彼らの冒険は、未だ終わらず
遂に完結!!
読者様方、今までありがとうございました!!
「いいえ、二つのパーティーにすればいいと思うのですが」
「おお、いいねそれ!!私とエデン、それにフィーネと直とだね!」
「え、ちょっと待ってよ、――――『ミルシェはもともとワルキュレーのメンバーなんだから、そっちでパーティーを組んだ方がいいよね』――――う、うぅーー」
屋敷から脱出した後(どのルートを通っても、最終的には必ず大広間に着くようになっていたらしい)、
俺たちは、パーティーメンバーの調整をしていた。
ファルナがパーティーに参加する分、システム的な人数の上限を一人分上回ってしまったからだ。
結局、ヒルドの案で、パーティーを二つにすることにした。
どうやら【始まりの町】で俺たちを見つけ行先を聞き取ったのはよかったのだが、武器や他の道具の調達等々で出発が遅れてしまい、【アラトゥー】に着いたのはよかったが俺たちの姿は無く、いかにも怪しいこの屋敷を見つけ、突入したそうだ。
と、ここまではよかったのだが
「いやー、ほんとに間に合ってよかったー!!」
「あー、ごめんな?今度から気を付けるから、お前ら背中の化け物ひっこめてくれないか?」
そう、ファルナとミルシェが、俺を挟んで背中にスタンd……げふんげふん、ファルナは阿修羅、ソフィアは金剛力士像的な何かを展開させていた。
「これは負けられない戦いなんだよ、お兄ちゃん」
ミルシェはミルシェで、反応は似たり寄ったりだし。
それを見た他のメンバーも、苦笑するだけで助けてはくれないらしい。
そんなこんなで困っていた瞬間――――
『プレイヤーの皆さん、全員強制参加型クエストが発動しました!!【アラトゥー】で、超強力モンスターが出現しました!!討伐しに行きましょう、イエーーーーイ!!」
そんなアナウンスとともに、俺たちが脱出したばかりの屋敷が崩れ、跡形もなく崩壊する。
そして、元は屋敷だった瓦礫の中に、何か大きな影が見えた。
「「「「「「「…………」」」」」」」
俺たちは、それぞれ顔を向け合った後、
一斉に、【アラトゥー】の反対側に走り始めた。
「このまま最速で北上、【アラトゥー】から十分に引き離したのち、戦闘を開始します!!」
「まずはヘイトを稼ぐよー!各自遠距離攻撃準備ー!!」
ヒルドの総合的な判断の後、ミストが全体に指示を出す。
「全く、一難去ってまた一難だな、直!!」
「一難どころじゃねえだろ!」
「エデン、今度は死にかけたらだめだよ!!」
「今度ばかりはファルナさんに賛成するよ!!」
騒がしく町から離脱していく俺たちと、それを見送るNPC。
俺たちの冒険は、まだまだ続く!!
名も無き世界 異世界編では、エデンたちが超パワーアップして参戦!?
どうぞ、ご期待ください!!




