236/382
229
にーにーきゅー
「どうして、死ぬことに?」
「……出血多量で」
どこか言いにくそうに、天使候補は答えた。
「大怪我ですか?」
「いえ……」
言いよどんだあとで、天使候補がぼそりと言う。
「鼻血で」
「え?」
「鼻血が止まらなくて、それで、死にました」
言って、天使候補は顔を覆う。
「ええと……鼻血って」
ためらいつつも、面接官は問い掛けた。
「顔を、ぶつけでも?それとも、誰かに殴られて?」
「いえ、あの……」
なんと言って良いやら……と、天使候補がうつむく。
「にんにくの、食べ過ぎで……」
m(__)m




