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蒼の瞳の騎士 紅の瞳の姫君  作者: 黒猫キッド
第1章・日本での日常編
21/132

20・最後の日常 1

 遅れましたが、PⅤ1500突破、おおきに!

「んんっ…?」

 朝日を浴びて零華は目を覚ました。机に伏して寝てしまったらしく、起きた場所は

リビングのテーブルであった。

「解読してて、寝落ちしちゃったみたい…結局分からなかったなぁ…」

 あの後も零華は、ノートを調べ続けたが、とうとう文字を解読する事は出来なかった。

「今何時だろ…」

 そう言ってスマホを確認する零華…時間は何時もなら登校する時間であった。そして理奈から、『先に行くよ』というLINEと何通かのメールもあった。

「嘘!? もうこんな時間!?」

 零華は慌てて立ち上がって、自室へと向かう。

 少ししてバタバタと音を立てて、右目に布を巻きながら、制服に着替えてカバンを持った零華がやって来た。

「ああもうっ! ご飯食べてる時間が無い!」

 そう言うと零華は、買い溜めしていた菓子パンを無造作に掴み、カバンに押し込んだ。

「ああそうだ! 昨夜の解読で教科書とかも使ったんだ!」

 更に机の上にあった教科書や、謎のノートも纏めてカバンに入れた…その際に解読の時に聴いていた、音楽プレーヤーまで入れてしまったが、慌てた零華は気付かない。

「ちょっと散らかっているけど、帰ってから片付けよう」

 バタバタしていた為に、床には色々と散らかってしまった。

「じゃあお父さん、お母さん。行ってきます!」

 零華はそう写真の両親に挨拶して出かけて行った…零華は思わなかっただろう…まさか暫くこの家に帰れないとは…。


※        ※


「ふぅ…ふぅ…」

 何とか零華は遅刻せずに、教室に着く事が出来た。口には菓子パンが咥えられており、登校途中で食べ始めたのであった。

 教室に入ると、理奈が気付いてやって来た。

「零華、遅かったじゃない。寝坊したの?」

「ふぐぅ…ぐぅぐぅ…」

 パンを咥えたまま喋る零華。

「いやそれじゃ、何言っているか分からない…零華、天然? 一昔前の漫画のドジな女の子?…」

 呆れた理奈に言われると、零華は口からパンを取って、言い返す。

「夜中に起きて、その結果寝坊したんだよ…それから、僕は男だ!」

 説明しつつ、お約束を言い返す零華。

 席に着くと、修兵がやって来た。

「零華ギリギリだったな」

 それに対して零華は、パンを食べ終えて応じる。

「まあね。流石に焦ったよ」

「まあそれは良いとして…お前の所にも、あのメール来たか?」

 修兵に突然何か話題を振られ、一瞬零華は分からなかった。

「メール…? ああ、あの『異世界に行かない』とかって、イタメール? 僕の所にも来たよ。修兵の所にも来たでしょ?」

 昨夜、修兵が速攻で返信していた事を知っていた為、零華はそう返した。

「ああ! 実はそのメール、何とクラス全員に送られているんだぜ?」

「ええっ? そういえばあのメール、クラス全員に送ったって書いてあったね…修兵が送ったんじゃないの? 修兵そういうの好きじゃない?」

「俺じゃねぇよ…寧ろ俺は、お前じゃないかと思ったぞ? クラス全員に確認したら、誰も送ってないって返すし、あとはお前だけだったんだ」

「僕じゃないよ…まあ、クラスの誰かって事は、確かだろうけど…」

 そう話していると、やがて担任がやって来て、HRが始まった。この日は三十人全員が出席していた。

 また今日も、何時もと同じ日常が始まる…零華はそう考えていたが…これが最後だとは、零華はおろか、2‐Aのクラスメイト誰一人として、思っていなかった。


 そろそろ…行きますかな。

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