総長室にて ②
不意にアスランと目が合う
「、、、?」
今度はハイムが一歩出て話す
「いえ、第二騎士団シルス団長殿とお話をしようと探していたのですが総長室へ呼ばれたと聞いたので足を運んだのです。昨日の件でシルス殿にご迷惑をおかけしたので弁明も含めて」
ね、、とこちらに笑顔を向けられる
「あ、いえ特に攻められている訳では」
っていうか
いつもこんな感じだから、、、
と発言しようとしたらアスランが遮った
「こちらの事情で騎士団にご迷惑をかけてしまった。申し訳ない、シルス団長に協力してもらうよう我々が願いでたんだ、彼に非はない」
初対面ではこちらを敵視していたアスランを知っているイスラは現状の様子にやや困惑をみせた
「アスラン団長、、」
俺の呼びかけにもう一度目が合う
どこか優しげな眼差しで女の子ならキュンとする瞬間なのかもなと片隅で考える
すると
「事情は聞いた、そちらの非を認めて協力してほしいとは都合のいいものだな」
カイルは冷たい口調で言い放つ、なぜか面白さそうな顔をしている
イスラはやれやれと顔を振る
「我々には足取りの途絶えた相手の情報を収集したり、近づく術すらない。だがこの国を出てしまうまでにどうしても捕らえたっ「だからこんなチビに強力を願いでたと?」」
「ああ、話をしていく過程でシルス団長は信用できると感じた。そのシルス殿が信頼を寄せる騎士団にお願いをしたい。どうか仲間の奪還にご協力願えないだろうか」
アスランはわずかに頭を下げる
本来君主の前でしかこの行為は禁じられている
でもそれを自分たちの非を認め正式な依頼としてここに足を運んで来た
「、、、、、」
カイルはしばらく無言になる
俺はアスランの隣に並びカイルに向き直る
「俺からもお願いします、彼らの仲間の奪還と罪人の捕縛に協力したいんです」




