第17話
本日1話目です。よろしくお願いします。
当分は戦闘はなしです。
俺達は都市に帰ってきた。
ブラッディーベアのクビをギルド長に見せた。
驚いて、腰が抜けていた。
周りの冒険者も腰が抜けていた。
情けない。クビだけのブラッディーベアには恐怖など抱かないだろう。
ギルド長が立ち直り、ブラッディーベアの討伐とスタンピードの終息を宣言した。
みんなが大声で喜びを上げていた。
孤児院のみんなは大丈夫だっただろうか。
俺は早く休みたい。
sideギルド長マーキス
ウォォォォォォ
俺の目の前にブラッディーベアが現れたかと思って、心臓が止まるかと思った。
テオのさっきのことばとブラッディーベアのクビでブラッディーベアが倒されたということを理解した。
「本当か、テオ。本当なんだな、テオ。」
「はい、ギルド長、本当です。」
俺はその言葉で感情が抑えきれず、
「みんな!!!ブラッディーベアが討伐された!!!スタンピードもおわりだ!!!」
「「「「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ」」」」
俺の言葉で、周りの冒険者たちが歓喜の叫び声をあげている。
side out
周りの冒険者が歓喜の声を上げているが、孤児院は無事か気になり、ギルド長聞いてみた。
どうやら都市に被害もなく、混乱もないそうだ。
それは良かった。俺の帰る場所、養ってくれる場所だ。
みんなが無事なら俺の将来も安泰だ。
俺は疲れたから帰ることをギルド長に伝えた。
ギルド長はこれから祝勝会をやるからこい、と言われたが疲れたので帰りますと言って、孤児院に帰った。
マジカルバッグを置いていくから、換金しておいてとエリーに渡しておいた。エリーは明日取りに来て、と言っていたので、明日行くと伝えた。
side ギルド職員エリー
「「「「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ」」」」
周りの冒険者たちが歓喜の叫び声が上がるなか、
「ギルド長、俺は疲れたから帰る。」
「おいおい、これから祝勝会だぞ、キッドも来てくれよ。」
キッドさんが帰ることをギルド長に伝えている。
えぇ、帰っちゃうんですか!
「ギルド長、今日も功労者を労わってやってください。」
テオさんがギルド長を止めている。
「そうか、そうだな。今日は休んでくれ。無理を言ってすまなかった。」
「いや、こちらこそすまない。」
「なにを言う。あ、明日はギルドに来てくれ。報告と報酬の話をしたいからな。」
「分かった。エリー、これを頼む。」
キッドさんが私を呼び、マジカルバッグを手渡した。
「換金を頼む。明日、ギルドに行く。」
キッドさんのマジカルバッグを受け取り、
「はい!お任せ下さい。」
私は笑顔で答えた。
キッドさんは孤児院に足を運んでいる。
帰る、といった。
キッドさんにとって、孤児院は帰る場所、か。
私は涙が出そうだったけど、マジカルバッグを、ギュッと、抱きしめ、耐えた。
私はギルド職員、冒険者には公平であれ、
私は自分に言い聞かせ、自分の仕事を全うしようとした。
ギルドに戻り、さっそく、換金をし始めた。
「え、ええええええええええええ」
「どっ、どうした!」
私は驚きすぎて、叫んでしまい、その声を聞いたギルド長が慌てて声を掛けてきた。
「ギ、ギルド長これ」
私は換金結果をギルド長に見せた。
「はああああああああああああああ?これ間違いないのか?」
「はい、間違いありません。」
私は出た結果に間違いがないことを告げ、ギルド長は頭を抱えた。
「これは、ギルド本部と領主様に報告が必要だな。」
ギルド長が部屋に戻っていく、私はまた結果に目を向けた。
ホワイトドッグ討伐数:208体 × 銅貨15 = 銅貨3120
ブラウンモンキー討伐数:173体 × 銅貨20 = 銅貨3460
ホワイトバード討伐数:145体 × 銅貨18 = 銅貨2610
ブラッディーベア討伐数:1体(パーティ:6人) × 金貨60 = 金貨60(個人:金貨10)
合計討伐数:527体(パーティ1)
獲得報酬:金貨10、銀貨:91、銅貨60
パーティでの討伐数が1体。
個人での討伐数が526体。
キッドさんやり過ぎです。
F級冒険者が出す数字じゃありません。
私も頭を抱えた。
side out
孤児院に帰ると、ミレーユが出迎えてくれた。
スタンピードは終わったこと、ブラッディーベアも討伐できたこと、を伝えた。
リオンやキールや他の子たちも出迎えてくれた。みんな安心して、そして喜んだ。
リオンがブラッディーベアを倒したことを伝えると、俺を尊敬の目で見てきた。
だいぶ好感度が上がってきた。
これなら、将来は安泰か。いや、ここで気を抜いてはいけない、もう一度媚びておこう。
勝気そうな女の子がミレーユのことを聞いてきた。
俺はこの子にも媚びておくことにした。
女の子は納得しなかったのか、怒られてしまった。
好感度が上がらない。ミレーユに相談するか。
side ミレーユ
私たちはスタンピードというものをよく知らない。
モンスターがこの都市へ大量に向かっているということを聞いただけだ。
朝、キッドさんが出ていってからずっと心配だ。
キッドさん、ちゃんと帰ってきてください。
そう願っていると、キッドさんが帰ってきてくれた。
「今帰った、ミレーユ。」
キッドさんはいつものように、帰ってきてくれた。
「おかえりなさい、キッドさん。」
私はいつものように笑顔で迎えた。
キッドさんは
「ミレーユ、もう大丈夫だ。スタンピードもブラッディーベアも終わった。」
キッドさんに私は抱き着いた。
キッドさんは私を安心させるようにやさしく抱きしめてくれた。
どのくらい抱きしめてもらっていたか、後ろで声が聞こえてきた。
「し、こら、あんた達、そっち行っちゃダメ。」
!!!!
私は後ろの声に驚き、素早くキッドさんから離れた。
「キ、キッドさん、、ここではなんですから。」
私はキッドさんを中に案内した。
中では、キールが顔を赤くしている俯いている。こちらを見ない。どうやら見られたようだ。
リオンはキッドさんが来たことが嬉しそうだ。この子は見ていない。
そして、ルーナがカイルとリアの二人を抑え込んでいた。
ルーナが私を見ると、ニヤァ、という表情をした。
私はその表情ですべてを察して、視線から逃げた。
キッドさんが中に入ると、キールとリオンがキッドさんに走っていく。
「キッドさん、いらっしゃい。よかったです、無事で。」
「キッドさん、スタンピードどうだった?」
二人はキッドさんに質問攻めにしている。
「キール、心配をかけた。リオン、スタンピードはモンスターが多かった、だがもう終わった。スタンピードよりブラッディーベアの方がよほど苦労した。」
「ブラッディーベア!あの凄い強いモンスターの、キッドさんが倒したの。」
「ああ、俺と仲間たちで協力してな、マジカルバッグはギルドに預けてきたが明日返してもらう。そうしたら、リオンにも見せてやろう。」
「本当!」
「ああ、本当だ。」
キッドさんと話している、リオンはとてもうれしそうだ。
まるで二人は父と子みたいだ。そうなると私がお母さん、そんな想像をするとまた顔が赤くなる。
視線を感じ、そちらに目を向けると、ルーナが私を見ながら、ニヤァ、という表情をした。
私はキッチンに逃げ込んだ。
私はルーナの視線から逃げた先のキッチンで料理を作っている。
最近、キッドさんのおかげで、ちゃんとしたものを作れている。
子供たちもおなか一杯まで食べれている。
嬉しいです、キッドさん。
私の料理をみんなで食べた後、キッドさんから、
「ルーナという子がミレーユのことをどう思っているか、聞かれたが、家族のようだと言ったが、あの子に怒られた。何と答えたらよかったんだ?」
「!!!」
私はキッドさんから、そんな相談をされ、キッ、とルーナを見ると、また、ニヤァ、という表情をした。
私は顔を赤くして、顔を背けた。
side out
ありがとうございました。
戦闘描写って、どうやったらよかったんでしょうか?




