98 ウルトラマンが光るのって漢のロマンだよね(ソフビ・タロウ編)
ストリウム光線ポーズのタロウのソフビを手に入れた。
実は、以前に、サウンドロップの「ストリウム光線!」を手に入れてて、これと組み合わせるソフビを捜してたのだ。
サウンドロップっていうのは、雫型のボディで、ホタンを押すと一言程度の音が出るというガシャポンのシリーズ。
ウルトラマン系もいくつかあるんだけど、その中に「ストリウム光線!」というセリフのものもあったのだ。
タロウって、技の名前を叫ぶ初めてのウルトラマンなんだよね。初めてっていうか、ほかにはほぼいない。
「帰ってきたウルトラマン」最終回での「ウルトラハリケーン!」とかって例外もあるけど、毎回のように必殺光線の名前を叫んでたのはタロウくらいのものだった。
そんなこともあって、ストリウム光線ポーズのタロウには、是非とも「ストリウム光線!」と叫んでもらいたいわけだ。
ほかにも、ゲーセンの景品で「サウンドパトロール」というシリーズのタロウも持っていて、これも組み込もうかなとか思ったんだけど、諦めた。
これは、ジャンクで手に入れて、腐ってた配線を交換して復活&センサーをタクタイルスイッチに交換して、ボタンを押すと声が出るように改造したものだ。
これの台座に回路を全部入れようかなとか思ったんだけど、残念ながらスペース的に苦しい。単四電池3本入った電池ボックスが場所を取っているので、サウンドロップを入れるのはちょっと難しいのだ。
目とカラータイマーの電源もここから取って、サウンドロップとスピーカーを共用させればいけるかとも思ったんだけど、元々配線腐ってたところに更に別系統の配線を加えるリスクを考えると、やっぱりちょっと難しかった。
じゃあ、工作開始だ!
タロウとかセブンとかの六角の目を作るのは初めてだったけど、おゆまるくんで型を取ってなんとか作れた。
カラータイマーはいつもどおりだし、ビームランプ部分も作ったことはあるしね。
今回ちょっと違うのは、目を電球色じゃなくて、オレンジっぽいLEDにしたこと。これは、前にUSBメモリに改造したライティングヒーローの目のLEDが余ってたのを再利用した。
このLEDにハンダ付けした銅線と、青のLEDにハンダ付けした銅線は、タロウの腰の接合部辺りまでの長さにしておいて、腰の辺りで一対の銅線にハンダ付けしてまとめる。
このまとめた銅線を、左足の裏に開けた穴から通して、台座に繋ぐわけ。
ここまでは3月中に終わったんだけど、いい台座が見付からなくて、座礁してた。
今回はしゃべらせるわけだから、内蔵じゃなくて台に入れないとならない。
7月に入って、やっと台によさそうなプラケースを見付けて買ってきた。
またしても一部半透明で、しかも蓋が蝶番で開くタイプ。
穴を開けるのは、タクタイルスイッチ(声)のための2か所と、メインのスライドスイッチ用の四角い穴が1か所、天板に足の固定用の穴が左右と銅線用で3か所かな。
銅線の穴は、ピンバイスが細いから、何回も開けることになったけど。
壁は前の究極のウルトラマンの時ほど厚くはないけど、それでも指にマメができそう。
スライドスイッチ用の穴は、四隅に穴を開けて、そこからニッパーで大まかに切り取り、カッターで削りながら微調整。こういう細かい作業、苦手なんだよね。性格が大雑把だから。
穴が開いたところで、サウンドロップをケースに取り付ける。
といっても、固定するかはわかんないけど。
とりあえず、短めの銅線を切り出して、サウンドロップのスイッチカバーを外したところにハンダ付けする。
こいつのスイッチは、隣接するパターン配線同士を、スイッチカバー裏にある金属パーツが繋ぐことで電流が流れるという仕組みだから、それぞれのパターン配線にハンダ付けした銅線をタクタイルスイッチで繋げば、スイッチを押すことで通電するってわけ。
基板にハンダ付けした銅線の反対側をケースの穴に通す……あっちゃあ、基板から導線が剥がれちゃったよ。
これは、平らな基板上にハンダ付けしてるせい。ハンダでくっついてるだけだから、ちょっと引っ張ると剥げ落ちちゃうんだよね。かといって、ハンダの量を増やすと、ショートしかねない。
究極のウルトラマンの時もこれで苦労したのよ。なにせ、完成後でも取れちゃうことあるから。
そして、あたしは気が付いた! その場所ズバリでハンダ付けする必要はないってことに。
要は、その部分のプリント配線に繋がってるどこかにハンダ付けすればいい。
片方は、部品の足が出てるところにハンダ付け、もう片方は基板に開いてる穴に突っ込んでプリント配線からそこまでハンダを延ばす。
これで、ケースの外でタクタイルスイッチをハンダ付けして、音声の方は完了ね。
あとは、タロウを天板にネジで固定して、銅線を電池ボックスとスライドスイッチにハンダ付けすれば、OK。
完全に光らせる系統としゃべらせる系統で回路が分かれてるんだけど、サウンドロップを利用する都合上、そこは仕方ない。ほかに「ストリウム光線!」としゃべる回路をあたしは知らない。
もっと言っちゃうと、サウンドロップはスイッチカバーを外しただけで、ほぼそのままの形で使ってるんだけど。
後は、半透明なケースから見える中身を隠すために、タイトルロゴでも切り出せば完成ね。
…なんてこったい。
ケースが小さい上に、タロウのロゴって細かいから字が切り出せない。
1色でいいかな? いいよね?
よし、ストリウム光線ポーズのソフビ・タロウ、完成で~す!
サウンドパトロール
ゲーセンの景品。時期は不明。
黒い円筒型のケースの上に、ディフォルメされたウルトラマンと怪獣のフィギュアが載っている。ケース部分にセンサーが仕込まれており、光を遮るとウルトラマンが掛け声を挙げる。
ウルトラマン&バルタン星人、セブン&キングジョー、タロウ&タイラントという、いずれも本編中では組み伏せていないペアになっている。
梓は、ジャンクで全部手に入れた。
タロウの場合、「ショワァァァ」という独特のエコーの掛かった掛け声がちゃんと出る。




