102 ウルトラマンが光るのって漢のロマンだよね(USBメモリ・くっつくんですティガ編)
ライティングヒーローのティガのUSBメモリを改良して、目も光るようにした。
それとは別に、指人形とかでいいのがあれば、この前のイーヴィルティガみたいに作りたいなぁとか思ったりする。ポーズとか造形とか、色々ハードルが高いんだけどね。そんな中、たまたまくっつくんですのティガを手に入れた。
「くっつくんです」っていうのは、半立体のキャラものの磁石だ。
樹脂製のレリーフっぽいキャラの背面に円い磁石が埋め込まれていて、冷蔵庫とかにくっつけることができる。
半立体のレリーフだから、正面からじゃないと形が歪むし、光らせるにしても色々面倒なのは確かなんだけど。ちょっと試してみる価値はあるかな。もう現物がここにあるわけだし。
最初に考えたのは、くっつくんですそのものから磁石を外して穴を開けて使うこと。
でも、よく考えてみれば、カラータイマーだけならともかく、目のところは大々的に裏を削っていかなきゃならない。材質が結構硬いから電動リューターでもないと無理っぽい。
ならばと考えた次の策は、レジンで中空の複製を作って光らせること。
型を取って、透明のレジンで作って色を塗ってみたんだけど、透明でこまかいとこ塗るのはかなりキツい。…主に、あたしの目が。最近少し老眼が出てきたっぽいね。あたしにも老化の波が襲ってきたか。くすん。
そうなると、次は白ベースで、目とカラータイマーだけ透明で作るってやり方か。
白は厚塗りすると固まってくれないから、ちょっとずつだよね。
左から、白で作成、透明で作成、元のくっつくんです
白と透明のまだらになったティガに、銀色を塗っていく。
ペイントマーカーの銀は、いやらしいくらいピカピカなんだよなぁ。とはいえ、ガンダムマーカーの銀もイメージ違うし。おまけに、赤と紫は翼のガンダムマーカーを借りようと思ってたのに、持ってっちゃったから塗れない。形だけなら作れるけど、完成は翼の夏休み待ちね。
今は、“後は色を塗れば完成”って状態に近付けるのが目標。
中に入れるUSBメモリ本体については、アテがある。
LEDの位置がコネクタに近すぎて使えないと思ってたやつ。ガオガイガーに入れようかとか思ったりもしたけど、このティガなら使えそう。
こいつの難点は、サイズがほかと違うから別のケースが使えないこと。こいつ、スライド式なんだよね。目の部分のLED、どうしよう? スライド式だと、銅線に負荷が掛かるよね。
スライド式のUSBメモリっていうのは、ケースの中で基板が前後することで、使用時以外はコネクタ(パソコンに差し込む部分)を片付けておくタイプのこと。
つまり、基板が動くから、目のために増設するLEDは、基板と一緒に動くか、ケースに固定して、基板との位置関係が変わるか、どっちかになる。
どっちにしても、今までやったことのないパターンだ。
まず、目を光らせるためのLEDを何にするか。
くっつくんですは半立体で、厚みはたったの5mmくらい。基板からでも砲弾型のLEDをそのまま入れる厚みがない。
ライティングヒーローをUSBメモリにした時に余ったオレンジのLEDなら、スキマに入るかな? うん、入るね。
じゃあ、ちょっと光らせてみようか。
……全然目が光らない。
小さいだけに、LEDの光が届く範囲が狭いんだ。
試しに、電球色のLEDを当ててみると、一応目が光る。けど、これは基板との間に挟めないから…。
切るしかない、よね。
LEDの+を基板の青に合わせた向きで、下(基板側)になるレンズパーツをニッパーで切り落とす。
うん、ティガと基板の間に入る厚みになったね。
ティガの目に合わせた位置で、基板のスライド時の位置を見ると、やっぱり大きすぎるから、LEDの先端部も切る。
LEDをケースに固定すると、銅線に相当な負荷が掛かるから、基板の方に固定しよう。そうすると、LEDが移動できるよう、ケースに溝を掘らないと。
ピンバイスで穴を開けてニッパーで切り落とし、そこからカッターで削って溝を作る。
できた溝にLEDを当ててスライドさせる。
うん、ちゃんと動くね。
次は、ハンダ付け。
LEDの足を短くして、これまた短い銅線をつなぎ、青LED脇の端子にハンダ付けする。
外から電池を繋いでテスト。うん、OK!
パソコンに繋いで、光った状態でティガを載せてみる。うん、目もカラータイマーもちゃんと光るね。
あ、溝、長くしすぎてティガの頭の脇に穴が見えちゃってる。溝の角を丸めたら目立たなくなるかな?
それと、ケースの縁に段差があるせいでティガとケースの間に隙間ができちゃって、そこから光が漏れる。ここは、光が漏れないように埋めなきゃね。
一旦パソコンから外してスライドさせてみる。
う~ん、溝、やっぱり長すぎたね。
とりあえず、基板に絶縁兼反射用のホイル折紙の銀色を貼って、その上に電球色LEDを接着する。
で、LEDのケースも接着する。
これで、USBメモリの側はできたから、後はティガとの接合だね。
パソコンに繋いだ状態で、光る位置を確認しつつ瞬着で接着する。
隙間は、白のレジンで埋めて。
夏休みで帰ってきた翼から、ガンダムマーカーの紫と赤を借りて塗る。
USBメモリ・くっつくんですティガの完成で~す!!