1/3
プロローグ
日曜日が嫌いだ。
それは平凡なサラリーマンの比較的多くの人が思っていることかもしれない。
平日にはあれだけ待ち望んでいた休日のはずなのに、何がしたくて望んでいた休みなのかも思い出せない。
おれなんか典型的な仕事嫌い人間で、明日が来るのが憂鬱。
前まではツレとよく麻雀したり、飲みに行ってたが、あいつら結婚してから一気に付き合い悪くなりやがって。
金があればキャバクラにでも行くところなんだけどな。
今日も競馬負けたし…
テレビでは今注目されている野球選手の幼少時代から行って来た努力が壮絶だと取り上げられている。
才能って羨ましいよな。
頑張れば頑張るだけ成果が出るならそりゃ努力も楽しいだろ。
もはや、最近ではそいつらのことを羨ましいとも思わない。
そもそもおれには何もやる気がないからだ。
羨ましいと思うことがあるとすれば、こういうやつらは女に困ったりもしないんだろうな、ということくらいか。
…悲しくなるからこれ以上考えるのはよそう。
「まだ17時か」
昼から寝巻きのまま発泡酒を飲んでいたが、まだ明日が来るまでには時間がある。
今からパチンコでも行くかな。




