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……フィクションのつもりで書いたら実在した
「どうして死んだんですか?」
「いや、それが……」
「それが?」
「身体から、きのこが生えて」
「え?」
ぎょっとした面接官に、天使候補が語る。
「よく、咳が出るなぁと、思っていたんですけどね、ある日、咳をしたら、咳にきのこが」
「え」
「肺をやられたみたいで、もう、どうしようもなくて、血ときのこを吐きながら死にました」
「そんな、ことが……?」
「免疫力が、低下していたみたいですね」
苦笑いを浮かべて、天使候補は呟いた。
「せめて吐いたのが花だったら、可愛げも救いようもあったんですけどねぇ」
m(__)m




