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シズカな時間  作者: 大星雲進次郎
Season3 ミッシングリンク!
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82/85

第81話 美しい黒猫は旅に出た

帰ってきたシズカさん

今度こそ積み残しの設定が消化されると信じています

スコップのモノローグと被りますが、Season1と2の間の2年間の出来事がメインです。

そうでないお話もかなり出ると思いますが、タイトルでわかるようにする所存。

それでは始まります

これは、シズカさんが町から消えた2年間、いわゆる「海辺町が静止する日」の間に、彼女が何をしていたのか。それをシズカさんか聞き取り、僕なりにまとめてみた伝記小説だ。

あの人、意外と話を結構盛るタイプで、どこまでが真実が、かなり悩んだ。意味不明な擬音と、凄惨なリンチ描写、それと明らかな妄想は避けた。

でも帰ってきたシズカさんの言動を思い出せば、意外と全部本当なのかもと思ってしまうのも不思議だ。




姉ミツルの意味深なメッセージを見て、たまらず追いかけるように海辺町を出てきたシズカ。

何の手がかりもないまま、まずはあらゆるものが集まってくるという魔の街TOKYOにやって来ていた。

だからといって何か手がかりが見つかるはずもなく、訪れた大都会で捨てられた空き缶のように途方に暮れるシズカさん。

なんの進展もなくともお腹は空くので、植栽を囲むブロックに座り込んでモグラバーガーをモグモグしている。


10分に一人現れては声をかけていく者共には、ニッコリ微笑みかけて退散していただく。生物としての格が違うんだよ!


「ホント、地球人って脆弱だ」


彼らが身に付けている戦闘力計測装置で彼我の差は分かりそうなものなのに。1000倍以上の差も、何とかなると思っているのかしら?

などとシズカさんは不思議に思うが、彼らは戦いを挑んでいるわけではなく、可愛い猫姉さんをナンパに来ているだけなのだ。


食べ終わったバーガーの包み紙を握り締め消去すると、シズカさんは再び歩き出す。

いたずら好きの姉を探すため、あてのない旅を続けるのだ。


もしかしたら、明日はあなたの街に現れるかもしれない。


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