73 ウルトラマンが光るのって漢のロマンだよね(ソフビ貯金箱・ティガ編)
また買ってしまった…。
いや、だって、割といい感じのディフォルメだなぁと思っていたティガのソフビ貯金箱が、100円で売ってたんだもん! 思わず買っちゃっても仕方ないよね!? 相場としては、四捨五入して千円くらいの品が100円だよ!
ネットで見かけた時は、こんなに大きいとは思わなかったけどね。
ま、買っちゃったものは仕方ない。いつもどおり、光ってもらおう。
安かった理由は、どうやら、足の裏にある蓋が欠品だったからみたいね。
考えてみれば、貯金箱だもんね。この蓋がないと、入れたお金がそのまま全部穴から出て行っちゃって役に立たないんだもの。ジャンクもいいとこよね。
でも、光らせるなら、穴なんかどうでもいいわ。むしろ、後ろ頭のスリットだっていらないくらいよ。まぁ、スイッチをそこに付けることもできるだろうから、無駄とまでは言わないけど。
さて、じゃあ、いつもどおりカラータイマーから削ってみようか。
型を取って、レジンで透明なカバーを作りつつ、本体のカラータイマーを削る、と。
…めっちゃ硬いんだけど。
これ、ソフビ貯金箱よね。
「ソフビ」って「ソフトビニール」の略だよね。
全然ソフトじゃないんだけど!
舌で舐め取れないソフトクリームなんて、ソフトクリームじゃないのよ。
…まぁ、スーパーで売ってるソフトクリーム風のラクトアイスだと思えばいっか。
100円だしね。
苦労してカラータイマー部分を削って、内側に銀色塗って、レジンで作ったカバーを付ける。
中に青のLEDを突っ込んで光らせると、一応綺麗に青く光った。
内側のスペースには余裕があるから、目だって光らせられるし、カラータイマーの赤点滅だっていけると思うけど。
こいつの目を綺麗に切り取るのは、結構大変だよね。
とすると。
ちょっと別方向で遊んでみようか。
ヒカルナルの青発光ユニットが余ってるから、これを使うテストケースにしてみよう。
ヒカルナルの外装に付属の、青くしか光らないユニットは、外装の数と同じだけあって、使い途に困ってたのよね。
ちょうど、足の裏にでっかい穴が開いてることだし、そこにはめて光らせる方向でいってみよう。
発光ユニットを足裏の穴に当ててみる。
…入らないね。ユニットの直径の方が穴より大きいんだ。
じゃあ、穴を広げればいいね。
硬い足の裏をちょっとずつカッターで削って穴を広げる。
削っていったけど、直径はともかく、スネの辺りが内側に凹んでる(爪先よりスネの方が後ろにあるんだから、そりゃそうだよね)から、奥行きが足りず、ユニットを押し込むのは無理だとわかった。
うん、じゃあ、ユニットを小さく削ろうか。
元々発光ユニットは、カラータイマーの外装にはめ込むためにサイズが決まってるだけで、電子部品は大したサイズじゃないのよね。外側削れば、今の穴に突っ込めるでしょ。
ビフォー → アフター
うん、はまった。足のところで光が透けるから、裏当てして、カラータイマーのところに光が集中するよう、アルミホイルで反射板を作って。これでいいよね。
カラータイマーだけ青く光るティガ、完成で~す!!
ソフビ貯金箱
詳しいことはわからないが、おそらくゲーセンの景品と思われる。
ゾフィー~アストラ、ウルトラの父、ティガ、ダイナ、ゼアスがラインナップされており、その当時のものと思われる。ティガは1998年製だった。
ウルトラシリーズの指人形と同じような2頭身ディフォルメだが、身長が14cm(つまり顔だけで7cm)もあるので、存在感が結構すさまじい。
特にギミックはないが、造形も塗りもかなりの高水準。
もっとも、市販されている“お金を入れると声の出るでっかい貯金箱”は、めっちゃでかくて重い。
ヒカルナル
2018年にガシャポンで登場したカラータイマー。
1回500円で、名前は「光る鳴る」からきている。現在ではガンダム系も存在するが、ここではウルトラ系のみ説明する。
カラータイマーの点滅音は、ウルトラマン1人1人で違っており、ヒカルナルユニットは、ボタンを押すと青く光り、時間経過か再度ボタンを押すことで赤点滅+点滅音に切り替わるという優秀なギミックを持っている。
基本的に、ウルトラマンごとのヒカルナルユニットと、カラータイマー外装が別カプセルとなっており、外装には青く光るだけの発光ユニットが付属している。
これは、外装のカプセルの中身だけでも一応遊べるようにするためだが、外装にヒカルナルユニットをはめると、発光ユニットは行き場をなくしてしまう。
梓は、ヒカルナルユニットを何種類も持っていて、しかも全部外装に入れているため、結構な数の発光ユニットを持て余している。
今回の工作は、発光ユニットの有効活用のためのテストの一環となった。




