第二章用語解説
第二章に登場する呪文や固有名詞の解説です。備忘録としてご利用ください。基本的に第二章で描写された内容のまとめなので、第三章以降のネタバレはありません。
■人物・団体・種族
【クラテス】
フィオナの紹介で有理の治療にあたっている医師。
王家の血を引いていて、その証として銀色の頭髪を持つ。
王位を辞退した先代国王の『兄』の孫を自称している。
フィオナの母親のアルテミシアの弟でもあり、フィオナから見て叔父にあたる。
【先代国王とその兄弟】
現国王ヴァシリオスの前に王位に付いていた人物と、その兄弟。
クラテスは『兄』が弟に王位を譲って大領地を手に入れたと言い、フィオナは兄が王位を継いで『弟』に領地を与えたと語っている。
齟齬の原因は現時点では不明。
【アルテミシア】
女大領主。王弟ゼノビオスの妻にしてフィオナの母。
娘であるフィオナとは徹底的なまでに反りが合わない。
身勝手な性格で、お気に入りの時計塔を破壊したユーリに理不尽な怒りを抱く。
――とされていたが、弟のクラテス曰く、ユーリへの興味は女神の力を授けられているからとのこと。
先代国王の兄弟に与えられた大領地を継承し、自治権を盾に戦争に関わらず、海上貿易で富を築き上げてきた。
王国が全ての隣国と戦争状態になったとき、国王ヴァシリオスからから支援要請を受け、王位継承権保持者との結婚と子供への王位継承権付与を条件に了承。王弟ゼノビオスと婚姻を結び、フィオナを産んだ。
ところが、結婚と出産の時期が合わず、フィオナは別の人物との間の子供ではと考えられている。フィオナとゼノビオスもこのことを把握済み。
【ペトルス】
王都に駐在している、エクスマキナ議会国の大使。
機械仕掛けの片眼鏡を掛けた小兵の男。
■地名
【鉱山町】
ガラスの廃墟に存在する、ガラス採掘産業の従事者が暮らす町。
住居、料理屋、雑貨屋、療養所、酒屋など必要なものはなんでも揃っている。
採掘エリアはガラスの街の東半分を締め、東側を第一鉱区と呼び、そこから反時計回りに第二鉱区、第三鉱区、第四鉱区と振り分けられる。
【エクスマキナ議会国】
アステリア王国から見て北方に位置する隣国。
魔力ではなく機械を重んじる国。高度な機械技術を持つ。
■アイテム
【魔法力強化装置】
脳髄に埋め込むことで、より上位の魔力運用を可能とする装置。
サイズ的な問題で人間には使用できず、大型生物に埋め込んで使い捨ての動物兵器にするのが関の山。
ペトルス曰く外国にも輸出されている製品。
有理が戦った
六脚地竜、
雲海蜘蛛、
灼熱兜
の三体にも同じものが埋め込まれていた。
■動植物
【玻璃喰蛇】
第二級危険生物。王国で最悪の害獣とも称される。
重要産業であるガラス産業に損害を与えるため、最悪と呼ばれている。
この名称は王国が与えた便宜的なもの。正式名称の有無は不明。
最近になって存在が報告され始めたので、目撃例そのものが希少。
ガラスの廃墟に穴を開け、人間を捕食するとされている。
外見は蛇のようで、全長は十メートル以上、胴体の直径は一メートル近い。
【灼熱兜】
玻璃喰蛇の正体。
蜥蜴族諸王国連合の鉄脚国領内の砂漠地帯に生息する。
火属性で頭部の甲殻を赤熱させ、土属性で砂の融点に干渉することで、
砂を融かしながら地中を『泳ぐ』ことができる。
鉱山町に現れた個体は、融解させた地面を体内に取り込んで、
ウォーターカッターのように放出させることが可能だった。
■魔法
【風よ、駆け抜けろ】 属性:風
currite(走れ)+venti(風よ)
突風に乗って移動する高速移動魔法。
自身の移動だけでなく、物体を飛ばして攻撃することもできる。
【歪み、曲がれ】 属性:光
flecte(曲がれ)
空間を曲げるかのように攻撃を逸らす防御魔法。
体当たりなどの直接打撃も逸らすことができるが、ダメージは与えられない。
【咲き乱れよ、石華の茨】
flore(咲け)+rosa(薔薇)+lapidis(石の)
無数の石の棘が地面を割って出現し、地表にいる者を串刺しにする。
■その他
【シロトリの燻製ランチ】
鉱山町の料理店の名物メニュー。




