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蒼の瞳の騎士 紅の瞳の姫君  作者: 黒猫キッド
第1章・日本での日常編
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8・2‐Aの日常のバカ騒ぎ 2

 書いてて分かった…クラスのシーンの方が、ノリ良くやれるわ…。

 翌日、零華は再び理奈と登校していた。二人は昨日の様子を一切見せずに、新しい気持ちで、明るく登校していた。

 2‐Aの教室まで来ると、昨日と同じ様にまた教室の中が騒がしかった。

「なになに? 明司が千鶴にリベンジしようとしているのか?」

 そう言いながら入ると、見ているクラスメイトの中に、昨日告白して玉砕した明司の姿があった。

「何だ、今日は明司じゃないのか?」

 零華が明司に話しかける。

「零華か。今日は俺じゃないぞ、修兵だ! 結構見ものだぞ!」

と、明司は楽しそうに言う。

「『昨日自分が見世物にされたから、今度は自分が見物者になって楽しんでいるよ…』それで修兵はなにするの? 修兵には灯里が居るから、告白とかは無いと思うけど?」

「昨日修兵がバカ言ったらしく、灯里が罰として皆の前でキスする事になったんだよ」

「…昨日のまだ引き摺ってたんだ…」

 そう呟きながら、皆の目線の先を見る。すると前日と同じ様に、今度は修平と千鶴が向き合っていた。

「ホラホラ! 早くしちゃえよ!」

「照れんなって、修兵!」

 昨日明司に焚き付けいた様に、今度は修平を焚き付けている。

「や、やるぞ、灯里…」

「は、早くしなさいよ…」

 顔を赤くして二人は顔を近づけ合う…そして…


 チュ…


 二人は静かにキスをした。

「ウォオオ!!!」

「キャーキャー!」

 クラス中から歓声が上がる。

「ホラもう良いだろ!」

 口を離して灯里に言う修兵。見世物にされて恥ずかしいらしい。灯里も無言で頷いた。

 皆と見ていた零華は、呆れる様に溜息を吐きながら、自分の席へと向かう。そんな様子を理奈が見ていると、たった今キスをしていた灯里が、麻美と千秋と共に理奈の所にやってきた。

「どうした理奈? まさか零華とやってみたかったのか?」

 麻美が尋ねる。理奈と同じ空手道場に通っている麻美は、男勝りな性格の為、やや口調が男の子っぽかった。

「なっ!? 何でそうなるの!? 私は別に零華が行ったから、見ていただけだし!」

「でもさ~理奈だって零華君の事、気になるんじゃないの~?」

 千秋が揶揄う様な口調で尋ねる。千秋はややお調子者という感じである。

「零華は妹…じゃなくて弟みたいなものだから…」

 理奈が弁解する。其処に灯里が口を挟む。

「理奈、今さり気なく妹って言ったよね…それより理奈、昨日零華君に譲ったんだから…分かるよね…」

「分かっているけど、零華に知られたら、絶対逃げると思うけど…」

「其処は修平に頼んで、騙し討ちを行うから!」

 黒い笑顔で灯里が言った。どうやら零華に何かするつもりらしい…。

 やがて担任がやって来て、また何時もの日常が始まった。


 零華に魔の手が迫っとる…。

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