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ツマラナイ

メアリーに連れられて30分、部品があると思われるポストまでたどり着く。

廃墟や地図に表示されていない使われていないポストの場所に連れていかれるのかと思いきやちゃんと今も使われているものだった。

このA市では珍しい昔ながらの円筒状のポスト、ところどころペンキがはがれて入るが郵便物の回収時間などが書かれたラミネートされた紙が近くに貼られている。その足元にはいつのものか分からない枯れてしまった花束がおかれている。

さて、蛇が出るか鬼が出るか、内心おびえながら近づく。しかし、特に何か起きることもなかった。

少し拍子抜けに思いながらも、ポストを調べてみると郵便屋が郵便物を取り出す用の扉から何かはみ出ていることに気が付いた。


「これは・・・毛?」


確認してみるとどうもかぎはかかっていないらしく普通に開き、毛の塊が出てくる。

よく見ると人形用なのか、小さい金髪のかつらだ。

そういえば、こっくりさんもポストに髪の毛があると言っていた気もする。

まさか予想通り電話ボックスの件が例外なだけで普通に落ちている感じか。そもそもメリーさんの電話に他の噂や怪異がかかわっていること自体がおかしい。

しかい、ここまで簡単に手に入るのだったらメアリーに頼まず自分で探しても大丈夫だっただろうか? まぁ、ほかのメンバーもそこまで苦労はしないだろうし、このままどこか遊びにでも・・・



「なら、私と遊びましょ?」



「え?」


突然声が聞こえて振り返るとそこには■■■■■■■■■

■■■■■■■■


・・・

・・


メアリーに連れられて30分、部品があると思われるポストまでたどり着く。

廃墟や地図に表示されていない使われていないポストの場所に連れていかれるのかと思いきやちゃんと今も使われているものだった。

このA市では珍しい昔ながらの円筒状のポスト、ところどころペンキがはがれて入るが郵便物の回収時間などが書かれたラミネートされた紙が近くに貼られている。その足元にはいつのものか分からない枯れてしまった花束がおかれている。


「いや、待て待て待て待て!」


これデジャブというか『―いや、やっぱり気のせいだきっと何かと見間違えたのだろう。―』

何故かメアリーがきょろきょろと周りを見回しているが、何かあったのだろうか。


『strange』


?英語わからない・・・単語で会話してくれるからいいけれどちょっとは勉強したほうがいいかな。

さて、俺の考えが正しければ特に怪異とかはないと思うんだけれど・・・なんでだろう、少し空気が重く感じる。

気のせいだと思いながらポストに触れると、どこからか歌が聞こえ始めた。


ゆうびんやさん おはようさん

てがみがにじゅうまいおちました

ひろってあげましょ

いちまい にまい ーー

ありがとさん


歌が終わると同時にひらひらと紙が空から落ちてくるのが見える。一枚捕まえてみると、何の変哲もない茶色の封筒で、住所などがしっかりと書かれた何の変哲もないものだった。


え、これ拾わなきゃいけないの?


特にホラー要素ってわけじゃない

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