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攻略済みの戦国世界に転移した私、無双して明智光秀を救ったのに歴史がズレ始めた  作者: 西住


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最終話「その先へ」

この作品の元になった動画版も投稿予定です。


・どうして池田城を大阪城と間違えたのか?

・なぜその城を水攻めにしたのか?

・なぜ春日部十勇士の中に丹羽(文官)がいたのか?


そのあたりの裏話や設定については、

こちらのチャンネルで公開予定の動画をご覧ください。


予定では7月頃の公開を予定しています。

➡https://www.youtube.com/@%E8%A5%BF%E4%BD%8F%E8%B2%B4%E5%BC%98

よろしければニコニコ動画もどうぞ

➡https://www.nicovideo.jp/my?cmnhd_ref=device%3Dpc%26site%3Dniconico%26pos%3Duserpanel%26page%3Dmy_top

風は、穏やかだった。


戦は——終わった。


争いは、消えていく。


力でねじ伏せたのではない。


形で、収めた。


光秀は、そう選んだ。


「足利を立てる」


その一言で。


すべてが、止まった。


毛利も。


家康も。


柴田も。


黒田も。


刃を収めた。


戦は、終わった。


だが——


終わらせたのは、剣ではない。


“形”だった。


静かな、終わり。


そして——


時は、流れる。


風が、また吹く。


庭。


木漏れ日。


その下に、一人の男がいた。


白髪。


だが、背は伸びている。


明智光秀。


静かに、座している。


動かない。


ただ——そこにいる。


「……終わったな」


誰に言うでもなく。


小さく、呟く。


長い時だった。


すべてを背負い。


すべてを整え。


そして——


手放した。


風が、頬を撫でる。


光秀は、目を閉じた。


それが。


最期だった。


沈黙。


その場にいた者は、少ない。


だが——


十分だった。


五右衛門が、口を開く。


「……最後まで、止まらなかったな」


一拍。


「九十を越えても、全部一人で背負ってた」


風が吹く。


慶次が、笑う。


「ははっ」


「それ、相当な“ぶらっくろうどう”だな」


誰も、否定しない。


春日部は、空を見上げていた。


しばらく、何も言わない。


そして——


「……そっか」


小さく、呟く。


視線を戻す。


「じゃあ——さ」


全員を見る。


笑う。


「ブラック労働、みんなでやる?」


一瞬の沈黙。


そして——


「春日部十勇士、始動だよ!」


声が、響く。


静かな庭に。


はっきりと。


「……十?」


長重が、眉をひそめる。


「我らは四人しか——」


言い終わる前に。


「だからだろ」


慶次が、笑う。


「一人で二人分、三人分動くんだよ」


肩をすくめる。


「“ぶらっくろうどう”ってやつだ」


「いいじゃねえか」


空を見上げる。


「退屈しねえ」


大谷は、何も言わない。


ただ——


小さく、頷くだけだった


風が吹く。


誰も、止めない。


止まらない。


戦は終わった。


だが——


まだ、終わらない。


時は流れ——


現代。


教室。


午後。


静かな空気。


一人の少女が、本を読んでいる。


ページをめくる音だけが、響く。


「……春日部十勇士、か」


小さく、呟く。


その名前。


記録は、ほとんど残っていない。


あるのは、断片だけ。


“明智の影”


“歴史に残らぬ者たち”


真実かどうかも、分からない。


少女は、少しだけ笑った。


「本当にいたのかな」


本を閉じる。


窓の外。


風が、吹いている。


「まあ、いいか」


立ち上がる。


何気ない日常。


その目は、どこか遠くを見ていた。


風が、通り抜ける。


物語は、終わった。


「記録には、残らない」


「だが——」


「確かに、そこにいた」

こちらで最終回になります

ご講読有難うございます


ゲーム上では明智はなんと100歳まで生きるので

この小説でも100歳まで生かしました

それでは次回作まで少々お待ちください


7月10日19時よりこの小説の元ネタになった動画を公開します

よろしければどうぞ

→https://youtu.be/ECCPCkIORnY

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