31 ウルトラマンが光るのって漢のロマンだよね(夏休みの工作編2)
「ほらほら天さん、さっき買ってきたの!」
100円ショップで買ってきたLEDライトを見せる。太陽電池がついてるタイプ。
「なんで2つも?」
多分想像できてるらしい天さんは、呆れ顔で訊いてくる。
「2個はいるのよ」
「またウルトラマンか?」
「もちろん!」
5月に、太陽電池で目とカラータイマーが光るウルトラマンを作ったけど、もう1つ作りたいなぁ、なんて思ってる。
タネは色々あるんだよね。キーホルダー系のが。
ジャンクで買ったシリーズ不明のウルトラマンとか、平成の初め頃に買ったカラータイマーに麦球仕込んであるウルトラマンとか、プライズの目が光るシリーズの新マンとか。
シリーズ不明のウルトラマン。目が麦球で光る。
カラータイマーが麦球で光る。
5月に作ったウルトラマンがリビングの窓際で光ってるから、できれば隣にどれか置きたいんだよねぇ。
新マンは、あのシリーズの中では唯一カラータイマーが見えるポーズだから、くりぬけば光らせられるのだ。ほかは、ウルトラマンもダイナも、光線ポーズだからカラータイマー隠れちゃってるんだよね。その点、新マンはウルトラスパークを右手で掲げてるポーズだから胸張ってるもんね。
実は、ウルトラマンもダイナも、元々入ってたオレンジのLEDを外して、それぞれ黄色と白のLEDを入れてある。
新マンだけ、いずれカラータイマーも光らせようと思ってたから、まだ手つかずだった。
「ねえねえ天さん、リビングのウルトラマンの隣に置くの、こっちの新マンとこっちのウルトラマンと、どっちがいい?」
「新マン。ちっこいとなんだかわからないから」
ということで、プライズの目が光るシリーズの新マンが、遂に日の目を見ることになったのだ♪
作業は、思った以上に簡単だった。
なにせ目は元々黄色の半透明だからいじる必要ないし、材質が薄いしサイズ的にカラータイマーもちっちゃいから、穴を開けるのもレジンで形作るのも簡単♪
超あっさりできあがった。目には電球色のLEDを入れたけど、やっぱり2個ないとダメかな。真ん中で光ってると、イマイチ目の光が弱いわ。
あと、太陽電池を2個も繋いでるのに、出力が妙に弱い。電球色って、そんなに電流食うのかなぁ?
仕方ないので、もう1個買ってきた。
3つ繋いでも、なんか暗い。
一応完成だけど、更なる改造を考えておこう。
ついでに、麦球でカラータイマーが光る奴と、麦球で目が光るやつもLEDに換えちゃおう。
麦球で目が光るウルトラマンは、ジャンクで手に入れた。電池の液漏れだったんだけど、無事復活させたのは去年だったかな。
でも、これ、構造的にカラータイマー光らせられるよね? と考えたら、目もLEDに換えちゃうのがベターだと思うんだ。
というわけで、やってみた。
麦球でカラータイマーが光る方は、目の裏側にねじ穴があるから、さすがにくりぬけないなぁ。
…そうだ!
以前、壊れたソーラー電卓から外して取っといた太陽電池があった。出力が足りないから、5月の改造の時は使わなかったやつ。青のLED1個だけなら、光らせられるかも。
そうと決まれば!
左から、プライズの新マン(目とカラータイマーが光る)、5月に作ったウルトラマン、麦球をLEDに換えたウルトラマン。
あっさり完成! あたしってば天才!
すっごい明るいじゃん、やった~~~♪




