が幕を開けるのだった——!

星とかリアクションつけてください!

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― 新着の感想 ―
神様がようかん食ってるのいいな笑
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