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ラクがしたい冒険者~誰か俺を養って~  作者: あさまえいじ
第一章
21/50

第20話

本日1話目です。よろしくお願いします。

領主からすごい武器をもらった。

カタナというらしい。

双剣とは違い、長く重い。

なんだろう、馴染むというか、使いやすい、気がする。

ずっと見ていたくなるほど綺麗だ。

でもいいのかこんなのもらって。いいみたい。

他のみんなは考えさせてほしいといった。


俺達は午前の内にギルドに戻ることにしたため、領主の城から帰ることにした。

領主から後日孤児院に謝りに行く、と連絡を受けた。



side ケルヴィン

「これは本当にもらってもいいのか。」

キッドがカタナをもらっていいのか聞いてきた。

「ああ、もちろんだ。ものは使われるためにある。父ももう亡くなった。

それの所有権は私にあったが、ブラッディーベアの討伐費用の足しにしようとしていたものだ。

だったら討伐したものに渡ったとして、損はない。」

「では、ありがたくいただく。」

キッドは受け取ってくれた。


「他の皆はどうだ?」

「そうですね。でもいきなりで少し考えさせてもらってもよろしいでしょうか。」

「ああ、構わない。決まったら知らせてほしい。」

ロイ達は保留することを選んだ。


「そろそろお暇させていただきたいのですが。」

マーキスの発言で思い出した。

事後処理がまだ終わっていないということを

「ああ、そうだな。今日はいきなり呼んでしまってすまなかったね。」

私はマーキスたちを入り口まで送ることにした。


入り口で彼らに

「今日は来てくれて本当にありがとう。

そして昨日はブラッディーベアを討伐してくれて本当にありがとう。」


再度、礼を言った。


彼らが馬車に乗り込む。

私はキッドに言伝を頼むことにした。

「キッド、少し伝言を頼むたい。」

「伝言。誰にだ。」

「孤児院のミレーユに。必ず謝りに行く。と」

「わかった。ギルド長、クエストの依頼が入った。件数に足しておいてくれ。」

「ああ、帰ったら足しておくよ。」


そして馬車がギルドに向かって走っていく。

私はそれを見送った。

ありがとう。


side out


俺達はギルドに戻った。

昨日の報酬をエリーから受け取った。

今までで、一番多い。

どうやら借金を完全に返せそうだ。

D級にならなくてもいいみたいだ。

どうやら俺はC級に昇格のようだ。

クエスト件数が足りてないはずだが、どうやらスタンピードに関してはギルドからの緊急クエストということ数が相当上乗せされたようだ。


side エリー

「皆さん、おかえりなさい。」

領主様の城に行っていた7人が帰ってきた。


「ああ、留守番ご苦労だった。」

「はい。あ、スタンピードとブラッディーベアの件は報告書を纏めましたので、後でご確認ください。」

「あ、ああ、そうか。わかった後で確認しておこう。」


ギルド長は気が重そうに私が作った報告書を持って部屋に戻っていった。


キッドが戻ってきたので、昨日の換金結果を伝えることにした。

「キッドさん。昨日の換金結果をお伝えしたいのですが、よろしいでしょうか。」

「ああ、問題ない。」

「できれば、ブラッディーベアの討伐を行った皆さんも一緒によろしいですか。」

私がそういうと、テオさんやロイさん達が顔を見合わせ、代表としてテオさんが

「ああ、わかった。」

と返事をした。


「では、まずブラッディーベアの討伐報酬、金貨60枚となります。」

「「「「金貨60枚」」」」

私がブラッディーベアの討伐報酬を伝えると、ロイさん達4人は驚きの声を上げた。

「ま、妥当なところだろう。」

テオさんは冷静に納得していた。

キッドさんは表情を変えていなかった。


「討伐報酬は人数割で問題ありませんか。」

「一人頭金貨10枚」

アランさんが小さく呟いた。


「いや、待ってくれ。」

テオさんが私の言葉を止めた。


「今回の討伐報酬、私は辞退する。」

「え、テオさん辞退って」

ロイさんがテオさんに聞き返した。


「今回、ギルド本部から私は派遣されてきた、ブラッディーベアを討伐するために。先程のケルヴィン辺境伯の話であったが、この都市の財政を危機にしてでも、討伐しようと、ギルド本部に掛け合って準備を進めていたが、それより先にブラッディーベアの目覚めがあり、今回、討伐された。準備したがそれが意味をなさなかった。本来ならギルド本部から派遣されてきた冒険者たちで討伐する話になっていた。その結果討伐報酬は発生しないということになっていた。だから、私がブラッディーベアの討伐報酬を受け取るということは2重取りになるということだ。」

「そうなんですか。」

テオさんの話にロイさんは納得していた。

「て、ことは、金貨12枚!」

「では、一人頭金貨12枚ということで問題ありませんか。」

「いや、ちょっと待ってくれ。」


今度はロイさんが私の言葉を止めた。

「今回の討伐報酬は全てキッドにまわしてくれ。」

「え、ロイ何を言い出す。金貨12枚だぞ。」

ロイさんの発言にアランさんが止めていた。


「今回ブラッディーベアの討伐を成せたのはキッドがいたからだ。」

「それは、...」

「なら、今回の討伐報酬は全てキッドがもらうべきだ。」

ロイさんの発言にアランさんが押し黙った。


「そうか。わかったなら、遠慮なくもらおう。」

キッドさんが受け取ることを了解し、ロイさん達が頷いている。アランさんはがっくりしている。


「一ついいだろうか、エリー。」

「はい、何ですか、キッドさん。」

キッドさんに討伐報酬を用意しよう席を立とうとすると呼び止められた。

「ブラッディーベアの討伐報酬を6等分してくれ。」

「キッド、それって。」

「俺がもらったものだ、好きに使って問題ないだろう。」

私はクスッと笑い、

「はい。分かりました。」



「キッドさん、こちら用意できました。」

「ああ、感謝する。エリー。」


「テオ、ブラッディーベアのクビに傷を入れたのはテオだ。これはテオに送る。俺の感謝だ。」

「キッド!」

テオさんはキッドさんに渡され、戸惑っている。


「ロイ、今回パーティに誘ってくれて感謝する。回復もしてもらい、ロイがいなければ討伐ができなかった。これをロイに。俺の感謝だ。」

「キッド!これ。」

ロイさんもキッドさんに渡されて、どうしていいか悩んでいる。


「アラン、回復薬を使わせてしまった。最後の大岩を落としたのもアランだと聞いた。感謝する。これを受け取ってくれ。」

「キッ、キッド!」

アランさんはお金を受け取りたいが、真っ直ぐに感謝され、戸惑っているようです。


「イザーク、盾役としてともに前衛で戦ってくれて心強かった。テオを守ってくれたおかげで、ブラッディーベアのクビに傷が入った。イザークがいなければこの結果はなかった。感謝する。これを受け取ってくれ。」

「ギ、ギッド」

イザークさんは泣いている。


「ウィル、最後の罠はウィルが作ってくれたと聞いた。俺ではあんな罠を作れなかった。感謝する。これを受け取ってくれ。」

「キッ、キッド」

ウィルさんは照れながら受け取っている


「今回のブラッディーベアの討伐は誰が欠けてもできなかった。だから全員で受け取るべきだ。俺が受け取り、俺が個人的に感謝して、渡したものだ。俺の金だ、好きに使ってなにが悪い。」


キッドさんの言葉で、テオさんとロイさんも受け取ることにした。


「キッドさん。次はキッドさんが個人で討伐したモンスターの換金結果です。」

私はキッドさんの個人討伐の報酬を渡した。


ホワイトドッグ討伐数:208体 × 銅貨15 = 銅貨3120

ブラウンモンキー討伐数:173体 × 銅貨20 = 銅貨3460

ホワイトバード討伐数:145体 × 銅貨18 = 銅貨2610 

合計討伐数:526体

獲得報酬:銀貨:91、銅貨60


個人での討伐数が526体。



「お納めください。」


「ああ、わかった。」

キッドさんは淡々と受け取っていた。

後ろのロイさん達は唖然としていた。


「そして、キッドさんの冒険者等級を一気にC級に昇格となります。」

「C級に?確かクエストクリア数が足りないはずだが。」

「はい。その件ですが、今回のスタンピード参加はギルドからの特別クエストになります。C級昇格の場合、ギルドからの指定クエストを一定数こなすことですが、特別クエストの場合は即昇格となります。ただし、クエストクリア数が越えていても、モンスター討伐数には影響はありません。キッドさんが討伐数を規定を越えていたため昇格となりました。今回の参加者はクエストクリア数は免除となりますが、モンスター討伐数が越えていないため、昇給する方はいらっしゃいませんでした。」


私はキッドさんの昇格に関して、説明をしました。


「そうか、今回も昇格で借金ができるようになったが、ブラッディーベアの討伐報酬で問題なくなったな。」


キッドさんは借金を返すために昇格しようとしていましたが、討伐報酬で賄えるため不要だと考えているようですが、

「まあ、キッドさんはこれでこの都市のトップ冒険者の一人となりました。おめでとうございます。」

「ああ、ありがとうエリー。」


side out




ありがとうございました。

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