第三十話 War prevention Peace keeping Special organization
ハイハーイ!
みなさん、お久しぶりですよ。皆のアイドル禊子ちゃんです!
ちょっと、本支部とこの組織についての説明をしたいので、やってきましたぁ。
~本支部について~
本支部の大きさはバチカン市国よりもちょっと大きいです。皇居くらいでしょうか。見た目は戦艦にやや似ています。中央に極機密部分があり、そこは本支部の心臓みたいな役割をしています。機密部にはもう一人の矛盾した存在が居ます、クモ類の子です。禊と嫌好の幼馴染らしく、その子が機密部を守っています。機密部の中心には巨木があり、そこは御神の居た場所らしいです。巨木には不思議な力があり、光合成をしてそのエネルギーを本支部の動力源としています。巨木には矛盾と似たような生体反応があり、現在も研究されていますが、ほとんど解明されていないんです。
本支部は太平洋辺りの上空1500m~10000mをウロウロしています。ばれない理由は、本支部機体の周りや表面を、最新科学技術により光の屈折を利用して姿を消しています。なので、目視では認識できないのです。さらに、矛盾にしか扱えない武器のおかげで、レーダーなんかには感知されません。
本支部機体は、この後説明する銃から作られています。ほら、銃って金属とかで出来てるでしょ? その金属を溶かしたりなんかして、本支部をつくっています。
本支部の整備は、青い作業着の極機密整備係、赤い作業着の外殻整備係、緑の作業着の清掃係、黒い作業着の機械整備係、黄色い作業着の内装整備係、白い作業服の塗装整備係、橙色の作業服の部品作製係が行っています。全て文字通りです。おバカなアーサーやオースティンでもすぐわかるように、小町さんが名前付けたんですって。
もし敵がミサイルを討ってきたら! こっちにはレーザービームがあります。さらに、原子爆弾の場合、いっそいで嫌好を呼んで、食べてもらいます。詳しいことはまた後で。
機体の3/1の真ん中の所は空洞になっていて、下半分が極機密部、上半分が空洞になっています。上半分の空洞部は第一ホールと言い、都市が置かれています。職員の働くビルも多く建っていますが、娯楽施設もそこそこ設備されているんです。ホールの天井は日光を通す特殊な素材でできていますが、それだけでは明かりに乏しいので人口太陽光照明器も利用しています。時間になれば照明は徐々に消され、ちゃんと夜にもなるんです! ホールの天井は先ほども言った通り、さらに星空まで見れるんです。ただ雲の中にいるときは、ただただ灰色が広がるだけ。夜でもわずかに照明がついているので、年中満月の夜みたいな明るさなんです。
本支部の食堂は豪華で、いろんな世界の料理が食べれます。ただ、品によっては高額だったり……。
エンタメも充実しています。あの有名豪華クルーズだってあるんですよ! でも利用金額が……。
機体前方に操縦機関のある第二ホール、その下に武器等を閉まっている格納庫。機体後方に矛盾研究機関があり、第三ホールとも言われています。そこには牢屋なんかもあるんです……。
~組織について~
この組織は、元は国連が極秘裏に立ち上げようとしていたもので、そこに丁度矛盾研究を始めた小町さんが出現。当初は小町さんが組織長の予定でしたが、禊が現れたことにより禊が組織長に。矛盾という世間に公表するわけにはいかない事情を国連とお互いに抱えてしまったため、お互いがお互いの首をつかむように国連の裏役をやっています。国連に協力する代わりに、組織の事は内緒にしておいて! 的な。
組織はいろんな国地域に支部を置いていて、ロシア支部、ヨーロッパ支部、北欧地域支部、アフリカ支部、アジア支部、中国支部、韓国支部、日本支部、オーストラリア支部、北アメリカ地方支部、南アメリカ地方支部となっています。ロシア、中国、韓国、日本は、面積・人口・国同士の関係や民族・文化などの関係により各地域で支部が置かれています。北欧、南北アメリカは人口・面積の関係で支部が置かれています。
組織は軍隊式となっていて、それぞれの国の特徴を生かしています。主に七罪が大将で、本支部副長が中将、第二支部長が少将、大佐を支部長、支部長と副支部長の間の人が中佐・少佐、副支部長が大尉・中尉・少尉、各国の代表が兵曹長等の下士官、そして兵長・上等兵・一等兵・二等兵とあります。
現時点では、禊が七人分の仕事をしています。でもわざわざ軍隊式で組織を作っても、あんまり意味ないんだよね……。
~平和維持戦争撲滅方法~
例えば、反政府の過激派組織Aがいたとしましょう。その組織Aは、今別の国を攻撃しようとして、行進しています。
そこで、我が組織が国連に許可を頂き(もらえなかったら、脅したりして許可もらったり、国連無視したりします)、組織Aの所に行きます。トラックの上に武装した人が乗り込んで出発しようとしていたら、タイヤにこっそり穴をあけて、出発を後らせます。戦車のコード切っておいたり、イタリア特製の殺傷力の半端なく弱い銃にすり替えたりします。事故に見せかけて戦争が起こらない様に小細工をするのです。そして後は表の国連に任せます。
組織Aが銃の売買をしようとします。そこで、主にヨーロッパ支部が動き、銃を買いに来た組織Aの人間を捕まえ記憶と思考を読み取ります。捕まえた人間に化け、銃を買い、押収します。
捕まえた人間には銃を買った記憶を植え付け、本物そっくりに能力により作られたトイガンを渡し、帰します。
よって、組織Aの手元には本当に打てているように見えてしまう、本当は打てていない銃があることになります。
押収した組織Aの代わりに買った銃は解体して、本支部機体の材料となり、火薬は組織の護衛用や花火などに使われます。(ついでに嫌好が食べる)
さらに、別支部側でも組織Aを脅す偽の手榴弾を投げます。面白いものだと、中からお菓子が飛び出る仕組み。時には中に世界一臭い色んなものが入っていたり……。
こうして、精神的にも体力的にも弱った組織Aを、国連やその他の国が取り押さえます。
戦争の事だけでなく、アフリカの飢餓の子供を救う働きや、UMAや自然の保護や世話もします。生態系を調べたりなんてしません、それは管轄外です。地球外生命体が来そうになったら、天王星辺りで食い止めます。
組織のお金の巡りは、組織の人間から月5000円ずつ集めます(例外あり)。そして、国連から必要最小限もらいます。お金問題はとても大きいのでスイスの金融会社にほとんど任せっきりです。
このように、組織は裏方で国連を支えていたりいなかったりしているのです。
組織に入りたいですか? 能力があればの話ですけど。
それでは皆さん、また会いましょ~♪
以上、実は禊子ちゃんに化けてた存在の罪の俺でした~(笑)




